発達障害などによって不登校でも、学校が出席扱いになる文科省の施策をご存知ですか?
しかしそれを活用するには、自宅で「定められた通信教育」を使う必要があります。
そんな文科省が平成17年に発表した施策について、ちょっと見ていこうと思います。
不登校でも中学校を出席扱いになる施策って?
もし子供が何らかの理由で不登校であれば、将来のためにも知っておくといい施策です。
平成17年7月に発表となった施策で‥
参考:文部科学省HP「不登校児童生徒への支援について」より抜粋
発達障害などで不登校でも、自宅で勉強することで学校を出席扱いになるというものです。しかし不登校といっても理由がきちんとしていないとダメで、誰でもOKではありませんので確認が必要です。
勉強についてもただ闇雲にやればいいというわけではなく、定められた教材を使うことで出席扱いとなります。学校でいうところの「教科書」といったイメージと捉えるといいかと思います。
これが指すものは、いわゆるインターネットなどを使った通信教育なんですね。通信ができていればいいのでインターネットばかりではなく、郵送などを使った通信教育でも大丈夫です。
ただ通信教育なら何でもいいかといえば、そうでもないんです。
きちんと基準をクリアした教材が必要で、学校からの許可が得られるものじゃないといけません。まずは基準をクリアしている教材を見つけて、それを学校に確認してみるという手順を踏まえることが大切です。
闇雲の勉強ではなく基準をクリアした通信教育が必要
そんな施策の基準をクリアしている教材って、いったいどうやって探せばいいの?と思いますよね。
私もその辺について考えてみましたが、文科省が一覧表などで公表しているわけでもないんですね。(もしそんなのがあれば選ぶときの判断基準になるのですが‥)
ということで、私も片っ端から通信教育を調べてみたんです。
ホームページを見てみるのはもちろん、中には会社にまで問い合わせてみました。
そして1件だけ、確実に施策基準をクリアしている通信教育を見つけたんですね。
その通信教育というのが‥
この文部科学大臣賞を受賞している「通信教育すらら」なんです。
でも文科省が認めているということは、もしこの教材でダメだったらおかしいですよね?
そこでこの教材を運営している「株式会社すららネット」に詳しく聞いてみたところ、間違いなく基準をクリアしていて出席扱いとして許可が下りる教材とのこと。
ホームページを見てみると‥
その辺のことが、きちんと掲載されているんですね。文部科学大臣賞を受賞している教材なだけあって、そんな施策にもしっかりと対応しているようです。
その施策についてほかにも‥
このように、6つの項目で詳しいことが掲載されています。
私も読んでみましたが、どんなふうに動けばいいのか?などを確認できます。もし興味があれば、ホームページでご覧になってみてください。
これからは発達障害などで不登校でも「個」を認められる時代
今回の文科省の施策は、「個」が認められる時代の始まりだと感じます。
これまでは病気として世間から外れた扱いをされてきましたが、やっとそんなちっぽけでつまらない考え方から抜け出して「命」の尊さが考えられるようになってきました。
私がいた塾でも、発達障害などで不登校の親からの相談が増えていました。
しかし塾によっては、とくに障害を持つ子供を扱いきれないのが実態なんですね。
障害の子供が塾に通えるように国も政策を打ち出していますが、いまの時点では塾側もそんな資格をとるまでには至ってないというか追いついていないんです。
もしなにかあってもいけないので、まずは資格をとることが先決なんです。
そんなこともあって、障害のある子供を抱える家庭では‥
塾に通いたいけど受け入れてもらえない‥
ということが起きて深刻に悩んでいらっしゃるんです。
また障害があることで、学校はもとより、塾にさえ通うことができなくて悩んでいるといった家庭もかなり多いかと思います。
しかしこの度の施策では、その問題を解決することができそうです。
- そのためには、まず基準をクリアした通信教育を見つけること。
- そして学校側に、その教材でOKかどうか確認を取ること。
この手順を踏んで、ぜひ子供のためにも動いてみてください。
私はそんな家庭にとって、この施策をけっこう見逃せない大きなチャンスだと思っています。
私も塾にいたことで、こういう教育に対する国の施策を知ることができました。
国がそういった方向で動いているのはなんとなく雰囲気でわかると思いますが、一般の方がこういう具体的な施策までを知る機会は少ないと思います。
学校でさえ周知しきれていないので、一般の方なら当然ですよね。
私も中学生に役立つ通信教育を追求しながら、こういった国の動きなどにも目を光らせてみなさんに伝えていこうと思っています。これは!と思えるような情報が入ってくれば記事にしていきますので、また覗いてみてください。
ちなみに「通信教育すらら」については、私も体験して確かめています。
そのときの様子もまとめていますので、よければ参考にしてみてください。
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