こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「中学生におすすめの英検面接対策が知りたい!」という疑問にお答えします。
次のような家庭へおすすめの内容です。
- 中学生が英検面接で緊張してしまう
- 英語の発音やリスニング力を強化したい
- 質問に的確に答えられるようにしたい
- 英検面接で自己紹介や質問に対する返答が不安
英検面接は中学生にとって大きな挑戦となる試験のひとつ。英語のリスニング力やスピーキング力を問われるため日頃からの準備が不可欠です。
しかし、どのように対策を進めれば良いのか悩む親御さんも多いことでしょう。
本記事では、中学生が英検面接を突破するための超重要ポイントを詳しく解説します。これらのポイントを押さえて、中学生が英検面接に自信を持って挑めるようサポートしましょう!
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英検面接で出題される具体的な流れと質問
英検面接(3級以上)の具体的な流れ
英検面接の基本的な流れと、私からのワンポイントアドバイスです。
入室
受付を済ませたら控え室で待機します。
自分の番がきたら係員の指示に従い、Hello. などと挨拶して入室しましょう。
面接カードを渡す
面接委員とのやりとりは、すべて英語で行われます。
「面接カード」を渡すよう指示されるので、Here you are. と言って差し出しましょう。
着席
面接委員の指示に従って着席します。
氏名・級の確認、挨拶
面接委員に名前を尋ねられます。My name is …. と明瞭に答えましょう。
問題カードを受け取る
パッセージとイラストが印刷された「問題カード」を、面接委員から渡されます。
パッセージの黙読(20秒)
面接委員の指示に従って、パッセージを黙読します。
パッセージの音読
面接委員の指示に従い、パッセージの音読を始めます。
パッセージについての質問
音読したパッセージの内容について質問されます。
イラストについての質問
「問題カード」のイラストにかかれた人・物に関する質問をされます。
問題カードを裏返す
面接委員の指示に従って、「問題カード」を裏返し机の上に置きます。
受験者自身の意見などを問う質問
受験者自身の意見などを問う質問がされます。
問題カードを面接委員に返す
面接委員から、「問題カード」を返すよう言われます。
退室
挨拶をして退室します。
以上が一般的な英検面接の流れと中学生へのワンポイントアドバイスです。この流れを理解し、適切な英語表現を学び、模擬面接などで練習することが重要です。
英検面接(3級以上)の具体的な質問
各級ごとの英検面接試験の具体的な質問内容例を示します。
英検3級
- パッセージについての質問
「パッセージの中で、生徒たちはいつ図書館によく行きますか?」 - イラストについての質問
「イラストを見て、女性は本をどこに置くつもりですか?」 - 受験者自身の意見を問う質問
「あなたは来週末に何をしたいですか?」
英検準2級
- パッセージについての質問
「パッセージによると、なぜ医科大学は学生数を増やしているのですか?」 - イラストについての質問
「イラストを見て、彼女は本をどこに置くつもりですか?」 - 受験者自身の意見を問う質問
「あなたはどちらが好きですか、夏か冬か? なぜですか?」
英検2級
- パッセージについての質問
「パッセージによると、なぜ医科大学は学生数を増やしているのですか?」 - イラストについての質問
「イラストを見て、彼女は本をどこに置くつもりですか?」 - 受験者自身の意見を問う質問
「あなたはどちらが好きですか、夏か冬か? なぜですか?」
英検準1級
- 自由会話
出身地、仕事、趣味などについての簡単な日常会話。 - ナレーション
与えられた4コマのイラストに2分間でナレーションをつける。 - 受験者自身の意見が問われる質問
「動物を使って薬や化粧品を作るための実験をすることについてどう思いますか?」
英検1級
- 自由会話
出身地、仕事、趣味などについての簡単な日常会話。 - ナレーション
与えられた4コマのイラストに2分間でナレーションをつける。 - 受験者自身の意見が問われる質問
「動物を使って薬や化粧品を作るための実験をすることについてどう思いますか?」
これらは一部の例であり、実際の試験ではさまざまな質問が出題されます。それぞれの級に対する対策をしっかりと行い、自信を持って試験に臨んでください。
中学生が英検面接を突破するための超重要ポイント
セクション | 内容 |
ロールプレイの練習 |
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録音と再生 |
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ニュース記事の読み上げ |
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質問への即座の反応 |
|
ロールプレイの練習
ロールプレイは、実際の面接状況をシミュレートするための非常に効果的な手法です。
具体的な状況を想定し、それに対する対話を練習することで中学生は、
自然な会話力を身につけることができます。
例えば、「友達と映画について話す」という状況を想定した場合、以下のような対話を練習できます。
- 自分: 「昨日、新しいスパイダーマンの映画を見たよ。」
- 友達: 「それは面白かった?」
- 自分: 「とても面白かったよ。特に、アクションシーンが素晴らしかった。」
また、「先生に週末の予定を説明する」という状況では、以下のような対話を練習できます。
- 自分: 「この週末、家族と一緒にピクニックに行く予定です。」
- 先生: 「それは楽しそうですね。どこに行くのですか?」
- 自分: 「近くの公園に行く予定です。」
これらのロールプレイを繰り返すことで、中学生は自然な英会話力を身につけることが期待できます。また様々な状況を想定することで、幅広いトピックに対応できるようになります。
録音と再生
自分の英語の発音を録音し、それを再生して聞くことで、自分の発音や
イントネーションに気付くことができます。
これにより、自己改善のためのフィードバックを得ることができます。
録音と再生による英語学習の手順
- 録音装置の準備
スマートフォンやパソコンに内蔵されているマイクを使用するか、外部マイクを接続します。また、録音アプリケーションをインストールします。多くのスマートフォンには、基本的な録音アプリケーションがプリインストールされています。 - 録音の実施
英語の文章を読み上げ、その音声を録音します。このとき、自然なスピードとイントネーションで読むように心掛けます。 - 録音の再生と分析
録音した音声を再生し、自分の発音やイントネーションをチェックします。特に、母音や子音の発音、語尾の発音、強弱やリズムなどに注意を払います。 - フィードバックの活用
録音を聞きながら、自分の発音やイントネーションに問題があると感じた部分をメモします。それらの部分を重点的に練習します。 - 繰り返しの練習
上記の手順を定期的に繰り返します。毎日少しずつ練習することで、徐々に改善が見られると思います。
録音と再生による英語学習の効果
録音と再生による英語学習は、以下のような効果があります。
- 自己認識の向上
自分の発音やイントネーションを客観的に聞くことで自己認識が向上します。これにより自分の英語の弱点を明確に把握することができます。 - 発音の改善
録音を聞きながら自分の発音の問題点を特定し、それを改善するための練習を行うことができます。 - リズムとイントネーションの理解
英語はリズムとイントネーションが重要な役割を果たします。録音と再生を通じて、これらの要素を理解し、自然な英語のリズムとイントネーションを身につけることができます。
以上が、録音と再生による英語学習の具体的な手順とその効果です。これらの手順を実践することで、中学生が英検面接の成功に向けて大きな一歩を踏み出すことができます。
ニュース記事の読み上げ
英語のニュース記事を読み上げることで、自然な英語のリズムとイントネーションを身につけることができます。また、新しい語彙や表現を学ぶのにも役立ちます。
ニュース記事の読み上げによる英語学習の手順
- 適切なニュース記事の選択
英語のニュース記事を読むためには、まず適切な記事を選ぶことが重要。自分の興味のあるトピックの記事を選ぶと、学習のモチベーションが上がります。また、自分の英語レベルに合った記事を選ぶことも大切です。 - 記事の読み上げ
選んだ記事を高声で読み上げます。このとき自然なスピードとイントネーションで読むように心掛けます。また知らない単語や表現があれば、それを調べて覚えるようにします。 - 録音と再生
自分の読み上げを録音し、それを再生して聞きます。これにより自己改善のためのフィードバックを得ることができます。 - 繰り返しの練習
上記の手順を定期的に繰り返します。毎日少しずつ練習することで、徐々に改善が見られるでしょう。
ニュース記事の読み上げによる英語学習の効果
ニュース記事の読み上げによる英語学習は、以下のような効果があります。
- 自然な英語のリズムとイントネーションの習得
ニュース記事は、一般的に自然な英語のリズムとイントネーションで書かれています。そのため記事を読み上げることで、これらを身につけることができます。 - 新しい語彙や表現の学習
ニュース記事は、様々なトピックについて幅広くカバーしています。そのため記事を読むことで新しい語彙や表現を学ぶことができます。 - リーディングスキルの向上
ニュース記事を読むことで、英語のリーディングスキルも同時に向上します。特に、長い文章を読む練習になります。
以上が、ニュース記事の読み上げによる英語学習の具体的な手順とその効果です。これらの手順を実践することで、英検面接の成功に向けて大きな一歩を踏み出すことができます。
質問への即座の反応
面接官からの質問に対して、迅速に反応できるようにすることも重要です。これは、英語を思考する速度を上げるための練習が必要です。
- リスニングスキルの強化
日常的な英語の会話や音声教材を聞くことで耳を慣らし、質問を理解する能力を向上させます。 - 思考スキルの強化
自分自身に英語で質問を投げかけ、可能な限り迅速に答えるという練習を行うことで、英語での思考速度を上げます。 - 豊富な語彙力と適切な文法知識
定期的な英語の読書や、新しい単語や表現を学ぶことで語彙力と文法知識を強化します。 - 自然な英語表現
英語のネイティブスピーカーや教師からフィードバックを得ることで、自分の回答が自然で流暢な英語であることを確認します。
これらのスキルを磨くことで、中学生は英検面接で高いパフォーマンスを発揮することができます。
中学生におすすめ英検面接にベストな勉強方法
中学生の英検面接にベストな勉強方法として私は「オンライン英会話全般」「英検ネットドリル」の2ついずれかをおすすめします。以下にその理由と具体的な活用方法を説明します。
オンライン英会話全般
英検対策のあるオンライン英会話を選べば、かなり実践に役立つレッスンができます。即効性のある英検面接対策としてかなりおすすめです。
実践的なスキルの習得
オンライン英会話では、実際の会話を通じて英語を学ぶことが可能。これにより英検面接で必要となる「話す力」を直接鍛えることができます。
英検面接では英語の文法や語彙だけでなく、自然な会話力が求められます。
オンライン英会話を通じてネイティブスピーカーとの実際の会話を経験することで、英検面接に必要となる自然な英語の表現や、リアルタイムでのコミュニケーション能力を身につけることが期待できます。
フレキシブルな学習時間
オンライン英会話は自宅や学校、移動中など、場所を選ばずに学習することができます。
また、自分の都合に合わせてレッスンの時間を設定することができるため、学校の授業や部活動と並行して学習を進めることが可能。
これにより学習時間を効率的に活用し、中学生の英検面接対策を十分に行うことができます。
多様な教材
オンライン英会話では一般的な会話だけでなく、さまざまなシチュエーションに対応した教材を利用することができます。これにより、英検面接で求められる多様な表現力を身につけることが期待できます。
多様な教材を通じて幅広いトピックに対する理解を深めることは、英検面接対策にとって非常に有益です。
✅ 私のおすすめはこちら。
→ 【元塾講師が選ぶ】中学生オンライン英会話おすすめランキング10選!
英検ネットドリル
私も実際に利用しましたが、ネット教材で2次面接対策までできる極めて珍しい数少ないシステム。しかも旺文社の教材で構成されているので間違いなくおすすめです。
英検対策に特化
英検ネットドリルはデジタル式の教材ですが、なんと1次筆記対策のみならず、バーチャル試験官による2次面接対策(AB問題あり)も取り組めるため極めておすすめ。
英検ネットドリルは英検の1時筆記・2次面接ともに、出題範囲に特化した問題を提供。これにより、効率的に英検の学習を進めることができます。
英検面接では英語文法や語彙、そして会話力が一体となった能力が求められます。英検ネットドリルを利用することで、中学生がこれらのスキルをバランス良く習得することが期待できます。
自己学習の進捗管理
英検ネットドリルでは、自分の学習進捗を確認することが可能。これにより自分の弱点を把握し、それに対する学習を重点的に行うことができます。
英検面接対策では自分の弱点を明確に把握し、それを克服することが重要。英検ネットドリルを利用することで「弱点チェック」により自分の弱みを明確に把握し、効果的な学習計画を立てることができます。
模擬試験の提供
英検ネットドリルでは、実際の英検と同じ形式の模擬試験を受けることができます。これにより、実際の試験に近い状況での対策を行うことができます。
英検面接では、時間管理やプレッシャーの下でのパフォーマンスが求められます。模擬試験を通じて、中学生がこれらのスキルを鍛えることができます。
✅ 私の詳しいレビューはこちら。
→ 中学生の通信教育「英検ネットドリル」の口コミレビューと使い方
中学生が英検面接で失敗しやすい10例と原因・対処法
問題点 | 原因 | 対処法 |
緊張して言葉が出てこない | 面接のプレッシャーや慣れない環境により、緊張してしまう。 | 面接練習を重ね、慣れることが重要。 |
発音が不明瞭 | 英語の音声に不慣れで、日本語のアクセントが残ってしまう。 | ネイティブスピーカーの音声を繰り返し聴き、自分の発音を録音して確認。 |
質問の内容が理解できない | 語彙力不足やリスニング力の不足。 | 日常的に英語を聞く環境を作り、リスニング力を鍛える。 |
質問に対する答えが的外れ | 質問の意図を誤解してしまう。 | 質問の主旨をしっかり理解する練習を行う。 |
沈黙が長い | 考え込んでしまい、すぐに答えが出てこない。 | 沈黙を恐れず、考える時間を持つことを面接官に伝える練習をする。 |
自己紹介が不自然 | 自己紹介の内容を覚えすぎてしまい、暗記したものをそのまま言ってしまう。 | 自己紹介は大まかな流れを頭に入れつつ、自然な言葉で話す練習をする。 |
面接官のジェスチャーや表情に惑わされる | 面接官の反応に過敏に反応してしまう。 | 面接官の表情に過剰に反応しないよう、視線を合わす練習をする。 |
時間配分がうまくいかない | 質問に対する答えが長すぎたり短すぎたりする。 | 答えを適切な長さにまとめるスキルを身につける。 |
話の内容が単調で興味を引かない | 面接の内容が平凡で、面接官の関心を引くことができない。 | 自分の興味や経験を交えて、面接官の興味を引くような話し方を練習する。 |
基本的なマナーや礼儀を忘れる | 緊張や焦りから、礼儀正しい態度を忘れてしまう。 | 面接前後の挨拶や態度を練習し、自然にできるようにする。 |
緊張して言葉が出てこない
- 原因: 面接のプレッシャーや慣れない環境により、緊張してしまう。
- 対処法: 面接練習を重ね、慣れることが重要。家族や友人と模擬面接を繰り返し、リラックスする方法を身につける。
発音が不明瞭
- 原因: 英語の音声に不慣れで、日本語のアクセントが残ってしまう。
- 対処法: ネイティブスピーカーの音声を繰り返し聴き、自分の発音を録音して確認する。また、発音練習アプリを活用する。
質問の内容が理解できない
- 原因: 語彙力不足やリスニング力の不足。
- 対処法: 日常的に英語を聞く環境を作り、リスニング力を鍛える。英検用の問題集で語彙力を強化する。
質問に対する答えが的外れ
- 原因: 質問の意図を誤解してしまう。
- 対処法: 質問の主旨をしっかり理解する練習を行う。模擬面接で様々な質問形式に慣れる。
沈黙が長い
- 原因: 考え込んでしまい、すぐに答えが出てこない。
- 対処法: 沈黙を恐れず、考える時間を持つことを面接官に伝える練習をする。短い返答でも良いので、まずは答える習慣をつける。
自己紹介が不自然
- 原因: 自己紹介の内容を覚えすぎてしまい、暗記したものをそのまま言ってしまう。
- 対処法: 自己紹介は大まかな流れを頭に入れつつ、自然な言葉で話す練習をする。
面接官のジェスチャーや表情に惑わされる
- 原因: 面接官の反応に過敏に反応してしまう。
- 対処法: 面接官の表情に過剰に反応しないよう、視線を合わす練習をする。自信を持って自分の答えを伝えることに集中する。
時間配分がうまくいかない
- 原因: 質問に対する答えが長すぎたり短すぎたりする。
- 対処法: 模擬面接で時間配分の練習を行い、答えを適切な長さにまとめるスキルを身につける。
話の内容が単調で興味を引かない
- 原因: 面接の内容が平凡で、面接官の関心を引くことができない。
- 対処法: 自分の興味や経験を交えて、面接官の興味を引くような話し方を練習する。
基本的なマナーや礼儀を忘れる
- 原因: 緊張や焦りから、礼儀正しい態度を忘れてしまう。
- 対処法: 面接前後の挨拶や態度を練習し、自然にできるようにする。家族や友人に面接官役をお願いして、礼儀を守る練習をする。
まとめ
中学生が英検面接で成功するための重要ポイントをお伝えしました。
面接の緊張や発音、質問への対応など、克服すべき課題を理解し、準備を重ねることが大切です。英検面接に臨む中学生とその家族にとって、これらのポイントが役立つことを願っています。