中学生に便利な勉強法といわれている通信教材ですが、じつは口コミにはしっかりと注意しておけなければ途中で辞めるハメなったりする原因になります。
確かに口コミ情報というのは中学生の通信教育の参考になるかもしれませんが、なんでもかんでも信じてしまうのは待って欲しいんですね。
後になって後悔しないためにも、中学生の通信教育を選ぶときの「口コミ」について注意しておくべき3つのポイントをお伝えします。
中学生の通信教育選びで見る「口コミ」のここに注意!
私は元塾講師という立場で、そもそも通信教材の便利さに興味を持ったことから少しでも広めようと情報をお伝えしています。もちろん良い面もあれば逆もあります。
このブログでも、口コミについて基本的にはほとんど触れていません。たまにお伝えする口コミというのは、実際に私が知人や利用した家庭からの信頼性の高いものばかりです。
もしいい加減な口コミ情報をお伝えしたところで、私のポリシーにも反するし、結果的に子どもや家庭にとって何の役にも立たない情報になってしまうからなんですね。
ぶっちゃけたことを言えば、インターネットの世界での口コミ情報なんてどうにでもなるんです。だって誰が書いたのか?まで知ることはできませんから。
私がこの記事を読んで下さっている皆さんに言いたいのが、自分の力で口コミ情報をしっかりと検証してくださいということ。口コミ情報を鵜呑みにするのではなくて、
ということに気をつけていただきたいんです。
つまり自分で口コミの内容を咀嚼して、信頼性のあるものかどうかを見極める。
ここを目指すためにも口コミにおいて注意するべくポイントを、3つの項目について詳しくお伝えします。
口コミの注意点①表があれば必ず裏もある
口コミ情報を見るときには、まずこの「表と裏」を考えるようにしてください。
通信教材に限らず何でもそうですが、光があれば必ず影も存在して当然です。従って「良い事」ばかりが掲載してある口コミ情報というのは信頼性に欠け、悪い口コミもあって然りです。
ただし悪い口コミに対しても鵜呑みにするのではなく、通信教材の中身をしっかりと把握することを心掛けてください。もしかすると「理解不足」などによる原因があるのかもしれません。
あくまでも感情は抜きにして、理性で考えることが大切です。
口コミの注意点②実際に使った声かどうかを見抜く
「この口コミは実際に使った声だろうか?」
こういった視点を持つことが大事で、しっかりと使った感想であればその教材特有の機能面などの言葉が出てくるはずです。ただ単に形容詞を並べただけの口コミというのは、今一つ信憑性に欠けると思ってください。
もし知人に「ある物」を使った感想を聞かれたら、たぶん「この機能が凄くて~」などと具体的な言葉が出てくるはずです。良い部分はそこまでして伝えたくなるものです。
もし自分が使ったのならどんなふうに伝えるのか?この部分をしっかりと頭に入れておいて、口コミ情報ごとに立場を置き換えて考えてみると正確性が良く見えてきます。
口コミの注意点③成績が伸びた!という言葉は誰でも言える
通信教材の口コミ情報でもっとも多い言葉が「成績が上がった!」です。
私はこの言葉を見た瞬間に呆れてサイトを閉じてしまうのですが、これはもう話にならないくらいどうしようもない「やらせ」な口コミですね。
もちろん当事者である我々は子供の成績を上げたくて通信教材を探すのですが、成績の上がらない通信教材なんて存在すると思いますか?ある一定以上の情報を販売している限り、成績が下がるなんてことはあり得ないんです。
それに通信教材というのは勉強のサポートをしてくれるものなので、成績が上がったのは子供が努力した結果なんですね。そこを通信教材の性能が良かったから、というのではあまりにも頑張った子供が可愛そうです。
この成績アップ!という言葉は一瞬ハッ!とその気になる言葉だと思いますが、自分がその親の立場だったらどうなのか?と思って考えてみてください。
参考:【中学生の通信教材】場面に合わせて選ぶ3つのジャンルと5つの種類
中学生の通信教育でもっとも大事なのは「子供と家庭」の相性
中学生の通信教育について「口コミ」への対処の注意点についてお伝えしましたが、確かに有益で信頼性の高い情報であれば参考にはなります。
しかしよく考えてみてください、何がもっとも重要なことかを。
子供と通信教材の相性について
中学生の通信教育で勉強をするということは、デメリットもあります。
まず通信教材がどうのこうのと言うよりも、子供が1人で取り組むスタイルだということを最も考えておかなければいけません。これを考えずに便利そうだからという理由で始めてしまうと、あとになって勉強が続かず辞めてしまったりといった原因となります。
多くの家庭が続かず辞めてしまうのも、まずこの部分が原因となっているからです。1人で取り組むということは、つぎのことに注意が必要になります。
- 今までに家庭学習のクセがついているか?
- 子供自身に、本気で高校入試へ向けて取り組もうとする「やる気」があるか?
この2つがクリアできなければ、せっかく便利な中学生の通信教育も本末転倒になります。もしこの2つをクリアできないようであれば、学習塾などのほうが向いているといえますので考え直した方がいいです。
まずこの「子供との相性」というのは最も大きなポイントになりますので、じっくりと時間をかけて中学生の通信教育を考えるようにしてください。
家庭と通信教材の相性について
子供だけではなく家庭環境によっても中学生の通信教育の優位性を問われる部分があり、家庭学習のできる環境が整っているか?を見返してみてください。
中学生の通信教育での勉強というのは家庭環境に大きく左右され、いくらでも怠けることもできるといった特性があります。いわゆるメリハリをつけるためにも家庭環境や家族の協力といったことが必要となりますので、しっかりと確認しておくことが大切です。
それに費用面においても大幅に経済的ですので、余裕のできた時間と費用を別の勉強に使うことは高校入試へ向けたかなり有効な勉強方法となります。
まずは空いた時間をどのように有効に使うか?を考えるようにしてください。
とくに通信教材選びで注意しておくこと
中学生の通信教育というのは学習塾などと同じように「続ける」ことで結果も違ってきます。つまり中学生の通信教育での勉強方法が体に馴染んでくることによって、子供自身に流れが出来るということです。
もちろん子供の「やる気」といったモチベーションも大切ですが、教材そのものに備わっている機能も見逃せないものです。
中学生の通信教育での勉強でのもっとも注意するべきなのが「講師がいない」という部分ですので、子供がつまずきそうになった時にいかに助けてくれる機能があるか?をしっかりと確認しておくことが大事です。
子供を助けてくれる機能としては次のようなものがあります。
- 説明のしっかりとした、わかりやすい(理解しやすい)映像授業であるか?
- 単元を時系列(体型的)に学ぶことのできるものか?
- 過去のつまずきを発見できる機能があるか?
これらの機能は子供が通信教材の勉強で「迷わない」ためにも、もっとも重要なポイントといえます。講師がいない代わりにこうした機能がサポートしてくれることによって、続けることにつながり結果が期待できるようになります。
参考:中学生の通信教材を比較するときは『映像授業』の質がいちばん重要!
いちばん大事なのは「口コミに頼らない通信教材選び」!
中学生の通信教育選びでもっとも重要なポイントは、口コミに頼らず自分の目で見て判断するということです。これを実行することがもっとも大切になります。
一般的には口コミ情報だけで通信教材を選ぶ家庭のほうが多いですが、口コミに頼らず自分の目で確かめる考え方にスイッチしてください。一通りの通信教材を試してみることで、いかに口コミ情報がいい加減だったか見えてくるようになります。
私も塾講師をしていたこともあって、中学生とその家庭には正しくて間違いなく役に立つ情報をおつたえしていく義務もあります。
業者などであればお伝えしたようなことは言わないのですが、私は立場が違うことと家庭や子供側の視点で見るためにズバズバと裏の世界についてもオープンにしていきます。
もしかすると業者などから警告などが来るかもしれませんが、今後もこの姿勢を変えるつもりはありませんので安心してもらえればと思います。
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