こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「中学3年に算数をしっかり復習できる勉強法が知りたい」という疑問に答えます。
中学3年になっていざ高校受験勉強を!と考えたとき、わりと弱み・足枷となっているのが数学以前の「算数」であると気づく家庭も多いもの。
そこで算数をしっかりと総復習できて、しかも中学生範囲(5教科すべて)においても徹底的に家庭学習できる、超おすすめの勉強方法について詳しくお話ししていきます。
私がすすめる勉強方法のみで高校受験対策がすべて可能、いまの問題をきっと解消できるかと思います。
中学3年生「算数」におすすめの勉強方法
すでに過去の復習となるため、選ぶべき勉強方法は小学生の算数範囲まで学べることが重要。
そこで、私がすすめたいのが「通信教育(デジタル教材)」というスタイル。
このデジタル教材は無学年方式を選ぶことによって、小学生の算数範囲もくまなく復習が可能です。
とはいえ複数のデジタル教材があるので、そのなかから最適な3つをピックアップします。
- 完全無学年方式が採用された「すらら」
- 小学4年生から自由に学べる「スタディサプリ」
- さかのぼり機能で算数を学べる「デキタス」
それぞれ教材ごとに特徴があるので、より子供に適しているものを選んでみてください。
いずれにおいても算数をしっかりと学習でき、しかも高校受験にむけた家庭学習対策においても必要十分な取り組みが可能です。
完全無学年方式が採用された「すらら」
おすすめ度 | 基礎理解要素 | 映像授業 | |
学習可能範囲 | 小学生・中学生全域 | 定着要素 | ドリル・テスト機能 |
中学3年生が算数をはじめ、現時点の中学範囲までしっかり学べるデジタル教材です。
したがって小学生範囲の算数はもとより、高校受験に必須学習をすべて履修可能。しかも完全なる無学年方式が採用されているため、自由な分野・単元を徹底的に学習できます。
無学年方式で学べるということは、苦手箇所(分野・単元)のみ履修できるのが大きなメリット。したがって算数の苦手部分を重点的に復習できる、といった学習効果が期待可能なデジタル教材です。
またデジタル教材なので映像授業で基礎理解できるのも大きな特徴で、これまで算数を理解できなかった根本的な原因解消としても極めて有効。また算数の苦手箇所をしっかりと理解できれば、豊富な問題数が搭載されたドリル機能によって定着を図ることもできるため高い効果が期待できます。
とはいえ小学生の算数範囲だけではなく、高校受験に必須となる中学生範囲もすべて履修可能。
高校受験対策として算数を総復習したい場合にベストといえる構成で、中学生範囲もすべて学べるためこのデジタル教材1つあれば算数から数学まで、さらに5教科全般を総合的に学ぶことが可能です。
またAIシステムによる学習サポートも優秀で、ドリル問題を解いて間違ったら「つまずき原因となる単元」が自動的に表示され、根本的な原因解消にかなりつなげやすい機能も満載。
文部科学大臣賞の受賞歴もあるため内容的には申し分なく、中学3年生の算数をはじめ高校受験範囲をしっかりと履修できる超おすすめのデジタル教材であると私は強く思っています。
レビュー記事:すららの口コミ
小学4年生から自由に学べる「スタディサプリ」
おすすめ度 | 基礎理解要素 | 映像授業 | |
学習可能範囲 | 小学4年生~中学生全域 | 定着要素 | 10,000問以上の演習問題 |
スタディサプリは神授業講師による解説で、算数のつまずきを根本的に解消しやすいデジタル教材です。
実在する講師による映像授業ということで、どうしてもアニメーション授業とは相性が良くないという場合におすすめの授業スタイル。学校の授業スタイルなので抵抗感がなく、いたって自然なスタイルで受講できます。
またスタディサプリの場合は映像授業とともに「受講用テキスト」が用意されており、授業に合わせてプリントでも基礎理解へつなげることに役立つというもの。さらに基礎理解できれば10,000問以上用意された演習問題によって、徹底的に算数から数学までを理解へつなげることが期待できます。
また小学4年生範囲から履修できるため、ちょうど算数が複雑になる時期からの総復習が可能。したがって算数の基本的な割り算などはわかるという場合に適しており、分数など複雑な算数から履修できるのもわりと使いやすいポイントになるかと思います。
私も映像授業をいくつか視聴してきましたが、極めて理解につなげやすくわかりやすい高クオリティ解説。算数が複雑化する小学4年生範囲から、しっかり復習することができるデジタル教材になります。
レビュー記事:スタディサプリの口コミ
さかのぼり機能で算数を学べる「デキタス」
おすすめ度 | 基礎理解要素 | 映像授業 | |
学習可能範囲 | 小学生・中学生全域 (さかのぼり機能使用時) | 定着要素 | ドリル・テスト機能 |
デキタスは無学年方式ではありませんが、さかのぼり機能を使うことで同じように利用できます。
最も大きな特徴ともいえるのが「さかのぼり機能」の搭載で、この機能を使うことで小学生の算数範囲までしっかりと復習することができます。
さかのぼり機能というのは映像授業を見ても理解できない場合、1つ前の関連単元はジャンプできるというもの。さらに理解できなければもう1つ前の単元と、学年を超越してさかのぼりのできる機能になります。
したがってデキタスは現学年のみ対応しているデジタル教材ですが、この機能を使うことで無学年方式のような使い方も可能。中学生範囲で理解できていない単元についてはこの機能を使って、算数範囲から根本的な未理解原因を追究することができます。
またデキタスの映像授業はすべて約5分に収まっており、その単元の要点をサクッと履修できるのも時間効率アップに役立つスタイル。授業時間が短いので飽きやすい中学生におすすめで、しかmの要点についてはしっかりと解説されるのでポイントを掴みやすいのも特徴になります。
また映像授業によって基礎理解できれば、さらに段階的なドリル機能で定着を図ることが可能。
コンパクトなデジタル教材ですが家庭学習に必要となる機能は揃っており、使い方次第では小学生の算数範囲から中学生範囲まで、しっかりと履修できるデジタル教材です。
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レビュー記事:デキタスの口コミ
中学3年生「算数」におすすめ勉強方法の比較一覧表
ここまでに紹介してきたデジタル教材を、比較一覧でまとめます。
それぞれ教材名をクリックすると、先ほど詳しく解説した項目へ戻ります。
教材名 | おすすめ度 | 学習可能範囲 | 基礎理解 | 定着 |
すらら | 小学生・中学生全域 | 映像授業 | ドリル・テスト機能 | |
スタディサプリ | 小学4年生~中学生全域 | 映像授業 | 豊富な演習問題 | |
デキタス | 小学生・中学生全域 (さかのぼり機能で) | 映像授業 | ドリル・テスト機能 |
中学3年に算数を総復習させるときのポイント
私の経験からすると、つぎの3つがとくに重要なポイントと感じます。
- 算数の全分野・単元をぜったい習得するという覚悟を持たせる
- 基礎理解と定着の1セットで進めさせる
- 急がせることなく1つずつ確実に履修させる
これらのポイントをしっかり抑えることで、より算数が身に付きやすくなります。
さらに詳しく、これらポイントについて解説します。
算数の全分野・単元をぜったい習得するという覚悟を持たせる
まずもって着目しておきたいのが、この「すべて理解してやる」というモチベーションです。
中学3年生で算数が理解できていないということは、その状況にもよりますが理解に及ぶまでしっかりと履修してこなかったという原因があるかと思います。
とくに小学4年生からの算数は複雑化して理解が追い付かなくなるタイミングで、きっとこうした時期から算数への理解が追い付かなくなっているのではないでしょうか。
したがって中学3年生から算数を履修する場合には、確固たるモチベーションを維持させることが重要。
ぜったいに算数を理解して、さらに数学の点数アップを図る!といった強い気持ちを持たせることで、より算数をしっかりと理解できるようになるかと私は思います。
とくに算数を理解することは、その後の数学への理解へつながるもの。算数の理解なくして数学がわかるわけないので、まずは算数を理解する強い気持ちを持たせることを念頭にスタートしてみてください。
基礎理解と定着の1セットで進めさせる
算数をしっかりと理解するためには、かならず「基礎理解&定着」という2つの実践が必須になります。
しっかりと基礎を理解することで考え方がわかり、さらに豊富な問題数にとり組ませることで初めて身につくのが算数の特性。したがってこの2つを同時にとり組ませることで、より算数を身につけることが期待できます。
ただし注意しておきたいのが、正しい解説で正しく基礎理解させること。たとえば親が間違った解説をしてしまうと正しい理解へつながらないので、もし不安であればデジタル教材などに頼るのもおすすめの手段です。
また豊富な問題数による「数稽古」にとり組ませる場合には、同じ単元からの出題でもどんどんこなさせることも重要。たとえば同じ単元でも出題角度が異なれば考え方も違ってくるので、同じ単元でもより多くの問題で数稽古を図ることをお勧めします。
とくに中学3年生の算数学習において、その後の数学に通じるのが理解力。正しい解説でしっかりと理解させ、さらに定着を図ることは高校受験対策としても極めて大きなポイントになります。
急がせることなく1つずつ確実に履修させる
数学をしっかりと理解させるには、焦らせることなく「確実性」をもって学ばせることがポイントです。
中学3年生といえば高校受験本番にむけ時間も少ないですが、ここで焦って正しく理解できなければ算数を学ぶ意味なし。急いで何も得られないよりも、少しずつ確実に1つでも多く得られるほうがはるかに効率に優れる勉強方法といえます。
したがって中学3年生で算数を理解させる場合には、急がせて身につかないよりも、1つでも多く吸収できることが重要。時間がないのはわかりますが、確実に吸収させ数学へつなげてくことが大切です。
とくに算数という教科は、その後の数学における理解へつながるもの。積み上げ学習といわれる教科なだけに、まずは算数をしっかりと理解させることが何よりも大切なポイントになります。
とはいえ高校受験本番までに時間がないのも事実なので、できれば算数に限っては休日返上で取り組ませることも1つの良い方法。最終的には高校受験本番に間に合わせることが目標なので、確実性にプラスしてできる範囲でスピードアップを図ることも同時に考えて取り組むことがおすすめです。
まとめ
今回は「中学3年に算数をしっかり復習できる勉強法が知りたい」という疑問にたいして、中学3年生むけ算数におすすめの勉強方法をはじめ、サポート情報として算数を総復習させるときのポイントという形で答えてきました。
中学3年生で算数を復習するということは、高校受験までの時間が乏しいというのも現実。
したがって独自スタイルの家庭学習でも構いませんが、私としては極めて時間効率アップが期待できるデジタル教材の利用を強くおすすめします。
デジタル教材は紙教材の進化系ということで、かなり効率よく学べる学習スタイルでもあるかと。また映像授業をはじめドリル機能など算数学習に必須となる機能も充実しているので、これ以上なく合理的な算数学習につながると私は強く感じています。
中学3年生で算数学習として、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
きっと、思った以上の効果を実感できるかと思います。