中学生が英会話を身につける方法として、英会話スクールなどに通うのも手段ですが自宅で効率よく勉強できる方法として教材を使うというのも便利なものです。
しかし、いくら英会話教材を使っても結果につながらない‥
こんなことも多く見てきましたので、どうすれば結果の出る教材を探すことができるのか?について3つのポイントをお伝えしていきます。
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中学生の英会話教材で注意するポイント①中学生向き
まずもっとも基本となる部分ですが、英会話教材を選ぶときに「中学生向き」かどうかを確認しておくことが大切です。
とくにCDを使った英会話リスニング教材などは企業の研修向けなどのものが多いので、学校の勉強とはズレてしまうことがあります。
英会話教材を購入するときはインターネットで通信販売が多いと思いますので、まずはしっかりとホームページで中学生向きであることを確認するようにしてください。
中には観光向けやビジネス向けといった英会話教材も多いので、目的がズレていないかどうかをしっかりと探っておくことが後になって後悔をしないポイントになります。
中学生の英会話教材で注意するポイント②メソッド
これは一般的にはあまり知られていないポイントになりますが、英会話の指導方法には必ず「メソッド」というものが存在します。
このメソッドというのは指導方法や勉強法というもので、あまりうまく言えませんが「どこに焦点を絞って身につけるか?」という勉強のスタイルだと思っていただいて構いません。
例えば英会話の専門家のあいだでは、このようなメソッドが有効とされています。
「左脳よりも右脳を使って、感覚的に身につけていくメソッドが最適」
これで何となくでもメソッドの意味が伝わるかと思います。
よく右脳教育などと耳にしますが、とくに日本では一般的に左脳教育が行われているため「おかしな考え方」と捉えられることが多いものです。
しかし最近では「右脳教育メソッド」の有効性が大学の教授など専門家によって解かれてきたことにより、とくに言語に関する教育には最適とされるようになってきました。
英会話教材にもこの「右脳教育メソッド」が多く用いられるようになってきていることからも、できれば最新のメソッドで勉強することが望ましいです。
新しいメソッドというものはこれまでの多くの根拠に基づいた上で示されたデータになりますので、より効果的な英会話学習へとつなげることができます。
中学生の英会話教材で注意するポイント③レベル
ひと口に中学生の英会話教材といっても、個人的なレベルの問題があります。
とまり学力に合わせて英会話教材を選ぶようにしないと、チグハグな勉強になってしまうので結果につながってこないというわけです。
とくに英会話に関しては自宅で取り組める教材も充実しているため、子供のペースによってはどんどん先へと進むことも可能。無学年という考え方を取り入れることは、より結果を出すために有効な方法と言えます。
中学生をより進化させる英会話教材とは?
それでは実際に英会話教材を具体的に見ていきますが、まずはどんなスタイルがあるのか?についてお伝えしておきます。
英会話教材には、大きく分けて次の3つのスタイルがあります。
- CDなどを使ってレッスンをしていく教材。
- インターネットを使って勉強をする教材。
- オンラインを使って英会話レッスンをしていく教材。
昔からよくある英会話の学習スタイルはCD教材です。私もそうでしたが、学校や学習塾などから英会話CDが配られて勉強をしたという経験がある方も多いはずです。
最近では英会話教材も進化してインターネットを使って勉強ができるようになっており、CD教材よりも多くの情報量によって英会話学習が可能になっています。
またさらに進化したスタイルとして一般的によく耳にするようになったオンライン英会話(スカイプ英会話)と呼ばれるものがあり、これは直接的に講師と会話をしながら学んでいく勉強スタイルです。
この3つの教材で大きな違いといえば、
- 「CD教材」「インターネット教材」は自分で問題を解決しながら進める。
- 「オンライン英会話」は講師に聞きながら進める。
といったところがポイントになってきます。
「CD教材」はあまり効果的に思えない気がしますがそうでもなく、目で見る要素がないことで余計なものが頭に入ってこないので想像力をいちばん高めることのできる英会話学習といえます。
またその逆に「インターネット教材」「オンライン英会話」など中学生の通信教育のメリットは情報量の多さ・目で見ることによる理解力の増進で、視覚的に英会話を深く理解したり実際に会話をすることによる「右脳メソッド」で勉強ができるところです。
どちらがいいとは言えませんが、最近では「インターネット教材」「オンライン英会話」を使って英会話学習をする家庭もかなり増えてきています。
中学生の英会話教材はどれがいい?
さらに具体的に英会話教材を見ていこうと思います。
先ほどお伝えした「中学生向き」「右脳メソッド」「レベル」を考慮した上でピックアップしてみますので、ぜひ英会話教材選びの参考にしてみてください。
「CDを使った英会話教材」
まず初めにおすすめの英会話CD教材をピックアップしてみます。
私が選ぶとすれば同じメソッドで統一された、この3つの英会話教材です。
「SpeakEssence(スピークエッセンス)」
公式サイト:聴いてマネするだけの超初心者向け英会話教材【SpeakEssence】
大阪観光大学の教授もすすめる教材で、CDだけではなくオンラインレッスンもしてくれる超初心者向き中学生の通信教育です。
とにかく英会話を始めたての中学生向きの英会話教材で、本格的にオンライン英会話を始めるには抵抗がある‥というときに入門としても便利なCDメインの教材です。
また問題点にぶつかれば電話サポートで解決できるので買ったらそれで終わり‥ということもなく、その後もつまずかないようフォローしてくれるので英会話初心者にはピッタリです。
脳科学と言語学に基づいて作られている教材で「さらに超スローリスニング」ということで、英会話をこれから勉強する取っ付きにはちょうどいい中学生の通信教育です。
「ネイティブイングリッシュ」
公式サイト:テキストいらずの聞くだけ学習 英会話教材【ネイティブイングリッシュ】
このCD教材はバイリンガル女優の河北麻友子さんがレッスンしていたことで有名ですが、2008年に販売開始になってからずっと人気のある教材としても耳にします。
内容としては初心者レベルをクリアした中級者向けといった英会話教材で、テキストなどがなく耳で聞くことによって英会話レッスンができるというものです。
とくに便利なのが会話スピードが「普通➝速い」「速い➝普通」があることにより、リスニングにもっと慣れることでができるという点。一見すると地味に聞こえますが、実際にこのスピードによる違いを聞いてみると「役に立つ」と実感できるはずです。
また「英語➝日本語」「日本語➝英語」など翻訳の仕方も「右脳と左脳」によるメソッドが使われていることにより、さらに英会話を感覚と理屈の両面から身につけることが出来るようになっています。
「インターネットを使った英会話教材」
CD教材とは違って情報量の多さは圧倒的に多くなります。今の主流ともいえる英会話教材のスタイルでパソコンやタブレットを使って勉強していきます。
「スタディサプリイングリッシュ」
私のレビュー:スタディサプリイングリッシュをいざ体験!
スマホでサクッと英会話レッスンのできる中学生の通信教育で、とにかくレッスンのテキスト量が中学3年間では終わらないほど多いのが特徴です。
レッスン自体はとくにスピーキングに力を入れており、微妙な発音練習や音声変化ディクテーションなどによって思ったよりもハイレベルな英会話レッスンができたのには私も驚きました。
さらにリスニングPLUSでは話した内容をシステムが検知して採点する機能があったりと、よりスクールに近い英会話レッスンができるようになっています。
パソコンやタブレットだけではなくスマホでも十分なレッスンができるよう設計されていて、初心者から中級者までストレスのない英会話学習が自宅でできます。
「Z会Asteria」
公式サイト:【Z会Asteria】英語4技能講座
この中学生の通信教育はハイレベルな内容になっているので、英会話の上級者向けにちょうどいい勉強ができます。初心者にはおすすめできません。
英会話という枠を超えた総合的な英語学習のできる教材で、パソコンやタブレットを使ってE-ラーニングによる学習を行っていく膨大な情報量を持つスタイルです。
これからの英会話でとくに重要となって良く英語4技能をしっかりと勉強できる教材なので英会話レッスンだけではなく、難関校などトップクラスの志望校への受験にもピッタリの内容です。
Z会の教材は質が高いことで評判ですが、この英会話教材も作りがかなりしっかりしているのでヘタなものを選ぶより堅実な選び方となるはずです。
「オンライン英会話による教材」
最後にお伝えするのは「対面」によって英会話レッスンをしていくスタイルの中学生の通信教育です。講師と直接話すことができるので、生の発音を聞くことができるメリットがあります。
「オンライン英会話スモールワールド」
私のレビュー:スカイプ英会話「スモールワールド」は日本人講師が多い?
実際に講師と会話をするときにいちばん重要になってくるのが「日本語で質問ができるか?」ということですが、この問題を解消するためには日本人講師がいるオンライン英会話を選ぶことです。
このスモールワールドは講師の80%が日本人という圧倒的な多さなので、日本人講師を予約しようと思ったけど一杯で取れない‥ということもなく英会話レッスンができます。
テキストは自分で用意することが出来たり講師が開設している講座を利用できたりと、さまざまなスタイルから選んで受講することができて便利です。
講師開設の講座は中学生に特化したものもあり、総復習や英検対策などそのときに必要な勉強が必ず見つかるはずです。日本人講師による質問のしやすさ、これは何よりも代えがたいポイントです。
「学研kimini英会話」
私のレビュー:学研のスカイプ通信教育「kimini英会話」を体験!
学研が運営しているオンライン英会話で、とくに無料で用意されたテキスト量がかなり多いのが特徴です。総復習や英検対策など中学校のあいだに必要な英会話レッスンはすべて出来てしまいます。
講師は日本人ではないのですが学研の研修システムによってそこそこ日本語も通じ、そこまで質問が通じないということもなく不具合なくレッスンが出来る範囲です。
またスピーキングに強いオンライン英会話なので特化したテキストも用意されており、英字ニュースなどを読んで講師とセッションをするといったハイレベルなレッスンもできます。
初心者から上級者まで十分にカバーしてくれる内容で、アルファベット1文字に対するスピーキング練習などはかなり勉強になる部分です。
結果の出る英会話教材を選ぶことは必須!
こうした中学生の英会話教材でもっともやりがちな失敗が「闇雲に選ぶ」ことです。
どれも変わらないだろう‥といって選んでしまうと、後になって様々な支障が出てくるものです。
- 「始めてみたけど何だか中学生の勉強とは違う‥」
- 「レベルが合っていなくて勉強が進まない‥」
このような失敗を避けることによって、おのずと結果にもつながってきます。
さらに「CD教材」「インターネット教材」「オンライン英会話」それぞれでも特徴がありますので、そこまできちんと把握しておくことが重要です。
たとえばオンライン英会話で「ネイティブ講師に日本語が通じない」ということになってしまえば、それこそ英会話レッスンどころの話ではなくなってしまいます。
まずはここでお伝えした3つのポイントに注意すること、さらにそれぞれの教材によるポイントを見逃さないこと、この段階を踏まえることで失敗もなく結果の出る英会話教材が見つかります。
初めの教材選びによってすべてが決まってきますので、面倒だと思ってもじっくりと時間をかけて英会話教材を探ってみることが大切です。
英会話教育はどんどんレベルが上がります。
新しい学習指導要領を見ると「コミュニケーション」という言葉がやたらと書いてあります。これは「英会話によって自分の意志を伝える」という目標があるためです。
中学生のうちに最低でも英検3級、できれば準2級レベルまでの力をつけておきたいところです。