中学生の高校入試に向けた勉強に、自宅でできて便利なのがタブレット学習。
しかし優秀な教材を見つけることも大切ですが、タブレット学習の効果を最大限に活かすためにはしっかりと注意しておくポイントがあります。このポイントを知っていなければ折角の効果も半減してしまいます。
そんな中学生のタブレット学習で注意するべき3つを知ることで、より学習効果を期待できるようになります。
中学生のタブレット学習の落とし穴
高校入試へ向けて学習塾などへ通わせる家庭も多い中、あまりの便利さに中学生の通信教育として「タブレット学習」を考える家庭も年々多くなってきています。
このデータをご覧ください。
参考:文部科学省「子どもの学校外での学習活動に関する 実態調査報告」より
これは文部科学省がまとめた、いわゆる学習塾などスタイルごとの利用状況です。
平成19年までのデータになりますが学習塾の利用者数が落ち込んでいる反面、通信添削を利用している家庭がグンッと伸びてきているんですね。現在はそれから10年ほど経過していますので、さらにこの状況が顕著に現れてきているはずです。
しかしその一方で、タブレット学習を始めたけど途中で辞めてしまった‥
という事実もしっかりと考えておく必要があり、その原因というのが今回お伝えしようと思っている中学生の通信教育で注意しておく3つのポイントになります。
この3つの原因を知ってきちんと抑えておくことは、タブレット学習を実践する上でとても大事なことになります。間違いのないタブレット学習を進めるために、その3つの原因について詳しくお伝えします。
中学生のタブレット学習が続かない理由①家庭学習の延長であること
まず初めに注意しておきたいのが、中学生の通信教育タブレット学習というのは家庭学習の延長であるということ。多くの家庭が続かなくなる理由に、この部分の認識が薄かったということが挙げられます。
つまりタブレット学習というのは、勉強に必要な道具がすべて詰まっているというだけのものなんです。したがって家庭学習と何ら変わらない勉強方法になります。
ここで最も大事になるのが、子供の「やる気」になってきます。
確かにタブレット学習というのは昔のように「紙教材」とは違い、比較できないほど膨大な情報量で勉強をすることができます。しかし子供の「やる気」がなければ、せっかく便利な勉強方法も本来の効果を発揮できません。
もちろん優秀な教材を探すことも大切な要素にはなりますが、それよりもまず初めに考えておく最も重要なポイントが子供のモチベーションです。まずは初めに注意するコトとして、このモチベーションを考えてみてください。
このサイトでも私は優秀な通信教材をお伝えするために、自ら体験したりしながら少しでも役に立てればと思って慣れない文章をこうして書いています。
しかし私がいくら優秀な中学生の通信教育をお伝えしたとしても、それと同時に子供に「やる気」がなければ最大の効果を発揮させることができません。
タブレット学習というのは、パソコンでの学習よりも持ち運びができて便利です。
その効果を最も高め、いざ始めてから勉強が続くよう考えておいてください。
中学生のタブレット学習が続かない理由②講師がいないこと
学習塾と決定的に違うところは、目の前に講師がいないことです。
先ほどの家庭学習とも関係してきますが、講師がいないということはつまずきそうになっても質問が出来ないということです。タブレット学習は便利そうだから‥なんてこの事が分からないままに初めてしまう家庭が失敗する原因がこれです。
タブレット学習では講師がいないため、どこに講師の代わりを見出すか?がとても重要なポイントになってきます。いったいどこを見ていけばいいのでしょうか?
多くの家庭が続かなく途中で辞めてしまうのは、それまでに「家庭学習のクセ」が身についていないことが多いものです。学習塾の気分でタブレット学習を始めてしまうと、1人で勉強をするクセがついていないために投げ出してしまうんですね。
タブレット学習では講師の代わりとなる部分というのは「授業」しかないんですね。いくら手厚いサポート体制が整っていたとしても、リアルタイムにマンツーマンで教えてもらえるわけではありません。
ほとんどの場合はメールでサポートしてくれますので、どうしてもタイムラグがありますしたくさんの質問があればメールを書くだけでも大事な時間が減ってしまいます。
そんなことをするくらいであれば、間違いなく「質の高い授業」へ目を向けた方が講師の代わりとしてはるかに効率の良い考え方です。
ほかにもいろいろと中学生の通信教育にはサポートしてくれる機能もあったりしますが、そんなのに気を取られることなく勉強の基本「授業」に焦点を当てて考えるようにしてください。
質の高い授業であれば、講師の代わりとして間違いなく十分な代役を務めてくれます。
従ってわからない箇所を講師に相談できないというリスクも減って、途中で中学生の通信教育を辞めてしまうことを回避できるようになります。
中学生のタブレット学習が続かない理由③教材の偏差値について
タブレット学習で多くの家庭が見落としてしまうのが、この偏差値についてです。
どれも似たようなものでしょ‥なんて思って始める家庭ならまだ「自己判断」という要素があるので仕方ない部分もありますが、学習塾では気にする偏差値なのにタブレット学習となると全く気が付かない家庭は可愛そうです。
いざ始めてみたら目指している高校の偏差値と合わなかった‥といって中学生の通信教育を辞めてしまう家庭も多く、この偏差値については十分に考慮しておくことが重要になります。
ここでザッとですが、対応できる偏差値について書いておきます。
ネット塾ショウイン
ここではあくまでザッとした振り分けにしていますので、詳しい内容についてはリンク先の私の体験談などで確認してみてください。
ただし1つ注意して欲しいのが、高い偏差値に対応できる中学生の通信教育だから優れているという訳ではないということ。
あくまでも「偏差値を考えるとこのような振り分けになる」ということですので、教材の優劣の判断としてはさらに詳しい内容確認が必要となります。
中学生のタブレット学習で知っておいた方がいい3つのコトまとめ
最後に中学生の通信教育で知っておいた方がいい3つのコトについて、もう一度まとめます。
・家庭学習の延長であるということ
家庭学習のクセがついていなければ、タブレット学習を続けているうちに辞めてしまう恐れがあります。まずはしっかりとした子供の「やる気」を高めておくことによって、そういった事態を回避できるようになります。
・講師がいないということ
学習塾のように講師がいないということは、実際に中学生へタブレット学習を始めてから講師の重要性にハッと気が付くことが多いものです。これを回避するためには「質の高い授業」が講師の代わりを務めてくれるはずです。
・偏差値があるということ
学習塾を考えるときには当然のように気にする偏差値ですが、タブレット学習では「どれも同じ」と考えてしまって失敗することに繋がります。子供のだいたいの偏差値を知って、的確に教材と照らし合わせることでこの問題を回避できます。
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