中学生には通信教育がおすすめ!と私は言いたいところなのですが‥
その前にココを押さえておけば!というポイントがあります。便利だからといって、闇雲に通信教育を始めるのは注意が必要です。
そんな押さえるべき3つのポイントをお伝えしていきます。
中学生の通信教育は3つのポイントを押さえれば便利!
確かに通信教育っていうのは便利なんですよね。
塾のように通わなくても自宅で勉強ができる‥
子供が暗い夜道を帰ってくる心配がない‥
でもその便利さを学力に結び付けるためには、3つのポイントを押さえることが大切です。
ポイント①学習塾と違って、子供はひとりぼっちで勉強していく
まず初めに、これがないと通信教育はおすすめできません。
それは‥子供の「勉強するんだ!」っていう気持ちです。
というのも、こういう通信教育って子供がひとりぼっちで勉強することになるんですね。ちょっと子供がひとりで勉強する姿を想像してみてください。
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子供が真剣に、勉強に取り組む姿が想像できましたか?
もしそんな姿が想像できない、ということであれば塾に通わせたほうがいいです。塾であれば半強制的に勉強せざるを得ないからです。
通信教育っていうのは、確かに便利なんです、時間的にも費用的にも‥。しかし子供のモチベーションが伴っていないと、結局続かなくなってしまうんです。
参考:中学生には塾?通信教育?選ぶときのメリットとデメリット20選
勉強っていうのは「続けてなんぼ」なんですね。地道に少しずつでも続けることが、身になる学力のつき方になってきます。いわゆるコツコツと‥というやつです。
まずこの「子供のモチベーション」について親が感じ取ることが大切です。それにはしっかりと目指す高校が決まっているか?ということが重要になってきます。
目指す高校も決まって、それに向けて頑張る!という気持ちが大切です。この気持ちが強いほど、通信教育は子供の力になってくるはずです。
続かなくなるのは「目標が定まっていない」
こういう通信教育が続かなくなる理由のワースト1は「目標が定まっていない」この理由がいちばん多くなっています。
自宅でできることもあって気持ちが入っていない状態で、どうしてもモチベーションが緩んでしまうためです。子供がひとりで取り組むというスタイルの通信教育の弱点ともいえる部分です。
こうしたモチベーションの問題をなくすためにも、まず目指す高校をしっかりと定めてください。そして子供がひとりでも取り組めることを親のほうが察知してください。
まずはここをクリアすることが、通信教育を始める第一歩になってきます。ここを曖昧にしてしまうと、あとで後悔することになります。
- やっぱり学習塾にしておけばよかった‥
- なんだ、通信教育って役に立たないじゃないか‥
なんていうふうに。
まず子供のモチベーションを確かめず、通信教育のせいにするのは愚の骨頂です。しっかりと身にするためにも、この部分を確かめておくべきです。この部分を乗り越えれば、通信教育は便利な教材です。
参考:中学生にインターネット塾を考えるときのメリット・デメリット10選
ポイント②偏差値と教材を合わせる
子供のモチベーションが確認できて「目標に向けてひとりでも頑張る!」ということであれば、これ以上ないくらい便利な通信教育を使ってみてください。
いざ使ってみると、周りの子供が学習塾に通う姿を「大変だな」と思うようになるはずです。それくらい通信教育っていうのは便利なものです。
しかし闇雲に通信教育を選べばいいかというとそうでもないんですね。ひと口に通信教育といっても高校の偏差値に合わせて考える必要があります。
もしこれを考えずに通信教育を始めると、いくら勉強しても、目標の高校に合格できる学力がつきません。そのために、通信教育ごとに対応できる偏差値は?ということを考えておくことが大切です。
参考:中学生の通信教育って塾みたいに偏差値があるの?という方へ
でもどうやって‥?
と思いますが、これは教材ごとに試してみるしかないです。教材によっては、ホームページに「これくらいの偏差値〇〇〇」と掲載してあることもあります。ですが、そんなところは至って稀です。
できれば自分の目で確かめてみる、というのがおすすめです。通信教育の教材は、無料体験をやって試すことができるのがほとんどです。中にはできない教材もありますが‥。
私もいろいろと通信教育を試してきましたが入っているドリルを見ると、
だいたいどれくらいの偏差値に対応できるか?がわかるんですね。
実際にやってみると、これがけっこう違うものなんです。浅く広くっていう教材や、理数系を掘り下げてある教材など‥。
私もいろいろ試してきて‥「あ~、これは試して知っておいた方がいいよな~」とつくずく思いました。
闇雲にイメージだけで始めるのではなくて、偏差値を確認するのは大切です。少なくても、始めようと思った教材は試してみるようにしてください。
参考:中学生の通信教育でタブレットでできるおすすめ教材7つを探る!
ポイント③いかに「つまずかない」よう工夫がしてある教材を選ぶか
ここまでに、2点のポイントについてお伝えしてきました。
- 子供のモチベーションについて
- 偏差値を確認しておくことについて
最後にもうひとつ大切なポイントがあるので、もう少しだけ頑張ってみてください。
「つまずかない」工夫がしてある教材かどうか?
どういうこと?と思われるかもしれませんが‥
子供がひとりで取り組むっていうことは、どうしても「つまずく」ことに対して、何も助けがない状態なんですね。
学習塾なら講師が助けてくれます。家庭教師なども、当然ですが助けてくれるんです。それが通信教育になると、その教材に頼るしか方法がないんです。
ということは‥
いかに「つまずかない」ような工夫がしてあるか?
ということが大事になってくるわけなんです。
そんなのどうやってわかるの?と思うかもしれませんが‥これは教材のシステムの問題になってきます。
たとえばそれがしっかりと考えられている教材では「つまずき防止機能」という機能があったりします。また「苦手克服機能」というものがシステムに組み込んであるものなど。「さかのぼり学習」っていうものだったりします。
こういった機能がシステムに組み込んである教材は、ひとりで勉強していく上で、かなり「つまずき」を減らせるんです。
これらがどういった機能かというと、わからなくなったときに、原因をつきつめて教えてくれる機能と言ったら近いのかなと思います。
私も体験してみましたがこの機能があるとないとでは、子供がつまずくかどうかが全然違ってくるんですね。
たとえば普段の勉強をしていて、毎日のデータから間違った問題などを分析して教えてくれたり‥
わからなくなったときに「さかのぼりボタン」を押すとその問題の元になっている小学生の分野まで教えてくれたり‥
こういう機能があると、ひとりでもつまずきを解決できるんですね。それもココ!っていう具合に、ピンポイントで教えてくれます。
これってEラーニングさながらのシステムなんですね。子供がつまずいているところを、的確に教えてくれる。学校の先生や塾の講師でも、この「つまずき」をハッキリと見つけるのは難しいんです。
私も塾講師をやっていたころは、すべての子供のつまずきを指摘するのはムリでした。でもここが教育者として、いちばんやるべき部分なんですね。でもそれが実際に人間だとめっちゃ難しい‥。
これをいとも簡単にやってくれるのが、こういう「つまずき防止システム」などです。これがあるとないとでは大違いです。
なので、この機能があるかどうかを調べることは大切です。私はこの機能がある教材を強くおすすめしたいです。なにせ私でも難しかったことを、簡単にやってくれるのですから。
というわけで3つ目のポイントは「つまずかない工夫」がしてあるかどうかです。これは教材によって、あったりなかったりします。
私はあったほうが、はるかに毎日の勉強が進むと思います。それにつまずいて進まなくなると、嫌になって途中で辞めてしまいますしね。
参考:中学生の通信教育で「オススメ」の根拠を考える3つのポイント
3つのポイントをクリアできれば中学生には通信教育がおすすめ!
通信教育を考えるときに、いちばん大切になる3つのポイントを押さえてきました。
1⃣まず子供のモチベーションを確認すること。
2⃣子供がめざす偏差値と合わせること。
3⃣つまずかない工夫がしてある通信教育を選ぶこと。
私が塾講師を経験して、いちばん大事だと思う3つのポイントです。これをしっかりと押さえておけば、通信教育を便利に効果的に使うことができるはずです。
参考:中学生の通信教育を比較するときに注意する3つのポイント!
このサイトでも、なるべく通信教育について役に立つ情報を伝えていこうと思います。まずはこの3つのポイントを頭に置きながら、通信教育を考えてみてください。
もし1つでも外れるようなら、学習塾を選んだ方がいいかもしれません。3つともクリアできれば、通信教育はかなり便利な勉強方法になります。
私は時間も費用も大幅に節約できるので、できれば通信教育をおすすめします。