こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「中学生の勉強嫌いを克服させる方法が知りたい?」という疑問にお答えします。
次のような家庭へおすすめの内容です。
- 中学生の勉強に対するやる気が低く、勉強嫌いに悩んでいる
- 子どもの学習意欲を引き出したいが方法がわからない
- 中学生の勉強嫌いを克服したいが具体的なアプローチが知りたい
中学生の勉強嫌いは多くの親御さんが直面する課題ですが、その克服には
子どものやる気を引き出す方法が重要です。
本記事では、中学生の勉強嫌いを克服するための7つの方法をご紹介します。
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中学生の勉強嫌い克服法①興味関心を大切にする
中学生の勉強嫌いを克服するには、興味や関心を大切にすることが非常に重要。
興味を持てるテーマやポイントを見つけることで、勉強意欲を高めることができます。
以下では、具体的な方法を紹介します。
好きなテーマや興味を持てるポイントを見つける
子どもが興味を持つテーマや分野を見つけることは、勉強のモチベーションを高める上で非常に重要です。
中学生の興味を引き出し勉強嫌いを克服するには、以下のようなアプローチが有効です。
- 話し合いを通じて興味を探る
家族や友人との会話の中で、子どもが興味を持っていることを探ります。その中から勉強に活かせる要素を見つけることができます。 - 趣味や特技を活かす
子どもが趣味や特技を持っている場合、その趣味や特技を活かした勉強方法を取り入れることで、学びへの意欲を高めることができます。 - 興味を引く資料や本を用意する
子どもが興味を持ちそうな資料や本を用意し、読んでもらうことで、新たな興味関心を見つけるきっかけとなります。例えば野球が好きな子どもには、野球の戦術や選手の物語を取り入れた履修プランを立てることで、勉強に対する興味を引き出すことができます。
学習内容を身近な事例や実践に結びつける
抽象的な学習内容を身近な事例や実践に結びつけることで、
子どもが理解しやすくなります。
具体的な方法を以下に示します。
- 身近な出来事と結びつける
学校や家庭で起きた出来事を例に取り入れることで、履修内容が身近に感じられるようになります。 - 実際の体験を通じて学ぶ
実際に触れる機会を設けることで、学習内容をより深く理解できるようにします。例えば科学の実験や社会科見学などを通じて、勉強を身近な体験に結びつけることができます。地理の勉強では、家族旅行の際に地図を使って目的地を確認したり、歴史の勉強では地元の歴史や文化について調べることで学びが身近に感じられるようになります。
興味関心を大切にすることで、中学生の勉強嫌いを克服し、楽しく効果的な勉強を促すことができます。
中学生の勉強嫌い克服法②目標を立ててやる気を維持する
中学生の勉強嫌いを克服するためには、目標を立ててやる気を維持することが非常に重要。
小さな目標を設定して達成感を味わい、長期的な目標を設定して
モチベーションを保つことが効果的です。
小さな目標を設定して達成感を味わう
- 具体的で達成可能な目標を設定する
子どもが達成しやすい目標を設定することが重要。目標を具体的に設定することで、達成感を味わいやすくなります。たとえば「今週の終わりまでに1つの数学の問題集を解く」といった目標を立てることができます。 - 達成したら褒める
目標を達成したら子どもを褒めることが大切です。褒め言葉やご褒美を通じて、達成感をより感じやすくします。子どもが自分の努力や成果を認めてもらえることで、次の目標に向けてのやる気が高まります。※参考:文部科学省「自己肯定感を高め」 - 目標達成のプロセスを可視化する
進捗状況や目標達成のプロセスを可視化することで、子どもが自分の成長を実感しやすくなります。進捗をチェックするためのシートやカレンダーを用意し、達成したことをマークすることで達成感を高めることができます。
以下の表は、目標達成のプロセスを可視化するためのシートの例です。
このようなシートを使って進捗状況や目標達成のプロセスを記録し、達成したことをマークすることで中学生が自分の成長を実感しやすくなります。
日付 | 学習した内容 | 学習時間 (分) | 理解度 (5段階評価) | 難易度 (5段階評価) | 次に取り組む課題や目標 |
2024/06/01 | 数学の問題集を解く | 60 | 4 | 3 | 苦手な問題を克服する |
2024/06/02 | 英語のリスニング練習 | 30 | 3 | 2 | 単語の復習を行う |
2024/06/03 | 生物の実験動画を視聴 | 45 | 4 | 3 | 視聴した内容をノートに まとめる |
長期的な目標を設定してモチベーションを保つ
手法 | 説明 |
将来の夢や目標を明確にする | 子どもが将来なりたい職業や達成したいことを明確にすることで、長期的な目標を設定できます。 |
目標達成への道のりを計画する | 長期的な目標を達成するためには、その過程を計画することが重要です。週や月ごとに具体的な行動計画を立てます。 |
小さな目標を設定して達成感を味わう | 具体的で達成可能な目標を設定することで、達成感を味わいやすくなります。達成したら褒めるなどの工夫も効果的です。 |
- 将来の夢や目標を明確にする
子どもが将来なりたい職業や達成したいことを明確にすることで、長期的な目標を設定できます。将来の夢や目標を意識することで、日々の勉強に対するモチベーションを保つことができます。 - 目標達成への道のりを計画する
長期的な目標を達成するためには、その過程を計画することが重要。週や月ごとに具体的な行動計画を立て目標に向かって進んでいくことで、モチベーションを保つことができます。計画を立てることで、目標達成に向けての道のりが見えやすくなります。
目標を立ててやる気を維持することで、中学生の勉強嫌いを克服し、自己効力感を高めることができます。
中学生の勉強嫌い克服法③学習環境を整える
中学生の勉強嫌いを克服するには、静かで集中できる学習環境を整えることが重要。また快適な机や椅子を用意し、正しい姿勢を保つことも大切です。
静かで集中できるスペースを確保する
学習に適した場所を選ぶ
- 静かな場所を選ぶ
勉強に適した場所は、できるだけ静かで外部の音が気にならない場所です。リビングやキッチンなどの交通量の多い場所から離れた部屋を選ぶと良いかもしれません。 - 明るさと通気性を考慮する
自然光が入りやすく、十分な換気ができる場所を選びます。明るい環境は集中力を高め、中学生の勉強嫌い克服にむけ快適な履修環境を作り出します。
学習スペースを整える
- 机周りを整理する
教科書やノート、必要な文房具などを机の上に整理しておきます。散らかった状態では集中力が欠けるため、整頓された環境を心がけましょう。 - 学習に集中できる雰囲気を作る
勉強を助ける雰囲気を作り出すために、机の周りには履修に関するポスターや図表、資料などを飾ると中学生の勉強嫌いを克服するのに良いと私は思います。
快適な机や椅子を用意して姿勢を正す
- 机と椅子の高さを調整する
子どもの身長に合わせて机と椅子の高さを調整します。机の高さは肘が90度に曲がる程度、椅子の高さは足が床につく程度が適切です。 - 背もたれのある椅子を選ぶ
背もたれのある椅子を使用することで背筋を伸ばしやすくなり、姿勢を保ちやすくなります。 - 正しい姿勢を意識する
勉強中は常に正しい姿勢を心掛けます。背筋を伸ばし、肩を後ろに引いて座ることで、集中力が向上し疲れにくくなります。
勉強環境を整えることで、中学生の勉強嫌いを克服し、効果的な学びをサポートすることができます。
中学生の勉強嫌い克服法④家庭でのサポートを充実させる
中学生の勉強嫌いを克服するには、家庭環境が大きく影響します。
家庭でのサポートを充実させ、学習に対する関心を示し、積極的にコミュニケーションを取ることで中学生の勉強意欲を高めることができます。
また、褒め言葉や励ましを通じてポジティブな雰囲気を作ることも重要です。
学習に対する関心を示し、積極的にコミュニケーションを取る
- 学校生活に関心を示す
学校での授業や課題について中学生に興味を持って話を聞くことが大切です。子どもが学校で学んでいる内容に関心を持つことで、中学生も自分の勉強に対する意欲が高まります。 - 進路や将来の夢について話す
将来の進路や夢について中学生と話し合うことで、履修の重要性や目標達成のための努力の大切さを伝えることができ、中学生の勉強嫌いを克服する対策につながります。 - 一緒に勉強する
家庭で子どもと一緒に勉強する時間を作ることで、中学生に勉強の楽しさや大切さを実感させることができます。一緒に問題を解いたり本を読んだりすることで中学生が勉強嫌いを克服し、学びに対する興味を持つきっかけとなります。
褒め言葉や励ましを通じてポジティブな雰囲気を作る
- 適切なタイミングで褒める
学習や努力に対して適切なタイミングで褒め言葉をかけることで、中学生の自信を育みます。失敗や間違いを恐れずに取り組む姿勢を促すためにも、褒め言葉は重要です。 - 褒め言葉を工夫する
単純な「良いね」ではなく、具体的にどこが良かったのかを伝えることで、褒め言葉の効果を高めることができます。 - 失敗を受け入れる
失敗や間違いを否定せずに受け入れ、その経験を成長の機会と捉えるようにサポートします。失敗から学ぶことを前向きに捉えることで中学生の挑戦する姿勢を育みます。
家庭でのサポートを通じて、子どもの勉強意欲を高め、勉強嫌いを克服することができます。
中学生の勉強嫌い克服法⑤毎日の学習を楽しく工夫する
中学生の勉強嫌いを克服するためには、毎日の学習を楽しく工夫することが欠かせません。
とくにゲーム感覚で学習できるアプリやツールを活用したり、興味を引く動画やイラストを活用して勉強をサポートすることが有効です。
以下に具体的な方法を示します。
ゲーム感覚で学習できるアプリやツールを活用する
- クイズ形式のアプリ
数学や英語などの教科ごとにクイズ形式で勉強できるアプリを活用すると、問題解決能力や記憶力が養われます。例えば「Quizlet」や「Math Duel」などがあります。 - ゲーム要素のあるアプリ
学習要素をゲームに取り入れたアプリを活用すると、子どもが楽しみながら学べます。例えば、「Kahoot!」や「ABCmouse.com」などがあります。 - 学習ゲーム
勉強をゲーム感覚で楽しめるサービスもあります。問題を解くことでキャラクターが成長するなど、ゲーム要素が取り入れられています。例えば「Prodigy」や「IXL」などがあります。 - 動画授業
オンライン学習プラットフォームでは、専門家による動画授業が提供されています。中学生が興味を持ちそうなテーマや教材を選んで勉強することができます。
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→ 【中学生】高一致率の教科書準拠で学べる「AI型ドリル」ベスト3選
興味を引く動画やイラストを活用して学習をサポートする
- 教科書と連動した動画
教科書の内容に合わせた解説動画を活用すると、理解が深まりやすくなります。例えば、数学の公式や歴史の出来事などをわかりやすく解説した動画があります。 - 実験やデモンストレーション動画
科学や理科の授業で、実際の実験やデモンストレーションを動画で見ることで、興味を引かれることがあります。 - 解説図やイラスト入り教材
イラストや図を使った解説教材を活用すると、抽象的な概念も理解しやすくなります。例えば、生物の細胞の構造や地理の地形図などがあります。
毎日の勉強を楽しく工夫することで、中学生の勉強嫌いを克服し、履修意欲を高めることができます。
中学生の勉強嫌い克服法⑥学習の仕組みを整える
中学生の勉強嫌いを克服するためには、勉強の仕組みを整えることが重要です。
勉強時間を決めてルーティン化し、学習内容を分かりやすく整理することで、効果的な履修環境を整えることができます。
学習時間を決めてルーティン化する
- 毎日の学習時間を決める
勉強時間を決めることで履修が習慣化され、やる気を維持しやすくなります。朝の30分や夕方の1時間など、子どもが集中しやすい時間帯を選びましょう。 - リマインダーを活用する
スマートフォンのアラーム機能やカレンダーアプリを活用して、勉強時間をリマインドすることで、履修を忘れることなく取り組むことができます。 - 学習スペースを整える
静かで明るい場所に勉強机を配置し、学びに集中しやすい環境を整えましょう。机の上は散らからないように整理し、必要な教材や文房具を用意しておきます。
学習内容を分かりやすく整理し、ストレスを軽減する
- 週間や月間の学習計画を立てる
週や月単位で学習計画を立てることで、勉強すべき内容や目標を明確化し、計画的に学びを進めることができます。計画を立てる際には、学校のカリキュラムやテスト日程を考慮に入れます。 - ノートやマインドマップを活用する
勉強した内容を整理するために、ノートやマインドマップを活用します。自分の言葉でまとめることで理解が深まり、視覚的に整理することで情報を効果的に記憶することができます。
成果を可視化する
- 進捗管理シートを作成する
勉強した内容や進捗状況を記録する進捗管理シートを作成しましょう。自分の履修成果が可視化されることで、学びへのモチベーションを維持することができます。
勉強の仕組みを整えることで、中学生の勉強嫌いを克服し、効果的な履修環境を整えることができます。
中学生の勉強嫌い克服法⑦成果を実感できるフィードバックを行う
項目 | 説明 |
進捗管理シート | 勉強した科目や内容、学習時間や取り組んだ問題数、理解度や難易度の評価、次に取り組むべき課題や目標を記録し、自分の成長を可視化する。 |
学習ポートフォリオ | 学習した教材やテキストの写真やスクリーンショット、自己評価や勉強の振り返り、履修中に感じた気づきや学びをまとめ、成果を振り返る。 |
間違いを振り返る | 間違った問題や理解が難しかった箇所を振り返り、どこが難しかったのか、どうすればよかったのかを考える。 |
ポジティブなフィードバック | 間違いを指摘する際にも、ポジティブな言葉を使い、成長の機会として捉える。間違いを恐れずに挑戦する姿勢を育む。 |
中学生の勉強嫌いを克服するためには、成果を実感できるようなフィードバックを行うことが重要です。
達成したことを可視化する方法を考え、間違いをポジティブな学びとして
捉える発想を促すことで、勉強意欲を高めることができます。
達成したことを可視化するための方法を考える
進捗管理シートを活用する
進捗管理シートを使うと、勉強した内容や進捗状況を記録し、自分の成長を可視化することができます。シートには以下のような項目を含めると良いです。
- 勉強した科目や内容
- 履修時間や取り組んだ問題数
- 理解度や難易度の評価
- 次に取り組むべき課題や目標
- 学習ポートフォリオを作成する
学習ポートフォリオは、勉強した成果物や自己評価、改善点などをまとめたものです。ポートフォリオには以下のような内容を含めることができます。
学習した教材やテキストの写真やスクリーンショット
- 自己評価や勉強の振り返り
- 履修中に感じた気づきや学び
間違いをポジティブな学びとして捉える発想を促す
- 間違いを振り返る
間違った問題や理解が難しかった箇所を振り返り、どこが難しかったのか、どうすればよかったのかを考えます。間違いを次に活かす学びに変えることができ、中学生の勉強嫌いを克服することへつながります。 - ポジティブなフィードバックを行う
間違いを指摘する際にも、ポジティブな言葉を使い、成長の機会として捉えることが大切です。間違いを恐れずに挑戦する姿勢を育みましょう。
成果を実感できるようなフィードバックを行うことで、中学生の勉強嫌いを克服し、学習意欲を高めることができます。
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まとめ
中学生の勉強嫌いを克服するには、子どもの興味や関心を大切にし、
学習環境や勉強計画を整えることが重要です。
また、間違いをポジティブな学びとして捉えることや、成果を実感できるようなフィードバックも効果的。
これらの方法を取り入れて、子どものやる気を引き出し、勉強が楽しくなる環境を整えましょう。
中学生の勉強嫌い克服に向けて、家庭でのサポートが大切であることを忘れずに。