中学生がいくら勉強をしても結果が出ない場合は、何らかの問題があるはずです。
結果の出る子供と結果の出ない子供、いったいどこが違うのでしょうか。
ここでは、
- 勉強をしても結果の出ない中学生のポイント。
- 結果を出すために必要な勉強方法。
などについて塾講師をしてきた経験から詳しくお話ししていこうと思います。
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勉強をしても結果の出ない中学生のポイント
勉強をしても結果が出ないときには、つぎの3つのポイントを疑ってみてください。
- 問題集ばかりを与えている。
- 基礎の解消につながっていない。
- しっかりと定着をできていない。
この3つのポイントについて詳しくお話しします。
問題集ばかりを与えている
まずもっともやりがちな勉強方法が「問題集」によるものです。
問題集をたくさん与えていれば勉強ができたつもり、になる家庭はけっこう多いのですがこれがそもそもの間違いかもしれません。
こんなふうにお考えになってみてください。
問題集をこなしていて、もし分からない問題があればどうすると思いますか?
この答えは「飛ばす」だけなんです。
それは当然のことで、解くことができないから大人でも飛ばすしかありません。
そこに必要なのは答えではなく、問題を解くための「方法」なんです。
したがって問題と答えだけ掲載されている問題集だけを与えていても、一向に成績が上がらないのはしごく自然なこととしてお考えになっておいた方がいいです。
基礎の解消につながっていない
先ほど「問題集」について触れましたが、問題集の欠点は基礎の理解につながらないことです。
問題集というのは基礎を理解した上で、さらにその知識を定着させるための教材。
したがって結果を出すためには問題集を与える前に、まず「基礎を理解するための何か」が中学生の勉強には必要というわけです。
ここまではお分かりいただけると思います。
では何を与えればいいのか?
この答えは「参考書」「学校の教科書」なんですね。
つまり基礎を理解するために必要な”解説”が書かれていることが重要で、そこには問題を解くための方法がきちんと書かれているからなんです。
したがって基礎を理解できる参考書や教科書といった類のものを子供に与えて、さらに理解をした上で問題集によって定着を図るという順番が正しい流れになります。
それをわかりやすくしているのが「学校の授業」というわけです。
しっかりと定着をできていない
ここまでに基礎の理解~定着までの流れについてお話ししてきました。
この順番が逆になってしまうと結果の出ない勉強方法になってしまうので、くれぐれも正しい順番で勉強に取り組ませてあげてください。
しかしいくら正しい順番で勉強に取り組んだとしても、一向に結果が出ないことがあります。
いったいこれは何ででしょうか?
基礎の理解がたやすく出来れば悩むこともないのですが、結果が出ない中学生が多いということはそれだけ基礎を理解するということは大変な作業なんです。
参考書や教科書だけでは理解し切れない、というのは学校に授業があることからも分かります。
最近では学習塾でも”動画授業”という形で週末の塾がない日などに自宅で授業を見られるように工夫されていますが、もし塾を選ぶのであれば本当に基礎を理解できる”動画授業”で過去の授業をしっかりと見るのがおすすめです。
ただしすでに塾に通っているという場合であればそもそも動画授業の発祥は通信教育ですので、ネット教材を使った自宅学習を取り入れられることをおすすめします。
ぜひ私がピックアップした動画授業搭載の通信教育をチェックなさってみてください。
まとめ
いくら勉強をしても結果の出ない中学生の対処方法についてまとめました。
私の経験からいえば、お話しした3つのポイントがとくに重要だと思っています。
- 問題集ばかりを与えてしまっている。
- 基礎の理解が出来ていない。
- 定着がしっかりとできていない。
この3つがしっかりと出来るようになれば、おのずと成績も違ってくるはずです。
結果の出る子供というのはこの順番を正しく、さらにそれぞれをきちんとやった結果でもあります。
なかなか子供だけでは分かりづらい部分ですので、ぜひ親の方が率先してベストな教材などを与えてあげて結果の出る体制作りをなさってみてください。
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