こんにちは元塾講師TSUTOMUです。今回は私が推奨する「発達障害の中学生におすすめのタブレット通信教育」についてご紹介します。
私が発達障害の中学生へこのように言及する理由は、昔から発達障害の子供たちと関わってきたため。
ある日のこと、仕事関係で仲のよかった人が「飲食店で障害のある子供が料理を運んで来たらどう思う?」と問いかけてきました。
私はじっくりとその場面を想像して、思い浮かんだのが料理を一生懸命に運んでくる子供の姿。
そこで私は「めっちゃ嬉しいですね!」と答えたところ意気投合して、それからというもの発達障害などのある子供たちと関わりを持つようになりました。
その延長線上で「発達障害コミュニケーション指導者」などの資格を取得したりしながら、同時に発達障害がある子供の勉強方法、またその家庭がもつ悩みなども考えるようになったのがキッカケ。
ちょっと前置きが長くなりましたが、このような理由で発達障害の勉強について言及しています。
今回ご紹介する勉強方法は「発達障害支援の専門家」および大学教授らが監修しており、また私も実際にしっかりと体験した結果かなりおすすめの勉強方法というのが結論。
もし毎日の家庭学習でお悩みであれば、きっと問題解消につながると思うので参考にしてみてください。
発達障害の中学生におすすめのタブレット通信教育
「通信教育すらら」
公式サイト:https://surala.jp/
私がおすすめするタブレット通信教育は「すらら」というネット教材。過去2012年に文部科学大臣賞の受賞歴があるネット教材です。
私がこの通信教育をすすめたい理由は、つぎのような特徴があるためです。
- 無学年制なので、学力に合わせ勉強させたい学年(単元)を選べる。
- アニメーション授業でわかりやすく理屈を解説している。
- 少しずつゆっくりと、質問による確認が行われながら授業が進んでいく。
- 大中小といった3段階のテスト機能があるので、ムリなく総まとめや記憶の確認ができる。
- 問題を解くごとにデータ化され、苦手分野が一覧表示されるので対策しやすい。
- すべてキャラクターで構成されているのが「楽しさ」を感じやすい。
このほかにも専用タブレットではなく自宅のタブレットを使うため、完全な非接触で勉強できるというのも安全安心な家庭学習としてメリットになります。
私もたくさんの通信教育を探りレビューなどを行ってきましたが、このように発達障害に焦点を当てた「専門的な通信教育」というのはほかに見当たりません。
ご紹介した「すすめたくなる特徴」について、さらに詳しくお話ししていきます。
無学年制
この通信教育が発達障害の中学生に、もっともおすすめと感じる特徴がこの「無学年制」という部分です。
私が発達障害の子供やその家庭に関わり始めてから、真っ先に頭に浮かんだのが「マッチング」でした。
発達障害があることで学力低下などが懸念される中において、果たして学校外学習というのはうまくマッチングしているのだろうか?という疑問。
そこで私もそのような家庭に話を伺ったりして詳しく調べてみたところ、案の定マッチングが上手くいっていない。学習塾に通わせようとしても障害があることで断られたり、家庭学習の教材もいまの学年に沿ったものしか契約できないなど。
確かに紙学習にしてもタブレット学習教材にしても異なる学年は契約できないというのが一般的です。つまり一般的な教材は「学年制」によって運営されているのが大きな原因というわけです。
この動画で「無学年制」のメリットがよくわかります。
このような問題をすべてクリアできるのが「無学年制」により勉強できるタブレット学習すららで、学習塾へ通わせる必要もなければ学年を気にする心配もない教材。
最近ではこのような無学年制による教材が少しずつ増えつつありますが、ただ無学年制というだけであって発達障害の専門家が監修している通信教育はこの「すらら」のみです。
したがって学力低下が見られる場合でもピッタリの家庭学習ができるため、発達障害がある場合はベストな選択になると私は強く感じています。
アニメーション授業
学校のように実際の講師が授業を行うよりもアニメーションによって解説されるほうが集中しやすいと思います。さらに専門家の監修により理屈をわかりやすく解説しているのも特徴です。
通信教育すららのアニメーション授業を見てもらえば良く分かると思いますが、ほかの通信教育とは教え方がかなり違っているのが「すらら」の大きな特徴です。
私もアニメーション授業における解説にはかなり工夫がされていると感じましたが、具体的に例を挙げてみると「解説の1文が短くまとめられている」という部分。
つまり1つの理屈を教えるのに長く話すといった解説ではなく、文章を区切りながら少しずつ説明をしていくというのがほかの通信教育にはない特徴。発達障害があることで理解が追い付かず頭がこんがらがってしまうような場面でも、わかりやすい解説により理解へつながりやすい授業です。
ここまで理解しやすい授業というのは、ほかのタブレット学習教材ではまずありません。
映像授業のある通信教育をいくつも探ってきましたが、どれをとってみても「長い説明」がデフォルトのように行われるので頭がこんがらがってしまいます。
この「わかりやすいアニメーション授業」というのも1つの大きな特徴であると私は感じました。
質問による確認
たとえば、時間があるときにでもこの授業をご覧になってみてください。
動画の55秒あたりから、すららの特徴「質問」について解説があります。
これが通信教育すららのアニメーション授業ですが、長く説明をするのではなく「少しだけ説明をして問題を解いてみる」という進み方なのが分かると思います。
発達障害があると「ちょっとずつ理解させる」という教え方が、理解につながりやすいもっとも効果的な方法です。タブレット学習すららの授業では少しずつ説明と確認を重ねていくため、自然と頭に入ってくるような進み方なのが特徴になります。
一般的なタブレット学習教材ではこのような授業の進み方ではなく、一度に長く説明をして、その後にたくさんの練習問題を解くという流れになっています。
長い説明を聞くという時点で、きっとその場から離れてしまうのではないでしょうか。
このあたりも発達障害の中学生にとって、すららの授業が理解につながりやすいポイントになると私は強く感じています。
3段階のテスト機能
子供の理解度をチェックするために欠かせないのが「テスト」ですが、どんなテストでも闇雲に取り組ませるというのはほぼ意味がありません。しっかりと子供の学習レベルや、我慢できる範囲のボリュームを考えることが大切です。
一般的なタブレット学習にもテスト機能というのは搭載されていますが、すべて統一された「1つのテストのみ」になるため発達障害の中学生にはあまり向きません。
タブレット学習すららのテスト機能は3種類(大中小)があるため学習レベルに合わせやすく、また長くテストを行うと我慢できず逃げてしまうという状況を回避することにもつながり一石二鳥です。
いちばん簡単な「小テスト」はほんの10問ほどの問題数なので毎日の日課としても取り組みやすく、テストに慣れてきたら中~大と少しずつテストレベルを上げていくことができます。
大テストになるとオンラインによる「全国実力テスト」といった内容になるので、これもまた子供にとって刺激になっていいのではないでしょうか。
タブレット学習すららでは、この「3種類のテスト機能」というのも発達障害の中学生におすすめといえる1つの特徴になります。
苦手分野が一覧表示される
通信教育すららに使用されるE-ラーニングシステムには、特許もとっている「つまずき防止機能」が搭載されています。
この「つまずき防止機能」によって問題を解くごとにその内容が蓄積され、データ化されたうえ一覧表によって勉強内容を客観的にチェックすることができます。
タブレット学習でよくある似たような機能では、間違った問題を見ることは出来ます。
しかし間違った問題をもう一度解かせてみるというのも、苦手対策として良い方法ではあります。しかしよく考えてみるとその分野の理屈がそれで本当に理解できるでしょうか?
1つの問題だけを解いても、その分野全体に共通する理屈までは理解できません。
つまりその分野全体の理屈を理解できていないからこそ間違ってしまう問題があるわけで、根本的なところを見直して吸収させないと結果的に全体を理解できないままで終わってしまいます。
タブレット学習すららのつまずき防止システムでは間違った問題ではなく「分野」が表示されます。
また足りていないスキルに対して、その「スキルを補うような問題」が出題されるのも特徴。
一覧表に間違った分野が表示されることで単発の問題だけではなく、その分野全体をもう一度勉強し直すことによって腑に落ちるといった苦手対策をできるのがすららの「つまずき防止システム」です。
私の説明がヘタで少しややこしかったと思いますが、すららのつまずき防止システムは問題の見直しだけではなくその先まで考えてある機能と私は感じています。
この優秀な機能というのも、苦手をなくすための効果的な特徴になります。
キャラクターで構成
タブレット学習すららはアニメーション授業で勉強できるのが特徴ですが、さらに学習画面全体がキャラクターで構成されているため「楽しさ」を感じやすいのも大きな特徴の1つです。
発達障害の特性というのはよくご存知だと思いますが、その中の1つに「飽きやすい」「興味がなければ見向きもしない」などを見受けられるのではないでしょうか。
私も発達障害について講習会などで勉強をしてきましたが、この特性はADHD・ASD・LDなどすべての障害に共通するもので多くの家庭ではこの特性によって「勉強に集中してくれない」「興味を持ってくれない」と感じていらっしゃるようです。
では逆に、もし子供が興味をもてる要素があればどうでしょうか。
子供が興味をもつために効果的なのが、私たちが子供時代に興味を持てたのと同じように「アニメーション」「イラスト」といった誰でも楽しい!と感じる要素です。
発達障害のマイナスと捉えられている「興味が持てなければ無視」という特性も、もし興味をもつことができれば形勢は逆転して「とことん集中する」といった方向へ変化するというのが自然な考え方であると私は考えます。
つまり興味が持てることによって「楽しさ」を感じられる要素。
これがタブレット学習すららのアニメーション授業であったり、全体を構成するキャラクターです。
このような完全にキャラクターで構成されるタブレット学習はほかにも通信教育デキタスなどありますが、いずれも健常児向けとして監修されているためおすすめできません。
発達障害の専門家を中心に監修されているタブレット学習すららは、このような勉強に集中するために重要なポイントの1つ「楽しさ」も特徴として備えているため私はおすすめしたいと感じました。
タブレット通信教育の発達障害におすすめといえる根拠
タブレット通信教育を闇雲に選んでも、発達障害の中学生にとっておすすめとは言えません。そこで発達障害におすすめといえるタブレット学習の根拠についてお話しします。
私はつぎのような「3つの根拠」が必要であると思っています。
- 見た瞬間に「楽しさ」を感じられる。
- 学力に沿った勉強ができる。
- 理解のできる説明がなされている。
この3つの根拠というのは最低条件で、さらにいえば「操作性が良い」「飽きない工夫がある」などほかにもいろいろと考えられます。
その中でもとくに重といえる根拠がこの3つで、これらが備わっていなければそのタブレット学習は発達障害のある中学生にとっておすすめとはいえないと私は思っています。
この3つの根拠について、さらに詳しくお話ししていきます。
見た瞬間に「楽しさ」を感じられる
先ほどもタブレット学習の項目でお話ししましたが、まずもって「楽しさ」を感じられないことには勉強に取り組むことすら難しくなります。
発達障害の特性ということで先ほどお話しした通り、まずビジュアル面において「いかに楽しさを感じられるか」がタブレット学習の大きなポイントになります。
まずは興味を持てるビジュアルなどによって「ちょっとやってみよう」という気持ちを持ってもらうことが大切で、勉強だけではなく総合的に楽しいと感じたのであればその後はとことん興味を持つことにつながる。
この好循環を引き起こすために重要な部分が「楽しさ」を感じられることで、勉強をスタートできるかどうかを左右するとても大きな根拠になると私は感じます。
したがって、まずはこの「楽しさ」が備わっていることがタブレット学習には大切です。
学力に沿った勉強ができる
発達障害があることで学力低下がみられる場合は、現在の学年しか選べないタブレット学習ではお話しになりません。
教育業界というのはその昔「紙教材」しか存在しませんでしたが、その時代は発達障害があろうと何だろうと現在の学年しか選ぶことができませんでした。
最近ではインターネットを使ったタブレット学習が主流になってきたことで「無学年制」というスタイルが増えてきましたが、そうはいってみても多くのタブレット学習では現在の学年しか選べないというのが現状です。
現在の学年で契約したところで学力低下がみられることで学習レベルが合わず、タブレット学習がまったくの無意味になってしまうため選べない。この問題を解消したのが「無学年制」というスタイルです。
学力に沿った勉強ができてこそ、タブレット学習はもとより学校外学習の意味があります。
発達障害の中学生にとってこの部分もかなり重要な根拠となるため、決して外すことのできない項目といえます。
理解のできる説明がなされている
通信教育は「タブレット学習」という形に進化して、紙教材よりも大幅に多くの情報をもって勉強できるようになりました。その中の1つが「映像授業」という機能です。
このタブレット学習の「映像授業」というのは、ただ授業が見られればいいというだけでは発達障害の中学生におすすめとはいえません。授業はあって当然のもので、さらに重要なのが「わかりやすさ」です。
発達障害の中学生がわかりやすい授業で、とくにポイントとなるのがつぎの3つ。
- 少しずつゆっくりと解説されている。
- 一度にたくさんの情報を解説せず、少しずつ理解できるように進んでいく。
- ときには背中をポンッと押すような愛嬌がある。
家庭学習でいつも勉強を教えていると「あ、そうそう」と感じていただけると思いますが、この3つはとくにタブレット学習の授業では必須項目といっても過言ではありません。
このような授業であれば集中を切らすことなく勉強を進めて行きやすく、より納得しながら理解していける授業といえます。
発達障害の中学生にとって、このタブレット学習の授業というのは「先生」になります。
先生の指導がわかりやすければ理解してくれやすいため、タブレット学習を選ぶ際の大切な根拠の1つになります。
まとめ
今回は「発達障害の中学生におすすめのタブレット通信教育」についてお話ししてきました。同時にタブレット学習のおすすめとなる根拠についてもぜひ知っておかれてください。
発達障害の中学生へタブレット学習を選ぶときは、くれぐれも「根拠」を重視してください。
私がご紹介した「見た瞬間の楽しさ」「学力に沿った勉強ができる」「理解のできる説明」といった3つの最低条件をもとにして、本当にこれで勉強をしてくれるのか?など現実と照らし合わせ、タブレット学習のビジュアルをはじめ機能面などを細かく分析してみることが大切です。
私がそのように考えて選びだしたのが、冒頭でご紹介したタブレット学習「すらら」です。
文部科学大臣賞の受賞歴もさることながら専門家により現実にそぐった内容で作られているため、総じて発達障害の中学生へおすすめと自信をもっていえる通信教育です。
もし興味があれば、本当の意味において助かるタブレット学習「すらら」を覗いてみてください。
すらら公式サイト:https://surala.jp/