こんにちは、TSUTOMUです。
中学生におすすめの通信教材を選ぶときには、しっかりとチェックすることが肝心です。
いざ始めてみて「やっぱり勉強しにくい‥」などという結果にならないため、ここでは通信教材を選ぶときにチェックするべき8つのポイントをお伝えします。
ここには時間をかけてください。
通信教材選びで失敗する家庭のおもな原因は、事前のリサーチ不足によるものが多いです。塾や家庭教師を選ぶときと同じように、時間をかけてじっくりと選ぶことが大切です。
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中学生におすすめを探る方法【紙の通信教材】
中学生の通信教材といっても【紙の教材】【ネットの教材】の2種類があります。
おすすめを探るために大事なポイントについて、紙教材3つとネット教材5つでそれぞれにまとめていきます。1つずつの項目をしっかりと実践することで、間違いなくおすすめの通信教材が見つかります。
【紙の通信教材】おすすめポイント①教科書準拠
皆さんがいちばん気にされるのが教科書準拠になると思いますが、まさにこの部分は紙教材で大事なポイントになるひとつです。ここがピッタリと合っているかどうかによって、子供の勉強のしやすさが違ってきます。
中学校が終わってから多くの友達が学習塾へ通う中で、自分の子供は「家に帰って通信教材で勉強をする」姿を思い浮かべてみてください。すると、家に帰ってきた子供はその教材に頼るしか「勉強する手段がない」ということが分かると思います。
つまり通信教材では、教えてくれる講師がいないということです。
教えてくれる講師がいなければ、学校の授業と教材がリンクしてることがいかに大事か?が見えてきます。学校で教わったことが「頭の中に鮮明に残っている」うちに教材を取り組むことによって、その日の授業を思い出しながら勉強ができます。
学校で習ったことを家に帰ってすぐにマスターできる、ということが教科書準拠のいちばん特長となる部分です。したがっていくら有名な教材であろうと教科書準拠がイマイチであれば、子供も通信教材を最大に活かすことは難しくなります。
学校で習う➝家に帰って同じところをマスターする。これができるのが教科書準拠ならではのメリットになります。
【紙の通信教材】おすすめポイント②わかりやすい解説の多さ
紙の教材では授業がありませんので、いかに「理屈」が頭に入るか?が重要になります。とくに問題を解くプロセスを知るためには、詳しくてわかりやすい解説が必須になってきます。
この解説の仕方というのは教材によっても様々で、分かりやすいものもあればオマケ程度にしか記載されていないものもあります。子供が自分で解き方を理解できるのならまだいいのですが、その解説に頼るしか方法が分からない場合には命綱になってきます。
中学生の問題というのはどの教材も似たり寄ったりですので、見るべきところはそこではなく「解説」が詳しくてわかりやすいか?です。したがって紙の教材では、いかに丁寧な解説が掲載されているかが重要なポイントになります。
紙の教材では講師がいない、ということをしっかりと考えておくことが大事です。
【紙の通信教材】おすすめポイント③マメに連絡の取れるサポート体制
教材を買ったら終わり‥ということがあればもはや「通信」ではありません。ただ教材を送るだけのやり取りをするだけの、物理的な通信にしかなっていないからです。
通信教材というからには、しっかりとアフターフォローをしてくれるのが当然です。したがって買って終わりではなく、どれだけ困ったときに対応してくれるのか?が大事になってきます。
教材が有名だからといった理由ではなく、本当に新味になってフォローがしてもらえるのか?をきちんと探っていく必要があります。
しかしどうやって探ればいいのか?が問題になる部分ですが、こればかりは実際にやってみるしか方法はありません。または信頼のできる口コミ情報などを見て感じていくといった方法です。
私のようにこの業界にいるとその辺りも耳に入ってくることが多いのですが、一般的に出回るような情報にはなりません。皆さんはいかに信頼のできる情報を掴むか?がポイントになります。
紙の教材は講師がいません。
講師がいない代わりに「解説」が細かく丁寧に書いてある教材を選ぶことが大事です。学校の先生を講師がわりにできる教科書準拠も見逃せないポイントになります。
中学生におすすめを探る方法【ネットの通信教材】
つぎにお伝えするのが「ネット教材」によるポイントの探り方です。紙教材とはまた違った視点で見る必要がありますので、少し角度を変えてご覧ください。
【ネットの通信教材】おすすめポイント①映像授業の質
ネット教材の最大の特長ともいえる機能が、すべての単元を授業で勉強ができる「映像授業」です。この機能があることが大きな理由となって、最近の通信教材の主流はこの「ネット教材」に移ってきています。
それだけ大きなポイントとなる映像授業ですが、教材によって授業の質もさまざまです。分かりやすい説明の仕方もあれば、要点だけを伝えるような説明もあったりします。
わかりやすい授業というのは、学校の授業と同じように「計算された説明」であることが必須です。わかりやすい先生の授業は、かならず授業の最後から「逆算」して説明しています。
この逆算をすることによって、場面に合った「そのとき大事なこと」を話してくれるので分かりやすくなります。つまり場面ごとの「要点」が順番に頭に入ってくるというわけです。
このような授業であればわかりやすいので、より子供の頭に入りやすくなります。
子供の頭に入るということは、その単元をもっと詳しく理解できるということです。
子供が理解できずつまずいてしまう原因として、もっとも大きな理由が「理解できない授業」のおかげです。理解のできない説明であれば、基礎が身につかないのでいくら応用問題をやってもまったく前進することはありません。
それだけ重要なのが授業ですので、このポイントはとくにしっかりと抑えておいてください。この部分が抑えられているかどうかだけでも、ずいぶんと子供の結果も変わってきます。
【ネットの通信教材】おすすめポイント②つまずかない機能
先ほどの授業の部分でもお伝えしましたが、通信教材というのは子供が1人で取り組んでいく勉強方法です。したがっていちばん怖いのが、わからなくてつまずいてしまうことです。
子供がつまずいてしまう原因として最も大きな理由が授業の質ですが、それだけで全くつまずかないのであればこの機能は考えなくても大丈夫です。
しかしいざつまずいてしまった時を考えると、こういったつまずかない機能というのがあるに越したことはないです。
この機能は教材によって姿形さえ違いますが、基本的には「今わからない部分」を解決するためにつながりのある単元を教えてくれるというものです。
ひとつ前の単元であったり、それに関した分野であったりによって教えてくれることで、つまずきを解消して前に進むことができます。
答えを見ればいいのでは?と思われるかもしれませんが、答えを見て自分で理解につなげることができればそれでもいいです。しかし答えを見ても”解き方”が分からないままでは、まったくつまずきが解消されたことにはなりません。
この機能が備わっている教材では、つまずきを元から解消できるように答えを教えてはくれません。あくまでもその問題が解けるように、わかりやすいヒントとして関連する箇所を教えてくれるというものです。
【ネットの通信教材】おすすめポイント③テキストのボリューム
通信教材をさせていても一向に子供の成績が上がらない‥という場合は、テキストがしっかりとボリュームのあるものか?を確認することが重要です。教材によっては本当に基礎だけしか勉強できないような、薄っぺらなテキストの場合もあります。
単元の基礎しか勉強できないようなテキストでは、当然ながらそれ以上の学力を身につけることはできません。その教材だけでは不十分なので、べつに問題集や参考書が必要になるというワケです。
ただ勘違いしないためにお伝えしておきますが、中学の単元がすべて勉強できるからといってもテキスト量が豊富とは言えません。単元がすべて勉強できるのはネットの通信教材としては当然のことで、そこからどれだけ応用的な内容が勉強できるか?を見ていくことが大事です。
この辺りについては子供が調べるにはムリな部分なので、親のほうがしっかりと探っておくことが大切です。いろいろな教材を見比べてみることで、どれだけの勉強ができる教材なのかが見えてきます。
【ネットの通信教材】おすすめポイント④管理画面の詳しさ
通信教材でもネット教材では「e-ラーニング」というシステムが使われているため、子供が勉強した内容がデータとして残ります。そのデータというのはさまざまな解析がされるもので、正答率やクリアした時間などが細かく分析できる上で重要な機能です。
このデータを閲覧するためには管理画面といった機能が設けられ、そこに表示されるデータを見ながら子供の勉強について親がアドバイスをするときのサポートにもなります。そしてその画面に表示されるデータというのも、教材によってポイントがマチマチです。
せっかくの「e-ラーニング」ですので、ここはしっかりと詳しくデータが表示される教材を選ぶほうがおすすめです。さらに学習計画なども管理できるのであれば、塾と同じように管理できて勉強の進め方の参考にもなります。
この機能が詳しく表示されるかどうかによって、どこまで子供の弱点を把握できるかも違ってきます。間違った箇所を把握することによって、より苦手を克服していけるようになります。
【ネットの通信教材】おすすめポイント⑤勉強する順番のわかりやすさ
自分の昔の姿を思い出してみるとよくわかりますが、勉強をしていて「頭が混乱する」ようなときがあったかと思います。理屈は分かっているのに何でか混乱して答えがわからない‥こんなときは勉強を進める順番が違っていることが原因です。
それぞれの理屈は理解できていても、勉強を進める順番が間違ってしまうと頭が混乱してしまいます。ひとつの単元でもこの順番を守って勉強していくことで、はじめて単元全体が理解できるようになります。
いわゆる「1つずつ順番に」というのが勉強をする上での鉄則ですが、これが分かりやすい教材とそうでない教材があるのも事実です。
単純なことに思いますが勉強をする上ではとても重要な部分ですので、いかに正しい順番で勉強がしていけるか?をしっかりと考えておく必要があります。
ネット教材は映像授業が命!
ネットの特性を最大に生かす機能はやはり映像授業です。いかに分かりやすい授業かしっかりと探ることがいちばんのポイントです。
この8つのポイントが不足している教材ではこうなります
お伝えしたポイントが不足していると、このようなことが考えられます。
- いくら通信教材で勉強をしていても成績が上がってこない。
- 通信教材だけではなく参考書などをよく見るようになる。
- 勉強が嫌いになって遊ぶ方が多くなってしまう。
- 続かなくなっていずれ辞めてしまう。
ほんの一例ですが、実際にこういった前例も起こっています。
ここでお伝えしてきた内容は、このような前例も踏まえながら私が体験してきたことに基づいてまとめてきました。すべてのメリットが揃う通信教材というのもなかなか見つからないと思いますが、できる限りこれらのポイントに沿うような教材を得あらぶようにしてください。
親の役目は「教材を与えること」ではなく、子供がしっかりと勉強をして「少しでも成績を上げること」です。この点は忘れがちになる部分ですので、くれぐれも焦点を見薄なわないよう通信教材を選んでみてください。
しっかりとリサーチすれば大丈夫です。
私も通信教材をはじめに見たときはチンプンカンプンでした。しかしいくつも体験していくうちに自然と比較する目をもつことができます。少しでも多くの教材を実際に目で見てみることが大切です。
参考までに私が選ぶおすすめの通信教材3選
怖がらせるわけではありませんので、一応ですが参考までに私が通信教材を選ぶとすればどうなるのか?3選にして少しだけお伝えしておきます。
【紙の通信教材】で私が中学生へおすすめ
【紙教材】のおすすめポイント
- より正確な教科書準拠
- 詳しくてわかりやすい解説
- サポート体制がしっかりとしている
「中学ポピー」
紙の教材では昔から続いている歴史のあるもので、京都大学の元総長が発刊に関わっている教材です。お伝えしてきた3つのポイントはすべてクリアしており、問題に対する答えよりも解説のほうが多く詳しく書いてあるといった特長があります。
アフターフォローも私生活と勉強に関する2重になっており、子供のことだけではなく親の勉強相談にも優しく乗ってくれる教材です。
【ネットの通信教材】で私が中学生へおすすめ
【ネット教材】のおすすめポイント
- 映像授業の質が高い
- つまずきを防止してくれるような機能
- しっかりとボリュームのあるテキスト
- 詳しくてわかりやすい管理画面
- 勉強を順番通りに進めていける仕組み
「次世代対話型アニメーション授業すらら」
最新の対話型授業というシステムで、講師が話しかけながら説明と確認問題を繰り返していく授業スタイル。少しずつ前に進むので知らないうちに頭に入っているという仕組みなので、かなり質の高い授業です。
つまずき防止システムが搭載されていることで苦手な分野が一覧でわかり、つまずいたと思った時には一覧を見ればどこでつまずいているかを目で見ることができます。
テキスト量も多いどころか、高校入試準備問題や全国学力診断テストなども受けることができるので問題なしです。
管理画面は使いこなせないほど詳しく、子供の勉強した内容や苦手なデータなどから過去がわかるので未来の予定も簡単に立てることができます。単元の順番通りに進めていくようになっているので、間違っても順番が違うということにはなりません。
「通信教育デキタス」
キャラクターやイラストが動いて説明する授業なので、とくに図形など理屈がわかりにくい単元でも感覚で理解のできる説明となっています。つまずきを防止するための「さかのぼり学習」という機能があり、ボタンを押すことで関連した単元が順番に表示され1つずつ前に戻って理解することでつまずきがとれるようになっています。
テキスト量も十分で基礎だけ教えて終わりではなく、応用的な内容についてもしっかりと入っています。子供が勉強した内容も詳しい管理画面で見れて、学習計画などはシステムが自動で立ててくれる機能もあります。
単元の並び方が順番通りになっていることで、勉強をこなしていく準にも迷うことなくその通りに従って進めればOKな学習画面です。
ぜひ実際に体験してみてください。
ポピーもお試し教材をとってみることができますし、ネット教材の2つも無料体験ができます。こういう体験のできない教材も少なくありませんので、できれば体験のできるものはやってみた方がいいです。
中学生におすすめの通信教材選び8つのチェックポイントまとめ
私の選んだ通信教材については、ぜひ参考までにご覧ください。このように選ぶことで、間違いのない通信教材が見つかるはずです。
通信教材というのは学習塾などのように「強制力」のない勉強方法ですので、中学生がいざ初めてみてもとくに続かず辞めてしまうといったことがよく起こります。
これを避けるためにはまずお伝えしてきたようなポイントが揃っている通信教材選びが大事で、もうひとつ子供の勉強に向かう姿勢もかなる重要になってきます。
とくに今までに家庭学習などで「勉強グセ」のついている子供ほど続く傾向にありますが、それよりも大事なのは「子供のやる気」だと思っています。
それともうひとつ大事なこととして「途中で投げ出さないこと」を約束するなど、途中で辞めてしまわない工夫をすることも必要です。高校受験は自分のこと!と思えるようになるまでは、親のサポートはかなり大きなものになります。
ぜひ子供に「与えるだけ」ではなく「結果の出る」通信教材選びをしてください。
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