こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「私立中学におすすめの通信教育はどれ?」という疑問に答えます。
私立中学といえば学ぶ内容も高偏差値になると思いますが、闇雲に通信教育を選んでも学習内容に対応しきれず、結果的に意味のない学習となってしまう恐れがあります。
そこで私立中学に適した通信教育の考え方をはじめ、後半では
元塾講師の経験を活かした私立の中学生におすすめの通信教育を
徹底的に厳選してピックアップ。
これまでも辛口レビューで定評のある!?私が、私立中学と通信教育についてしっかり解説。
ヘタな学習塾へ通わせるのなら、ここで紹介する優秀な通信教育を選ぶほうが、思った以上に私立中学の成績アップ効果が期待できると思います。
私立へ通う中学生にベストな通信教育とは?
まずは私立へ通う中学生に、最適となる通信教育について解説。
私立中学といえば高偏差値であることがほとんどだと思うので、
まずは学べる内容をしっかりと一致させ、さらに私立中学へ対応できる
内容・構成でなければダメ。
私としては、つぎのポイントが私立の通信教育選びにおいて極めて重要だと思います。
- 先取り学習のできる「無学年方式」である
- 私立中学で学ぶ内容に一致した「対応偏差値」である
- しっかり疑問解消できる「通信教育スタイル」である
これらのポイントから、1つでも欠けてしまうと私立中学に適した通信教育とは言えません。
やや厳しい言い方になるかもしれませんが、私がこれまで通信教育関係を徹底的に探ってきた結果、最低でもこれら3つのポイントは外すことはできない!と強く言いたい。
さらに詳しく、これら3つのポイントについて解説します。
先取り学習のできる「無学年方式」である
私立中学校のような高偏差値へ対応するため、まず学習で重要となるのが「先取り」ではないかと。
つねに予習を行っておかないと勉強についていけないので、毎日の日課として先取り学習をできることは通信教育選びにおいて必須ポイントです。
この先取り学習を通信教育で実践するため重要となるのが「無学年方式」というスタイルで、現学年だけではなく将来的な学年課目にも取り組めることが大切。たとえば現在中学1年生であれば、さらに中学2~3年生の範囲も学べることが通信教育のポイントになります。
では、
先取り学習できる「無学年方式の通信教育」はどれか?
- オンライン指導全般
会議システムなどのビデオ通話を使ったマンツーマン指導のため、学習範囲に限りがなく自由に先取り学習ができる。 - デジタル教材(一部)
無学年方式が採用されたデジタル教材を選ぶことで先取り学習が可能。ただし先取り可能範囲については教材で異なるため履修範囲の確認が必要。
これら2つの通信教育スタイルであれば、私立中学に適した先取り学習が可能となります。
また通信教育には紙教材スタイルもありますが、その特性から先取り学習は難しいというのが現実。したがって紙教材においては現学年集中型の通信教育といえます。
高偏差値へ対応するため必須となる先取り学習を実践するには、これら2つの通信教育スタイルを選ぶことがまずは重要なポイントになります。
私立中学で学ぶレベルの「対応偏差値」である
私立中学のサポート学習に通信教育を考えるとき、この「対応偏差値」も重要なポイント。
ひとくちに通信教育といっても対応偏差値は異なるもので、難易度の高い学習ができるほど私立中学とのマッチングが高まりやすくなります。
では高水準の対応偏差値というのは、どのように確認すればいいか?
これはつぎのポイントを抑えるのがおすすめです。
- 標準コース以外に「難関コース」の設定がある
- カリキュラムや教材内容を確認する
1つ目のチェックポイントが、難関コースの設定について。
とくにデジタル(タブレット)教材ではよく見かけるポイントで、この難関コースがあることで高偏差値へ対応していることがわかるかと。ただし名称は通信教育によって異なります。
2つ目のチェックポイントが、自分の目で内容を確かめるという物理的な方法。
おもにコース設定が設けられていない通信教育の場合は、この方法が最適な確認方法になるかと。無料体験などを通じ内容を確認して、子供が通う私立中学へ対応できそうか探ってみるのがおすすめです。(全体的にサクッと確認すれば大体わかると思います)
このような方法で対応偏差値を確認することで、より一致性の高い通信教育が見つかります。
しっかり疑問解消できる「通信教育スタイル」である
通信教育全般において、忘れず着目しておきたいポイントが「疑問解消能力」です。
しっかりと最終的な疑問解消へつなげるために重要なポイントで、この能力が備わっていないと通信教育を利用する価値半減といっても過言ではないかと。
そこでチェックしておくべき部分が、分野・単元の解説におけるコンテンツ。
解説スタイルは通信教育によって様々ですが、いずれにおいても最終的な理解へ到達できる解説内容であることが重要。
デジタル教材では映像授業、オンライン指導ではマンツーマンと解説スタイルは異なりますが、中途半端な理解までではなく完全理解できる解説内容であることがポイントです。
たとえばデジタル教材の映像授業においては、1つの単元を段階的で詳細に解説されているか、などが有効なチェックポイント。最終的な理解へ到達するためには、その授業を聞けばだれでも理解できるという内容であることが求められます。
またオンライン指導のマンツーマンスタイルでは、講師の解説力がしっかり備わっているかが重要なポイント。したがって高学歴なだけではなく指導力も備えていることが大切で、これを見極めるにはオンライン指導会社の研修システムなどを確認するもの良い手段になります。
しっかりと最終理解まで結びつかないと、通信教育を利用する意味がほぼありません。
通信教育スタイルに関わらず、中途半端な理解で終わる解説ではなく、最終的な着地点までしっかり理解できる解説であることを確認するのがおすすめです。
つぎの項目で、私がおすすめの通信教育をお伝えします。
私立中学にベストと思う優秀な通信教育なので、ぜひ参考にしてみてください。
元塾講師が選ぶ!私立中学に効果バツグンの通信教育
私立中学おすすめオンライン指導
私立中学と、相性バツグンの通信教育スタイルがこの「オンライン指導」と私は思います。
いま抱えている疑問を即解消でき、しかもハイレベルな難易度にも対応できるため、極めて効果的な家庭学習を実践できる通信教育スタイルになります。
オンライン家庭教師 e-Live
講師のクオリティで選ぶなら、間違いなく国内トップレベルといえるオンライン指導。
Webサイトの講師一覧を見るとわかりますが、学歴においては極めて優秀。さらに研修システムによって指導力も兼ね備えており私立中学への対応力においてはバツグンです。
講師陣が優秀となっている大きな理由は、基本的に「紹介制」によって集まった人材のため。
もともと教え子に声をかけ講師となるというスタイルをとっており、その講師がまた紹介して信頼のおける人材が講師になると仕組み。したがって一般募集よりも優秀な人材が集まりやすく、実際に学歴・スキルを見ても他のオンライン指導とは一線を画す精鋭が集まっています。
もちろん私立中学出身の講師もかなり多く在籍しており、勉強のコツなどについても指導が可能。
勉強を教えるというだけではなく、勉強のやり方など「そこが知りたかった!」という情報を効率よく得やすいオンライン指導です。
費用についても消費者視点で考えられており、不明な費用項目などは一切なし。
入会金と月謝のみで受講可能で、さらに月1回のみでも受講できるというスタイルで、子供の学習進度やスケジュールに合わせて自由に受講できるという利用しやすいシステムとなっています。
私立中学におすすめで費用も安い、かなり健全で良心的なオンライン指導です。
✅ こちらで「オンライン家庭教師 e-Live」を詳しくレビューしています。
学研オンライン家庭教師
オンライン指導の第一人者ともいえるのが、この学研オンライン家庭教師。
学研ということで全国の中学校データをしっかり持っており、マンツーマン指導に盛り込まれているのが特徴。したがって通っている私立中学校や中高一貫校に最適化されたオンライン指導が期待できます。
講師陣はプロと学生2パターンがあり、いずれにおいても高クオリティ。
学歴はもちろんのこと学研の研修システムによる指導力も備えており、
とくに理解しやすい指導内容には定評があります。
また過去の合格実績もかなり豊富で、ウェブサイト情報を見ても一目瞭然。
合格実績が多いということは指導内容が正確で、しかも理解しやすいことの裏付けであるというのが私の感想。この合格実績からも確実性の高い指導であることが垣間見えるかと思います。
私立中学における指導も得意としており、また費用面でも大手とは思えないほど安い部類。
かなり疑問解消へつなげやすいオンライン指導のため、私立中学へ通っていれば極めておすすめです。
✅ こちらで「学研オンライン家庭教師」を詳しくレビューしています。
私立中学おすすめデジタル教材
オンライン指導のマンツーマンスタイルが苦手という場合は、このデジタル指導がおすすめ。
ここでは私立中学の高難易度へ対応することができ、しかも無学年方式で先取り学習できる優秀なデジタル教材のみをピックアップします。
デジタル教材スタディサプリ
私立中学におすすめの通信教育スタイルが、この「デジタル教材」というカテゴリー。
とくに映像授業が特徴的で、過去の授業をすべて視聴できるのは、極めて高い学習効果が期待できるかと。このスタディサプリの映像授業は「神授業講師」が解説し、これ以上なくわかりやすい映像授業となっています。
もちろん無学年方式が採用された数少ないデジタル教材で、小学生範囲から学べるため総復習としても効果的。さらに高校生範囲まで学べるため先取り学習もバッチリ可能です。
すべての映像授業において受講用テキストが付属されており、このテキストをプリントアウトすることで問題集作成も可能。すべてにおいて有意義なコンテンツとなっており、神授業講師による分かりやすい解説に加え、さらに理解を深められる対策が豊富に組み込まれた通信教育です。
映像授業のわかりやすさは類を見ず、しかも私立中学へ対応できる偏差値も備えているのが特徴。
スタディサプリは一般的に人気のある通信教育ですが、実際に学んでみるとシンプルで使い勝手に優れ、しっかりと私立中学に対応できることが良くわかるかと思います。
✅ こちらで「スタディサプリ」を詳しくレビューしています。
→ 中学生の通信教育「スタディサプリ」が評判いいって?体験した感想は‥
デジタル教材すらら
文部科学大臣賞の受賞歴もあり、名実ともに優秀でおすすめのデジタル教材です。
全国の行政でも導入しているという実績があり、公立・私立中学における家庭学習として多く利用されているというのが事実。したがって確実性が高く私立中学に適した家庭学習を実践できます。
もちろん無学年方式が採用されているため、小学生から中学生範囲まで履修可能。またコースの選び方によっては高校生範囲まで学べるため、将来的な対策という部分においても利用価値あり。
とくに映像授業については高品質で、アニメーションのため幼稚さを感じるかもしれませんが、実際に内容は全く異なりハイレベル学習が可能。細かく段階的にわかれたチャプターによって、少しずつ確実に1つの単元をしっかり学べる構成となっています。
ほかにもAIシステムによる「つまずき防止機能」「解き直し機能」などが搭載されており、さらに8万問以上のドリル問題、3種類のテスト機能などで私立中学において効果的な学習が可能。
キャラクターが使われた見た目からの想像とは大きく異なり、かなり確実性が高く、わかりやすい家庭学習を実践できる通信教育になります。
✅ こちらで「すらら」を詳しくレビューしています。
→ 中学生の「通信教育すらら」を6ヶ月体験した元塾講師のリアル口コミ
私立中学に効果バツグンの通信教育一覧
紹介してきた通信教育を、一覧にしてまとめます。
それぞれサービス名をクリックすると、先ほどの各解説項目へ戻ります。
サービス名 | 受講方式 | おもな特徴 |
オンライン家庭教師 e-Live | マンツーマン指導 | とにかく講師陣が高クオリティ。紹介制による優秀な人材が揃っている。費用も安い。 |
学研オンライン家庭教師 | マンツーマン指導 | 学研の安定感はバツグン。講師陣も一定のクオリティを備えており全国の私立中学データも豊富。 |
デジタル教材 スタディサプリ | 映像授業 | デジタル教材ではトプレベルの人気。神授業講師による解説は極めてわかりやすく誰でも理解が期待できる。 |
デジタル教材 すらら | 映像授業 | 文部科学大臣賞の受賞歴があり高品質。アニメーション映像授業は解説が分かりやすくAIシステムがより効率的な学習をサポートしてくれる。 |
まとめ
今回は「私立中学におすすめの通信教育はどれ?」という疑問に対して、選び方のポイントおよび私がおすすめの通信教育を紹介してきました。
私立中学向けに通信教育を選ぶときは、かならずお伝えしたポイントを抑えてください。
闇雲に選んでしまうと学習効果が期待できないばかりか、私立中学の内容とズレが生じてしまい求める家庭学習ができない可能性があります。
まずはお伝えしたポイントを抑えて、その中からより高品質な通信教育を選ぶのがベター。
とくに私立中学におすすめの通信教育は オンライン指導ですが、どうしても対面での受講が苦手という場合は、もう1つの通信教育スタイル デジタル教材を選ぶのも良い手段です。
私立中学におすすめの通信教育選びとして、今回の内容をぜひお役立てください。