不登校になると塾に通うこともできない中学生も多いものですが、私はムリに通わせなくてもオンライン家庭教師や中学生の通信教育での勉強がおすすめと思っています。
たぶん不登校になるということは「人」に会うことができないはずです。子供のメンタルの部分を考えてみると学習塾に通うことはかなり苦痛になるので、自宅で勉強できたほうが頭にもよく入るものです。
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不登校の中学生にオンライン家庭教師や通信教材が有効な理由
不登校の中学生がもっとも嫌がるのが「対人」で、さらに放っておくと二次障害として「勉強嫌い」になってしまいます。こうなると子供の将来に大きく影響してきますので、早く手を打たないとダメなんですね。
私も塾講師をやっていたころは、通っていた子供がいきなり不登校になって学習塾に来ることができなくなった子供がいました。こうなると親や私などがいくら口を出したところで、まったく見向きをしなくなってしまいます。
この厚生労働省の画面を見てください。
参考:厚生労働省「不登校 / 登校拒否」より
不登校の原因は学校に起因するもの(友人関係、教師との関係、学業不振など)が多く、近年の推移では原因がいくつも存在している「複合」が増加しています。
この事からも分かるように、不登校になってしまう原因でもっとも多いのは「対人関係」なんですね。学業不振という理由も書いてありますが、実際に私が目の当たりにしてきた子供は全員が「対人関係」によることが理由でした。
すでに不登校になった時点で少なくとも「人間不信」に陥っている場合が多く、学校がムリなら学習塾など人が集まるところにも行けなくなっています。残念ですが家族への信頼もかなり薄くなっているといった場合も多いです。
そんな不登校の子供にいちばん必要なのは「気持ちの変化」です。
周りがいくら声を掛けても動こうとしないのは子供のメンタルが変わらないためで、それを変えるには子供自身が考えて変化させていくしかありません。そんな子供に対してメンタルを変えようと試みてもまずムリです。
学習塾には通えない‥でも心のよりどころは欲しい‥。
こういう心境になっていますので、ムリに学習塾などへ通わせようとするよりも自宅で勉強に集中させたほうが子供自身のメンタル変化に対してもプラスに働くようになります。
しかし不謹慎な意味ではなく、この状況はある意味チャンスです。
不登校になったことで心のよりどころとして勉強に打ち込んだ結果、今では偏差値の高い立派な大人になって社会の第一線で活躍しているという事例はとても多いものです。
不登校の中学生にすすめたいオンライン家庭教師
子供が不登校になったときは、親がどのように動いていくか?ということが子供の将来を左右するもっとも重要な部分になります。私の経験からも間違いなく言えることです。
そこで私がすすめたい中学生の通信教育が、オンライン家庭教師や通信教材です。
学習塾に通えないので家庭教師を考えることが多いものですが、実際には家庭教師も「人」と会うことになるので上手くいかないんですね。どうしても子供が拒否してしまって講師と会うことができないと思います。
これが不登校の中学生にとって「オンライン家庭教師が有効な勉強方法」という理由です。私も過去にそういう状況に出会ってきましたが、オンライン家庭教師を経験することで人にも慣れることができ成績もグンッと上がった子供を多く見ました。
ただしオンライン家庭教師といっても闇雲に選ぶのではなく、不登校についてしっかりと勉強をしているところじゃないと片手落ちなんですね。
家庭教師ならどこでも同じと思っていざ始めてみると、不登校の子供が抱えている悩みやメンタルを理解しないまま「詰め込み」の教育を受けてしまうためまず続かないはずです。
それを防ぐためにも不登校に対してしっかりとした勉強を行っていて、きちんとした知識を持っている家庭教師を利用するべきなんです。
たとえばこのような家庭教師がおすすめです。
これは「インターネット家庭教師Netty」というオンライン家庭教師ですが、このように不登校コースなどが設けてあるところを選ぶことが大切です。
このネッティの説明にも「先生と直接顔を合わせる必要がないので‥」と書かれているのがわかると思いますが、不登校の子供にはこういった細かい配慮がとても大切になります。
ぜひこのようなオンライン家庭教師を選ぶようにしてください。
不登校の中学生にすすめたい中学生の通信教育
また不登校の子供に対してもう1つの勉強方法というのが、こちらをご覧ください。
参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援について」より
これは文部科学省が制定している不登校児への支援対策ですが、「自宅で勉強をすることによって学校を出席扱いにできる」という効率の良い支援策です。
全国であまりにも不登校児が多いため、文部科学省も将来を担う世代への救済案としてこのような政策を打ち出して対応をしています。
不登校の子供に自宅で勉強をさせるメリットについてはお伝えしたとおりですが、通信教材を使うことによってさらに「学校が出席扱いになる」というプラスがあるのでおすすめな方法になります。
そして、中学生の通信教育って一体なにを使ったらいいのか?
ということになりますが、この施策には基準が設けられており「一定の勉強ができるための基準をクリアした中学生の通信教育」であることが必要になります。
そこで私がすすめたいのがこちら。
「通信教育すらら」というネット教材で、この文部科学省の施策基準をクリアしている中学生の通信教育です。このように基準をクリアしている中学生の通信教育を選ばなければ、この施策を利用することはできません。
このようなことからも分かります。
ほかにもこの施策を利用するための手続きがありますが、この通信教材すららのホームページにも詳しく手順が説明されていますので参考にしてみてください。
不登校の中学生には「オンライン家庭教師」か「通信教育」
私がこの2つの勉強方法についてお伝えする理由が何となくでも見えたでしょうか?
塾講師をしていたときに不登校になった子供も何人かいましたが、まずムリをして学習塾へ行かせることは避けてくださいとお伝えしていました。
子供が不登校になると親のほうがビックリして慌ててしまい、子供のメンタルなどを考えないまま塾に行かせようとするため私も止めていたんですね。そんなことをしてもまず動くことはないし、さらに心を塞いでしまう原因にもなるからです。
対人関係に「行き詰り」を改善させるためには、自然にそっちの方向へ持って行くことが何よりも大切です。
そのためには直接的に人と会うのではなく、心のよりどころとしてもオンライン家庭教師などを利用して少しずつ「人」に慣らしていきながら勉強にも集中していける環境が重要です。
私の経験から見ても、オンライン家庭教師などを始めると子供は心のよりどころが見つかるため勉強に集中するようになるはずです。本当は家に居たいのではなく、学校で勉強がしたいんです。
そんな不登校になる心理をしっかりと考えて、勉強・対人関係の両方において子供の将来が広がっていくよう正しい道へと親が連れていってあげてください。