中学生の通信教育には「紙」「ネット」という教材がありますが、パソコンやタブレットの画面ではどうも勉強しづらい‥という場合は「紙」がおすすめです。
私も元塾講師という経験から、ここでは「紙」を使った中学生におすすめの通信教育を3選にしてご紹介します。
- 紙の通信教育で中学生におすすめ教材
- 紙を使った通信教育のメリット・デメリット
- 紙とネット教材を比較してみたい
そんな疑問の解消につながる情報をお伝えできると思います。
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紙の通信教育で中学生におすすめの教材3選
私がこれまでに体験して探ってきた約10社の「紙」を使った通信教育から、とくに中学生へおすすめと感じた教材を3選にしてピックアップします。
その前に「紙」の通信教育で、選ぶ基準になる3つのポイントがこちら。
- 答えが出せるまで解き方を理解できること。
- 中学生の範囲を細かな部分まですべて網羅できていること。
- 手厚いサポート体制が整っていること。
このポイントを踏まえてピックアップしたのがこの3つの紙教材です。
進研ゼミ中学講座
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紙教材で中学生におすすめな1つ目が「進研ゼミ中学講座」です。
進研ゼミといえばベネッセの通信教育で昔から有名ですが、最近では紙教材のほかにネット教材も追加されて2本立てで運営されています。それでも紙教材が根強く残っているのは、やはりそれなりに需要のある証拠です。
進研ゼミの大きな特徴が、実技を含めた「9教科」をまんべんなく学習できる部分になります。
さらに標準レベル・ハイレベルといった2つのコースが設けられており、志望校にピッタリの勉強ができるところも進研ゼミのメリットです。しっかりと理解でき腑に落ちるところまで説明されているのも中学生にとって心強い味方になります。
サポート体制も強力で、昔から有名な「赤ペン先生」は今も健在で素早く手厚いサポートで好評になっています。
私のレビュー:通信教育「進研ゼミ中学講座」 の詳しい内容を徹底的に探る!
中学ポピー
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紙教材で中学生におすすめな2つ目が「中学ポピー」です。
この中学ポピーの創始者は京都大学の元総長で、かなり昔から紙教材の通信教育として人気もあり有名です。
うちでも実際に取り寄せて小学生の子供に勉強をさせてみましたが、思った以上に分かりやすい説明とたっぷりのイラストによって勉強しやすい教材だと思いました。
中学ポピーのもっとも大きな特徴は、かなり詳しく説明されている部分。
問題と答えだけではなく、答えまで導くためのわかりやすい説明がされています。本当の意味で「理解につながる紙の通信教育」といえます。
サポートもしっかりとしているので、壁にぶつかってもクリアしやすい教材です。
私のレビュー:通信教育ポピーの詳しい口コミと5つの評判を探る
Z会の通信教育
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紙教材で中学生におすすめな3つ目が「Z会の通信教育」です。
もっともハイレベルな勉強のできる通信教育として、昔から難関校対策におすすめな教材です。
しっかりと5教科を勉強できる紙教材で標準コース・ハイレベルコースが設けられ、標準コースでも難易度が高めなので選ぶときには注意が必要です。
またZ会ならではの特徴として「添削指導」があり、この添削指導が好評でZ会の通信教育は人気を保ったまま今でも継続しているのではないでしょうか。
もちろんサポート体制も強力なので、まず選んで間違いのない髪の通信教育です。
私のレビュー:中学生のZ会通信教育ってどんな感じ?
中学生の紙教材で重視する3つのポイント
先ほども触れましたが、中学生の紙教材で重要な3つのポイントについて詳しく解説します。
答えが出せるまで解き方を理解できる
中学生に限らず、通信教育でもっともポイントになるのが
「理解できる」ということです。
そのために重要なのが”詳しい説明”があるかどうかで、誰が見てもわかりやすく答えを出せるまでしっかりと導いてくれる内容でなければ意味がありません。
よく通信教育で見かけるのが、問題と答えだけという教材。
肝心な説明がしっかりと書かれていないため答えを導き出す能力が身につかず、そのような教材を選んでしまうとほとんど意味のないものになってしまうので注意が必要です。
中学生の範囲を細かな部分まですべて網羅できている
中学生の範囲といえば単元が全てだと思いがちですが、
じつは細かな部分まで勉強できなければいけません。
細かな部分というのは「応用」に当たるところで、基礎がわかった上で”いかに応用へつなげるか?”というステップアップ出来るような構成になっていることが成績アップにつながる大事なポイントです。
これがあるとないとでは、結果が大きく変わってきます。
手厚いサポート体制が整っている
通信教育でもっとも足りない部分が「サポート」です。
学習塾に通えば目の前に講師がいますが、通信教育では誰も助けてくれません。
したがって教材だけでは理解し切れない部分をしっかりとサポートする体制、これがとくに紙の通信教育では重要なポイントになってきます。
最低でも電話かメールでのサポート、できればスカイプなど顔の見えるサポート体制があれば問題を解決しやすく理解につながる自宅学習につながります。
紙を使った通信教育のメリット・デメリット
紙を使った通信教育にはメリット・デメリットがあります。
両方を知った上でお選びになることをおすすめします。
紙を使った通信教育のデメリット
- ネット教材と比較して情報量が少ない。
- 動画などの”動き”がないので画像で理解する必要がある。
- 置き場所がかさばっていく。
どうしてもネット教材と比較をすると、
情報量の少なさは否めません。
またネット教材では映像動画などによって理科の実験などが理解しやすいものですが、紙教材では画像や文字で理解する必要があるため理解力が求めらます。しかしそれだけ想像力が育まれるため一長一短です。
置き場所については言わずと知れたことですが、これもネット教材と比較をするとどうしても気になる部分でもあります。
中学生の通信教育で”ネット教材”ってなに?メリット・デメリットを徹底解説
紙を使った通信教育のメリット
- 紙なので文字が見やすく落ち着いて勉強ができる。
- 紙と鉛筆で書くため違和感なく勉強ができる。
- ネット教材で画面を見るような視力に影響する心配が少ない。
- 問題用紙などに解き方を書き残すことができる。
- 物理的にアナログなので感覚で勉強に取り組みやすい。
紙を使った通信教育で、もっとも大きなメリットは
「落ち着いて勉強できる」という部分です。
ネット教材の場合はどうしても画面を睨みながらの勉強方法なので慣れない子供も多いですが、紙教材は違和感なく取り組めるのが魅力です。
また紙の上に解いた形跡などを書き残すことが出来るため、あとで復習をするときに意外と役立つポイントでもあります。これは多くの子供がメリットとして感じている部分です。
「紙」を使った中学生におすすめの通信教育3選まとめ
紙の通信教育についてまとめます。
紙の通信教育で中学生におすすめの教材3選
中学生の紙教材で重視する3つのポイント
- 答えが出せるまで解き方を理解できる。
- 中学生の範囲を細かな部分まですべて網羅できている。
- 手厚いサポート体制が整っている。
紙を使った通信教育のメリット・デメリット
デメリット
- ネット教材と比較して情報量が少ない。
- 動画などの”動き”がないので画像で理解する必要がある。
- 置き場所がかさばっていく。
メリット
- 紙なので文字が見やすく落ち着いて勉強ができる。
- 紙と鉛筆で書くため違和感なく勉強ができる。
- ネット教材で画面を見るような視力に影響する心配が少ない。
- 問題用紙などに解き方を書き残すことができる。
- 物理的にアナログなので感覚で勉強に取り組みやすい。
紙を使った通信教育は「自然体で勉強ができる」といえます。
ネット教材でもっともデメリットと感じるのが”違和感”と言われていますので、ムリなく自然に取り組めるのは勉強に大きな影響をもたらす1つの原因になります。
ぜひ内容がしっかりと構成された紙の通信教育を使って、中学生の高校受験合格に効果的な勉強をなさってください。
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