中学生に必修化となったプログラミング授業ですが、成績アップのためにしっかりと抑えるべき3つのポイントについてお伝えします。
もし「プログラミングには興味がない!」というときには、逆に「新しいからこそチャンス!」と思って突き進んでいきましょう!
中学生プログラミング授業ポイント①役に立つ技術であるということ
中学生のプログラミングで授業をする際のポイントの一つは、プログラミングが生きる上でとても役に立つ技術であるということを、身近な場面に即してしっかりと理解させることです。
プログラミングを単なる技術として、通常の国語や数学と同じような勉強の一種であると思わせてしまっては、自分から積極的に学んでいこうという姿勢につながりにくくなり、せっかくプログラミングに触れる機会があったのに、将来にも生かされにくくなってしまいます。
具体的にどうすればよいかというと、授業の中で、プログラミングが世の中のどういった部分で役に立っているかなど、よくありがちな説明をする。
また多数の人にメールを送付する際にプログラミングによって操作することで、一人では何時間もかかる作業がプログラムを組んでしまえば一瞬で終わるなど、身近な生活場面でどれだけ役に立つか?
時間と労力の省略になるのかなどについて具体的に説明することで、中学生たちが興味を持って学ぶ土台を作ることができるはずです。
中学生プログラミング授業ポイント②共通で存在する概念
中学生のプログラミングの授業のポイントの二つ目は、プログラミング言語の基本となる条件やループ処理、変数の定義など、基本的にどの言語にも共通で存在する概念をしっかりと理解させることです。
世の中には、たくさんのプログラム言語がありますが、if文の条件処理、for文によるループ処理、プログラムの中で値を格納する変数の定義などについては、書き方は異なっても、基本的にはどの言語にも必ず存在するものです。
大切なことは、こういった概念がなぜ存在し、どういう風に使われるのかということをしっかりと理解させることです。
授業の中で、よくわからないままに単純に例文をなぞってプログラム文を作成していても、なぜそれをしなければならないのかを理解しなければ、学習効果は著しく低いものとなってしまうでしょう。
逆に言えば、そういった基本の意味をしっかり理解していれば、異なるプログラム言語での同様の処理についても習得が速くなる効果が期待でき、中学生以降のプログラミング学習への応用も効くということになります。
中学生プログラミング授業ポイント③自分の頭で考える
中学生のプログラミングの授業で大切な三つ目のポイントは、とにかく実際に自分の頭で考えながら、プログラミングをさせることです。
上記二つのポイントをクリアしたとしても、プログラミングを身に着けるためには、このポイントをクリアしなければ、実際には身につかないといって良いでしょう。
新しいことを覚えやすい中学生といっても、授業の中でプログラミングの例文を示され、それを理解したつもりになっていても、いざ、同様の処理を自分で書いてみようとすれば、案外同じものを再現することは難しいものです。
プログラミングで大切なことは、プログラムの中で使われる言葉や数字が、どの部分と関連し、どこで参照されているかなどを理解することであり、それはプログラムを表面的に見ても理解することは難しいものです。
それを理解するためには、とにかく自分の頭で苦労して考えることが大切なのです。
最終的には、使われる数字などを変えても、何も見ずに同様の処理が行われるプログラムを作れるようになれば、その例文で示された処理の定着が図られたと判断して良いでしょう。
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