こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「中学1年の復習問題にベストな通信教育を選びたい」という疑問に答えます。
中学1年の復習問題というのは、おもに小学生範囲が中心となります。
したがって中学生向けの学習教材を選んでも、ほぼ復習問題にとり組めることはないかと。
そこで重要となるのが、通信教育の特性・機能などを徹底理解したうえで選ぶこと。
私としては5つの重要ポイントがあると思っていて、小学生範囲をしっかり復習できるのはもちろん、より高い学習効果が期待できる通信教育について解説します。
とくに中学1年の復習というのは、今後の成績を大きく左右するので最善の注意を払っていきましょう。
中学1年が復習問題をしっかり実践できる通信教育の選び方
中学1年の復習問題におすすめといえるには、つぎの5つが重要ポイントです。
- 無学年スタイルである
- ボリュームある演習問題が備わっている
- 解説がわかりやすく理解へつながる
- AIシステムによる便利機能が多い
- できるだけシンプル構成で操作性に優れる
これら「全ての要素」が備わっていることで、はじめてベストな通信教育といえるかと。
1つでも欠けてしまうと効果半減へつながるので、5つすべて揃っていることがポイントです。
これら5つの要素についてさらに詳しく解説します。
選び方①無学年スタイルである
中学1年に復習問題を与えようと思えば、まずもって「無学年スタイル」を選ぶのが超重要ポイント。
この無学年スタイルというのは現学年だけではなく、これまでの履修範囲も学べるのが特徴。したがって過去の復習として最適で、小学生範囲までしっかり復習できるためベストな選択となります。
また中学1年の復習問題として通信教育を選ぶときは、小学生半まで履修できる無学年スタイルでなければ意味はないかと。中学生範囲を学べる無学年スタイルだと、結局は中学1年範囲からしか学べないため、復習問題として適した内容にはなりません。
無学年スタイルを搭載できる通信教育は、その特性からも「デジタル教材」のみ。
このとき紙教材を選んでしまうと現学年しか学べず、また無学年スタイル以外のデジタル教材を選ぶと意味がない、などあるため選び方には注意が必要です。
中学1年の復習問題として通信教育を選ぶときは、この「無学年スタイル」であることを要チェックです。
選び方②ボリュームある演習問題が備わっている
中学1年の復習問題において、この「演習問題におけるボリューム」も極めて重要。
しかりと復習を行うには十分なボリュームであることが重要で、より幅広く、より奥深い演習問題が備わっていることで初めて効果の期待できる復習問題であるといえます。
先ほど解説した「無学年スタイル」ばかりに気を取られていると問題数などのチェックがおろそかになるので、しっかりと問題ボリュームをはじめ出題範囲や問題レベルにも着目。
すべての分野・単元が網羅されていることは必須事項で、さらに1つの単元からも多角的な出題となっていることが選ぶときの重要となる基準。演習問題のボリューム・範囲・レベルまでしっかりとチェックして、すべての要素を十分に学べる通信教育を選ぶことがポイントになります。
この演習問題というのは教材によって呼び名はさまざまで、確認問題、ドリル問題、テスト問題、練習問題といったように、内容としては演習問題でも名称が異なるもの。いずれの名称においても演習問題としてカウントすればOKです。
選び方③解説がわかりやすく理解へつながる
中学1年が復習問題を実施するにおいて、必須ともいえる施策が「理解へつながる解説」です。
私が探ってきた通信教育のなかでも、教材によって解説のわかりやすさは大きく異なるもの。とくに私がおすすめといえるのが「より細分化された解説」になります。
たとえば1つの単元を解説するにしても、より細かく段階的にわけた上での解説というのは、かなり理解へつながりやすいもの。さらに単元の最終地点からしっかりと逆算された解説であるほど、より理解へつながりやすく高い学習効果が期待できます。
とくに中学1年が復習問題へとり組むときは、この「解説内容」というのは極めて重要なポイント。
せっかく通信教育を選んで復習問題を実践したところで、ただ単に問題と解答だけが載っている、または解説不足で最終地点まで理解できない、といった場合は効果も半減。
したがって中学1年の復習問題として通信教育を考える場合は、この「解説」についても徹底的にチェックするのがおすすめの選び方になります。
デジタル教材ではおもに「映像授業」を使った授業解説となりますが、この映像授業のクオリティにおいても各教材で大きく異なるため、できれば内容を確認したうえで選ぶのがベストです。
選び方④AIシステムによる便利機能が多い
通信教育によって復習問題を実践するとき、わりと便利なのが「AIシステム」です。
このAIシステムというのは学習効率アップへつなげるための機能で、たとえば演習問題でミスをすれば理解できていない根本的な単元を表示してくれるなど。独学では非常に時間を要する作業など、AIシステムが代わりとなって行ってくれる機能になります。
かなり便利といえるAIシステムはデジタル教材特有の施策で、学習時間の大幅な短縮につながるため、結果的に学習時間が多くなるのも大きなメリット。とくに中学1年の復習においては今後の成績にも大きく影響する部分のため、極めて効果的な機能であるといえます。
またAIシステムの学習サポートというのは教材ごとに大きく異なり、ただ単にミスをした問題をストックして一括表示してくれるものや、先ほどのように未理解原因の単元を表示してくれるものなど。
したがってAIシステムでどんなサポートが受けられるかについてもチェックすることで、より効果的な復習問題へとり組むことができます。
初めのうちはやや面倒くさいといった印象を受けるAIシステムですが、この学習サポートに慣れてしまうと「なくてはならない機能」になるかと。それくらい優秀なAIシステムが搭載されたデジタル教材もあるので、できればAIシステムについても十分に着目をして通信教育を選ぶのがおすすめです。
選び方⑤できるだけシンプル構成で操作性に優れる
私も数多くの通信教育を探ってきましたが、できるだけ「シンプルイズベスト」な操作性がおすすめ。
操作が複雑になるほど余計な時間を要することにもなり、また学習中においても余計な思考力を働かせて操作することになるため、できる限り操作性はシンプルに限るかと。
シンプルさというのは視覚的なビジュアル面をはじめ、実際に操作するうえでの簡易性も重要。
この2つの要素がいずれも備わっているとシンプル操作でムダな時間を要することもなく、さらに学習中の意識をすべて復習に集中することができるといったメリットへもつながります。
たとえばデジタル教材で復習問題を実施するとき、おもに使うのが映像授業と演習問題。
これらのリンク度が高いほど使いやすい通信教育となるため、表示面においても操作面においても、できる限り一連の流れによってとり組めるほうがおすすめ。
とくに中学1年から操作性に優れる通信教育を使うことによって、時間効率アップ効果によってより多くの学習時間を設けることへつながり、中学3年間における「学習有効時間」を延ばす意味においても極めて有効といえる部分になります。
これら「5つの選び方」を、すべて実践して選んだのがこちら。
中学1年の復習問題として高効果が期待できます。
もし興味があれば、かなり優秀デジタル教材なので参考までにどうぞ。
✅ 中学1年にぴったり小学生範囲から総復習できる「無学年方式」3つの通信教育
中学1年生へ復習問題をとり組ませるメリット
中学1年における復習問題への取り組みは、思った以上に効果が期待できます。
私はつぎのメリットが主にあると感じます。
- 小学生範囲の理解により成績アップへつなげやすい
- 高校受験へむけ効果的な対策となる
- その後の勉強において時間効率アップしやすい
中学1年で復習問題にたくさん取り組むことで、自然にこのようなメリットが得られるかと。
これらメリットについて詳しく解説します。
メリット①小学生範囲の理解により成績アップへつなげやすい
中学1年で復習問題へとり組むことによって、大きなメリットといえるのが「さらなる理解」かと。
とくに今まで小学生範囲に未理解部分があればより有意義といえる学習方法で、過去の不明点をしっかり理解することで今後の成績にも大きく好影響をおよぼすと私は思います。
中学生の履修内容というのは、すべて小学生範囲がベースとなっているもの。
なかでも積み上げ学習と呼ばれる国語・算数・英語などは、不明点を残したまま中学生範囲を履修しても効果半減となるため、しっかりと小学生範囲を復習しておくことで良い影響が考えられます。
したがって中学1年で復習問題へとり組まないよりも、実施したほうが間違いなくメリットは多いかと。
最終的には高校受験対策としても中学1年の復習は大きく影響するので、できる限り復習問題へとり組ませておくことをおすすめします。
メリット②高校受験へむけ効果的な対策となる
先ほども少し解説しましたが、中学1年の復習は高校受験へ良い影響が期待できます。
高校受験で出題される問題というのはもちろん中学生範囲ですが、小学校で履修する範囲がベースとなっており理解できていなければ偏差値低下の恐れも考えられる部分。
まずは小学生で学ぶ範囲をしっかりと復習して理解しておくことによって、はじめて中学1年生範囲の理解へつながり、結果的に効果的な高校受験対策へとつながっていきます。
小学生の未理解部分というのは、中学生全般において大きなマイナスとなります。
できれば中学1年生のうちに不明点をすべて理解させておき、その後の成績に良い結果が残せるよう「準備」しておくことが高校受験対策においても効果的です。
メリット③その後の勉強において時間効率アップしやすい
中学1年で復習問題を解いて理解するということは、その後も「時間短縮効果」が期待できるかと。
なぜなら中学生の学習ベースとなる小学生範囲をしっかりと理解しておくことで、中学1年生範囲をスムーズに進めることへつながるため。この点においてもかなりメリットが大きいと私は思います。
わりと多くの家庭で見られる、中学1年生における学習対策が「現学年への集中」というスタイル。
もちろん今の学習内容をしっかり把握するために重要なスタイルとなりますが、私としてはその前に過去の徹底理解をするほうが結果的に効率へ優れる学習になるのではと。
小学生範囲をしっかりと理解できていれば問題ありませんが、もし不明点を抱えたまま中学1年へ進級したのであれば、まずは過去の復習を徹底的に行うほうがその後の学習にも良い影響が期待できると思います。
復習問題へとり組むことによって過去の不明点を解消できれば、その後もスムーズに勉強を進められるのが大きなメリット。さらに過去を振り返る必要もなくなり時間短縮効果へとつながるため、より多くの時間を勉強へ割くことが可能となります。
この時間効率アップという意味においても、中学1年で復習問題を実施しておくことが極めて重要です。
まとめ
今回は「中学1年の復習問題にベストな通信教育を選びたい」という疑問に対して、
という形をもって、元塾講師の経験を踏まえたうえで解説してきました。
中学1年生の時点で復習問題を、との考えに至ったことは極めて有意義であると私は思います。
多くの家庭では新中学生となった時点でまだ勉強に力を入れない場合もありますが、じつは中学1年生という時期は今後の成績を大きく左右する大事なタイミングになります。
ここで小学生範囲の復習をしっかり行っておくことで今後の成績にも良い影響をあたえるので、新中学生へ進級したといって気を抜いている暇はないかと。(もちろんお祝いするなどは歓迎)
ここは「小学生範囲の徹底復習」について、しっかりと対策を行っておく時期であると私は思います。
中学1年の復習問題を考えるとき、今回の内容をぜひお役立てください。