こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「発達障害の中学生におすすめのオンライン学習が知りたい」という疑問に答えます。
オンライン学習といっても教科はさまざまで、英会話、プログラミングなどがあります。そのなかでも今回は「5教科」を学べるオンライン学習に焦点を当てていきます。
また5教科オンライン学習利用を考えるキッカケとなった「場面」ごとに、目標達成しやすく教材特性をより活かせるぴったりの7選に絞り込んでピックアップ。
オンライン学習(デジタル教材、オンライン塾、オンライン家庭教師)のスタイルから、より目的に沿った種類および選んで失敗のない優秀な教材を紹介します。
発達障害の中学生に「場面」で考えるオンライン学習7選
つぎの場面にぴったりのオンライン学習から、もっとも相応しい代表的なおすすめ教材をピックアップします。
- 家庭学習の「クセ」をつけさせたい
- 標準レベルの「公立高校受験」を考えている
- 私立高校など「難関校」への受験対策をさせたい
家庭学習の「クセ」をつけさせたい場合
標準レベルの家庭学習を実践できる、オンライン学習のカテゴリーです。
発達障害で勉強が嫌い、勉強グセをつけさせたい、楽しさや興味のもてる勉強方法を探している、といった悩み解消へつなげやすいオンライン学習になります。
おすすめ①デジタル教材「すらら」
選んだ理由 | 無学年方式で学力低下がみられる場合に有効。 アニメーション授業で「楽しさ」を感じることにより興味を持ちやすい。 | ||||
無学年方式 | ◎ | 授業スタイル | 映像授業 (アニメーション) | 定着要素 | ドリル機能 テスト機能 AIシステム |
文部科学大臣賞の受賞歴もあり発達障害支援のプロによる監修で作られたオンライン学習です。私的には極めておすすめのオンライン学習になります。
発達障害の中学生でも、なかなか家庭学習に興味を持てないという場合にぴったりの構成。
とくにアニメーション授業などは講師が話しかけてくるスタイルで、いってみれば個別指導塾のような雰囲気でマンツーマンレッスンを行っているかのような映像授業が特徴です。
ビジュアル面においてはすべてキャラクターによる構成のため楽しさを感じやすく、勉強の難しさを与えない工夫が豊富。映像授業もゆっくりとしたペースで進み、少しの解説と確認問題が繰り返されるので極めてわかりやすい授業構成となっています。
また定着につながるドリル問題やテスト問題も豊富に用意されており、問題数や多角的な出題といった定着につながるやすい演習問題であることも間違いなし。とくに間違った場合に起動するAIシステムにより、つまずき原因となる単元などを教えてくれるので、至って簡単につまずき対策を行うことも出来ます。
とくに大きなメリットとなるのが「無学年方式」が採用されている点で、発達障害により学力低下で悩んでいる場合にも最適。一般的なオンライン学習はほとんどが学年制で現学年しか取り組めませんが、このすららの場合は小学生範囲から学べるため子供にぴったりの範囲を自由に学習できるのも大きな強みになると思います。
勉強を行って貯めたポイントにより、ご褒美機能もかなり充実。勉強ばかりではなくしっかりと御褒美も用意されているので、勉強グセをつけやすいオンライン学習です。
レビュー記事:すららの口コミ体験レビュー
おすすめ②デジタル教材「デキタス」
選んだ理由 | ビジュアル面において楽しさを感じやすく興味を持ちやすい。 5分程度の映像授業で飽きずに取り組める。 | ||||
無学年方式 | △ | 授業スタイル | 映像授業 (アニメーション) | 定着要素 | ドリル機能 テスト機能 |
城南コベッツグループ運営のオンライン学習で豊富な機能がコンパクトにまとまっている印象があります。学習の深さはそこまでですが興味を持ちやすい点では秀逸です。
とくにビジュアル面において秀逸で、発達障害の中学生がかなり興味を持ちやすいのが特徴です。
映像授業については全単元とも5分程度に要約されているので、飽きにくさという点ではポイント高め。ただし実際の講師陣が声役をやっているので、授業によってはやや聞き取りづらさを感じる場面も正直いってあります。
また映像授業の解説内容はかなりわかりやすく工夫されていますが、たまに「つながりがイマイチ」と感じる場面もあり。やや説明不足なところがあるので、単元によっては完全に理解し切れない可能性も感じられます。
とはいえ家庭学習に必要なコンテンツはすべて揃っており、とくに「さかのぼり機能」によって学年関係なく原因となる単元まで飛べるのは秀逸。したがって準無学年方式といった使い方のできるオンライン学習です。
映像授業のなかで一部の聞き取りにくさはネックですが、費用面ではかなりコスパの良い設定。総合的に考えると勉強に興味を持たせるためのオンライン学習としては、お手頃感もありけっこう優秀であると私は感じます。
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レビュー記事:デキタスの口コミ体験レビュー
標準レベルの「公立高校受験」を考えている場合
ややハイレベルの家庭学習を実践できる、オンライン学習のカテゴリーです。
家庭学習には取り組んでいるけど成績アップにつながらない、公立高校受験に向けて効果的な対策をさせたい、より確実に答えを出せる勉強をさせたいという悩み解消へつなげやすいオンライン学習になります。
おすすめ③デジタル教材「スタディサプリ」
選んだ理由 | 神授業の講師による極めてわかりやすい解説。 映像授業と演習問題が連動しており理解へつなげやすい。 | ||||
無学年方式 | ◯ | 授業スタイル | 映像授業 (実在講師) | 定着要素 | 演習問題 AIシステム |
ビジュアル面としての楽しさではなく「勉強がわかる楽しさ」を感じられるオンライン学習です。さらに確実性の高い家庭学習をさせたい場合にピッタリの選択になります。
小学4年生範囲から学べるため学力低下がみられる場合も安心で、いままでの家庭学習をさらに確実に身につけるといった目的であれば極めて最適といえるオンライン学習になります。
とくに神授業で有名な講師陣による映像授業はかなりわかりやすく、しっかりとした逆算による解説はこの上なく理解へつなげやすいかと思います。いちど映像授業を見て見ると、このスタディサプリがもっとも優秀ではと思えるような完成度の高さになっています。
授業を行う講師陣はすべて神授業で評判の人材ばかりで、どの講師も「ぜったいに伝え切る!」というかなりの熱意が伝わってくる授業解説。やや理解しづらい部分などは2~3回繰り返し違った角度から教えてくれるので、発達障害の中学生もわかりやすく授業を受けることができると私は思います。
優秀なのは映像授業だけではなく、かなり豊富な10,000問以上ある演習問題というのも特筆もの。わかりやすい授業解説で基礎を理解できたら、授業内容に沿ったテキストをはじめ、その範囲の確認問題テキストによってしっかりと定着を図れるのも大きなメリットです。
費用面においても極めて安く、コンテンツ内容を比較すると間違いなくコスパは良好。オンライン学習業界のなかでも、かなり安い費用設定となっているのも大きな魅力になります。
リクルートが運営しているため安心して取り組め、かなり理解へつなげやすい映像授業が大きな特徴。
私もかなり好きな授業解説なので、ぜひ一度見てみてください。
レビュー記事:スタディサプリの口コミ体験レビュー
おすすめ④オンライン塾「東進オンライン学校」
選んだ理由 | 楽しさがある独自構成の授業スタイルでわかりやすい。 豊富な確認問題および定期テストなどにより受験対策ができる。 | ||||
無学年方式 | ◯ | 授業スタイル | 映像授業 (実在講師) | 定着要素 | 確認問題 定期テスト AIシステム |
講師による映像授業に「楽しさがある方がいい」という場合におすすめのオンライン学習。教科によっては2人の講師が掛け合いスタイルで解説したりといろいろ工夫のある授業が特徴です。
いままでの家庭学習をより強化しやすいオンライン学習で、すべてのコンテンツが揃ってるのはもとより定期テストなど、より公立高校受験にむけた確実性の高い家庭学習が期待できる教材です。
映像授業を見終わるとAIシステムにより最適な確認問題が出題され、いまはとり組むべきではない問題が排除され出されるので余計な時間を省いた効率に優れた定着を図ることができます。
映像授業の解説はさすがにわかりやすく、東進オンライン学校の小学部などは四谷大塚とのコラボ動画になっていることからも、分かりやすさの面においては細かな説明で卒がなくトップレベルの印象が受けられます。
基礎理解と定着においては必要十分な構成で、あまり難しいハイレベル高校はムリですが、一般的な高校受験対策としては逆に勉強しやすく適した家庭学習を実践できる内容。
発達障害の中学生で「楽しさ」を求める場合に、映像授業に盛り込まれた「教え方の工夫による楽しさ」があるため、かなりぴったりのオンライン学習になるかと思います。
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レビュー記事:東進オンライン学校の口コミレビュー
おすすめ⑤デジタル教材「進研ゼミ」
選んだ理由 | 双方向授業(ライブ授業)で質問もできる。 ハイレベルコースの設定があり難関校対策も可能。 | ||||
無学年方式 | × | 授業スタイル | ライブ授業 (実在講師) | 定着要素 | ドリル機能 テスト機能 AIシステム |
勉強を安定させる点においてはこの進研ゼミもおすすめで、とくに「ライブ授業」で質問できるため効率のよい家庭学習を実践できます。
オンライン学習における通信教育では「映像授業」が主流ですが、この進研ゼミでは「ライブ授業」という双方向スタイルの授業で、個別指導感覚の取り組みができるといったメリットがあります。
とくにライブ授業で大きなメリットとなるのが「質問ができる」という部分で、こうした施策はオンライン学習であまり見られません。したがって疑問に感じる部分をその場で質問・解消につなげることが期待でき、かなり効果的な家庭学習ができる通信教育といえます。
高校受験対策としても公立高校においては必要十分な内容で、難易度的にもハイレベルコースなどの設定によりやや難関校にも対応できる構成となっているのも特徴。偏差値的には50~55あたりまでは、この進研ゼミで十分に対応可能ではないかと私は感じます。
また5教科だけではなく9教科をすべて学べるのも大きな特徴で、実技系もしっかりと学習させたいといった場合にもぴったりのオンライン学習となるかと思います。
その昔はこの進研ゼミといえば赤ペン先生が評判でしたが、いまでは赤ペン先生の存在は継続しつつ、わかりやすい授業解説も人気となっているオンライン学習教材になります。
かなり正統進化しているオンライン学習のため、まず選んで間違いないと私は強く感じます。
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レビュー記事:進研ゼミの口コミ体験レビュー
私立高校など「難関校」への受験対策をさせたい場合
さらに高難易度の学習を実践できる、オンライン学習のカテゴリーです。
私立高校受験をめざし確実性の高い対策をさせたい、トップレベルの公立高校受験に有効な対策をさせたい、徹底的に疑問解消へつながるオンライン学習を選びたいといった悩み解消におすすめです。
おすすめ⑥オンライン家庭教師「Netty」
選んだ理由 | 国内でもっとも発達障害を理解および対応している。 | ||||
無学年方式 | ◎ | 授業スタイル | オンライン指導 | 定着要素 | 講師の指導力 |
双方向オンライン指導のなかでもっとも発達障害の理解・指導に長けていると思うオンライン学習です。ハイレベル学習によって超難関高校をはじめ私立高校受験も狙えます。
オンライン家庭教師ということでマンツーマン指導が大きな特徴、疑問に感じる部分を徹底的に解消へつなげられるので、難関校における受験対策としては極めて効果的な選択になります。
とくに発達障害の理解と指導に強いのが大きなメリットで、なぜなら運営するのが発達障害にもっとも理解があるであろう家庭教師ノーバスだから。首都圏だけで訪問型家庭教師を運営していますが、このNettyはオンライン部門ということで全国に対応できるようになっています。
発達障害への理解はノーバスからしっかりと引き継がれている印象で、子供の特性などに合わせたオンライン指導が可能な数少ない本物の対応力をもつ会社。しっかりと発達障害へ対応してくれながら、難易度の高い高校受験において極めて効果的なオンライン指導が期待できます。
オンライン家庭教師といえば「いかに意思疎通を図るか?」という大問題がありますが、これも完全にクリアしており学習ソフトによる1カメラ制による相互学習。したがって手元カメラを用意することなく、いたって簡単にWebカメラだければオンライン授業を受けることが可能です。
講師においても大学生およびプリ講師による構成となっており、学歴なども十分で指導力も備わっている一流の人材。全国の高い偏差値に対する受験を考える場合にも、かなり的確な対応が期待できるオンライン学習になります。
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レビュー記事:オンライン家庭教師ネッティの口コミレビュー
おすすめ⑦オンライン家庭教師「Wam」
選んだ理由 | 超難関校にむけた指導力で定評がある。 | ||||
無学年方式 | ◎ | 授業スタイル | オンライン指導 | 定着要素 | 講師の指導力 |
発達障害にそこまで強いとはいえませんが超難関校対策としてかなり定評のあるオンライン学習です。軽度の発達障害であれば選んで失敗することはありません。
やや余談ですが高校生向けに医学部受験コースもあるほどで、かなりのハイレベル学習を期待できます。
独自のワムノートを使った学習方法をはじめ、オンライン自習室などもあるため難関校対策としてかなり充実した内容。ワムノートでは勉強・テスト・受験に役立つコンテンツが盛りだくさんで、いろいろな話題・角度からより効果的な難関校対策および進路思考などができます。
とくに高校入試対策としては、公立トップ高受験対策、難関公立高受験対策、難関私立校受験対策、中学総復習コース、入試対策中1・2スタートコースによってぴったりの選択がしやすい構成。
さらにマンツーマン指導のため徹底的な疑問解消ができ、難関校をめざす発達障害の中学生にとって極めて有意義かつ効果的な受験対策が期待できるオンライン学習です。
また現在の成績アップにおいても魅力的な施策が用意されており、定期試験対策、学校の予習・復習対策、内申点アップ対策といった場面に沿った高い指導力が備わっているのも特徴。
すべての面において難関校受験にかなり効果的な疑問解消が期待できるので、基礎学習が終わってあとは疑問解消や私立高校で出題される特殊応用問題への対応などにむけ、しっかりと勉強しようとする場合におすすめのオンライン学習になります。
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レビュー記事:オンライン家庭教師Wam口コミ徹底レビュー
場面で考えるオンライン学習の比較表
ここまで「3つの場面」にぴったりの、より優秀なオンライン学習について解説してきました。
さらに紹介した7つのおすすめオンライン学習を、一覧表でまとめます。
(各教材名クリックで先ほどの解説項目へ飛びます)
場面 | 教材名 | 無学年方式 | 授業スタイル | 定着要素 |
家庭学習の「クセ」を つけさせたい | すらら | ◎ | 映像授業 (アニメーション) | ドリル機能 テスト機能 AIシステム |
デキタス | △ | 映像授業 (アニメーション) | ドリル機能 テスト機能 | |
標準レベルの 「公立高校受験」を 考えている | スタディサプリ | ◯ | 映像授業 (実在講師) | 演習問題 AIシステム |
東進オンライン学校 | ◯ | 映像授業 (実在講師) | 確認問題 定期テスト AIシステム | |
進研ゼミ | × | 映像授業 (実在講師) | ドリル機能 テスト機能 AIシステム | |
私立高校など難関校 への受験対策を させたい | Netty | ◎ | オンライン指導 | 講師の指導力 |
Wam | ◎ | オンライン指導 | 講師の指導力 |
発達障害の中学生にオンライン学習を選ぶときのポイント
私としては、つぎのポイントが最低でも必要と思います。
- 目的とスタイルを合わせる
- わかりやすい解説がある
- 定着へつながる多くの演習問題がある
この3つが揃っていることで、より発達障害の中学生に効果的なオンライン学習となります。
さらに詳しく、3つの重要ポイントについて解説します。
目的とスタイルを合わせる
発達障害の中学生へオンライン学習を選ぶとき、もっとも重要といえるポイントが「目的に見合ったオンライン学習のスタイル」をしっかり合わせることであると私は考えています。
オンライン学習の利用目的をまずは定め、その上でスタイルを合わせることが重要。
この作業をしないと、最悪の場合は目的とスタイルに”ズレ”が生じてしまう恐れがあります。
オンライン学習には、つぎのようなスタイルがあります。
✔ デジタル教材‥家庭学習に必要なコンテンツがすべて揃っており、ドリルやテストをはじめ、映像授業によって基礎理解および定着を図るスタイル。基礎学習に最適。
✔ オンライン塾‥デジタル教材と基本的に内容は同じ。ただ映像授業をオンライン指導に変えて運営する場合もあり。学習塾が運営する場合が多いスタイル。基礎学習に最適。
✔ オンライン指導‥オンライン家庭教師やオンライン個別指導と呼ばれるスタイルで、マンツーマン指導による対話式で学習できるのがメリット。教科書範囲外の応用学習に最適。
デジタル教材やオンライン塾と呼ばれるものは、フルコンテンツですぐにでもスタートできます。
これらのオンライン学習スタイルは、勉強グセをつけさせたい、なんとか勉強に興味を持たせたい、安定した家庭学習を実践したい、などの場面に最適といえます。
またオンライン指導はやや趣が異なり、講師との対話式によって疑問解消につなげやすいオンライン学習スタイルになります。したがってハイレベル学習にはぴったりで、徹底的に弱点を補いたいという場面でおすすめです。
このように発達障害の中学生へオンライン学習を選ぶときは、まず「目的」をしっかりと定めたうえで「各スタイル特性」を意識することが重要。この両面をしっかりと合わせることで、初めて効果的および目的達成へつながりやすいオンライン学習選びができます。
わかりやすい解説がある
発達障害の中学生にオンライン学習を考えるキッカケとして、まずは「しっかり理解させたい」という希望を持ってのことだと思います。そこでオンライン学習選びの重要なポイントになるのが「わかりやすい解説」です。
さきほど解説したようにオンライン学習にさまざまなスタイルがありますが、いずれにおいても共通するのが理解しやすくわかりやすい解説であるということ。
映像授業にしても対話型オンライン指導にしても理解しやすい解説は必要不可欠で、もっともチェックしておくべき部分が「順序に沿った飛ぶことのない解説」になります。
順序に沿った解説というのは、話が前後することのない整理された説明であるということ。この場合は頭が混乱する原因となってしまうため、きちんと順序良く解説されることが重要です。
また飛ぶことのない解説というのを具体的にいえば、解説が完全につながっているということ。別の表現をすれば落ちのない解説というべきか、その説明を聞けば単元がすべてわかるような解説になります。
たとえば1次方程式でいえば不明な部分をX(エックス)に置き換えるまでは理解しやすいですが、そのあと右項と左項を計算するときなど。当然のように「計算していきましょう」と解説するオンライン学習もありますが、とくに発達障害の中学生にとって理解が難しいといえるのがこうした部分。
1次方程式では、なぜ右項と左項が入れ替わるのか?なぜ右項と左項をかけ合わせる必要があるのか?など基礎的な部分までしっかりと飛ぶことなく解説があることで、その解説を聞いただけでよりスムーズな理解へつながりやすくなります。
したがって発達障害の中学生にオンライン学習を考える場合は、このような「わかりやすい解説」についても徹底的にチェックしておくことで、より有意義および効果的な教材を選びやすくなります。
定着へつながる多くの演習問題がある
オンライン学習の役割には2つあり、1つ目がわかりやすい解説による「基礎理解」で、2つ目が定着につなげるための「演習問題」です。
わかりやすい解説で基礎理解できれば、さらに定着を図ることで学習内容がやっと身についていきます。
そこで重要となるのが「豊富な演習問題」というコンテンツで、できる限り多くの問題数が備わっており、なるべく多角的に出題されているオンライン学習がより定着につながりやすく好ましいといえます。
この演習問題のボリュームをチェックする方法はいたって簡単で、オンライン学習によって呼び方は異なりますが「ドリル」「テスト」「練習問題」「確認問題」などを徹底的に探ることで問題数や多角的な出題内容などの実装具合がわかります。
実際にオンライン学習教材を比較してみると、明らかに違いがみられるのがこの演習問題。
演習問題にボリュームがあり多角的に出題されているオンライン学習ほど、より定着を図ることが期待でき、より身につきやすいため、かなり重要といえる極めて重要な見落とせない選択ポイントになります。
まとめ
今回は「発達障害の中学生におすすめのオンライン学習が知りたい」という疑問に対して、元塾講師の経験を踏まえたうえ解説する場面に合ったおすすめ7選をはじめ、最適な選び方につながる選ぶときのポイントという形で答えてきました。
ここで解説した内容は、すべて発達障害の中学生に焦点を当てて考えた上での答えになります。
発達障害があることで学力低下がみられたり、興味が持てず家庭学習にとり組まないなど、勉強において様々な悩みがあると思います。
私も発達障害コミュニケーション指導者などの資格をもって少しでも理解できるよう心掛けていますが、その知識も踏まえたうえで最適な解説となるよう意識してお伝えしました。
まずは発達障害の中学生における勉強の悩みを明確にして、さらに目的をしっかりと定め、最終的にはオンライン学習のスタイルによる特性も意識して選ぶ。これで当問題をより解消できると考えています。
ぜひ今回の内容を参考に、いまお持ちの疑問解消へつなげてみてください。
またオンライン学習のなかでも「英会話」「プログラミング」といった教科については、ぜひこちらも参考にしていただけると幸いです。
✅ オンライン英会話
✅ オンラインプログラミング教室