ひと口に通信教育!といっても、中学の勉強にはいろいろあります。
まずどんな通信教育があるか理解して、その上で比較するようにしてみてください。
お金をムダにしないために、3つのポイントで選び方をお伝えしていきます。
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まず中学の勉強から通信教育を考える
ひと口に通信教育といっても、どこに焦点を絞るか?が大事です。
中学の勉強から考えると、通信教育は大きく2つのタイプに分かれます。
- 主要教科(5教科)をおもに勉強のできる通信教育。
- 英会話(英検)をおもに勉強のできる通信教育。
中学での勉強は5教科ですが、その中でも英語だけは特別扱いになります。
5教科の中でも、単独で通信教育が運営されているのは英語だけなんですね。
それだけ英語は奥が深いこと、さらに今後はとくに英語が強化されるということ。
新しい学習指導要領を見ることで、今後の教育について詳しく見えてきます。
なのでまずは、このどっちに的を絞るかを決める必要があります。
先に言っておきますが‥
5教科の勉強ができる通信教育では、英語を深く勉強することはできません。
すべての単元の勉強はできますが、言ってみれば基本しか勉強できないんですね。
ほかの強化は基本がわかればOKというところもありますが、英語に限っては奥が深いこともあってなかなか一筋縄でいかないものです。
ましてや英会話となると、英会話専門の通信教育じゃないと難しいです。
なのでまとめると‥
- 5教科の通信教育・・基本をまんべんなく、英会話まではムリ。
- 英会話(英検)の通信教育・・英語だけに特化して深く勉強できる。
大きくこの2つに分かれますので、まずは理解しておいた方がいいです。
もう一度いいますが、5教科の通信教育では英語はそこそこの勉強になります。
中学の主要教科(5教科)通信教育を比較する3つのポイント
中学生の通信教育を比較するときは、私はつぎの3つのポイントがあると思っています。
それぞれ大事な項目で、私たち消費者がお金をムダにしないための教訓ともいえるかと思いますのでじっくりとご覧になってみてください。
キャッチコピーに踊らされない。
これはいわゆる、上っ面に乗らないということです。
こういった通信教育に限らず、世の中にはキャッチコピーという商品をより良く見せるための謳い文句が存在します。
このキャッチコピーはさすがプロが考えているだけあって、思わずフラフラ~っと注文してしまいそうになりますので注意が必要です。
こういう教材の本質というのは、どれも同じだと思ってください。
本質というのは飾った言葉ではなく、中身の部分のことです。
システムの構成やテキストの内容、こういった本質の部分をしっかりと把握することが何よりも大事になります。
くれぐれもキャッチコピーに踊らされないこと。
中身をしっかりと見て、自分の目で確かめて比較できる力をつけること。
これができていれば、あとで後悔することが少なくなるはずです。
映像授業があるかどうかで大きな違いがある。
映像授業というのをご存知でしょうか?
これは通信教育の「要」になっている部分でもあるのですが、すべての単元が授業になって収められているものです。
しかし教材によってはこの映像授業がないものもあるので、ここはチェックしておいた方が絶対にいいと思います。
というのも、この映像授業のパワーが計り知れないからです。
分からないときに頼るのは、最後は授業なんです。
いくら問題を見て考えていても、時間ばかり過ぎて解決しないんですね。
まれにハッ!と繋がって理解できることもあったりしますが、ほとんどの場合は基礎となる授業を見て理解できることが大半です。
なのでこの映像授業があるかどうかによって、子供の理解に差が出るといってもいいすぐではないかと思っています。
それくらい大事な機能ですので、これの有無を確認してみてください。
続けることができるシステムかどうかを考える。
続けることができるっていうのは、子供がいずれ投げ出さない工夫があるかどうかです。
じゃあどんな場面になると投げ出すのか?
これはリアル塾でも同じですが‥
分からないところが、いつまでも分からないままの状態
この状況に陥ってしまうと、子供は勉強がイヤになって投げ出してしまいます。
たぶんこんな経験があると思います。
勉強をしていて、分からなくてイライラして投げ出そうと思った。
これは私の学生時代にもあったわけで、皆さんも同じだと思います。
中には「いや、そんなことないよ」という人もあるかと思いますが、少なからずこういった経験をしてきた記憶があるんじゃないでしょうか?
そうなんです、子供も同じなんですね。
あまりに分からないことが解決しないと、イライラして投げ出したくなってしまいます。
これはまだリアル塾であれば、簡単に解決するんです。
というのもリアル塾には講師などの「助け船」があるからなんですね。
これが通信教育になると、肝心な「助け船」がないんです。
そう、子供がひとりで取り組んでいくのが通信教育なんです。
なので、いかに子供ひとりでも問題を解決できるか?っていう工夫がしてある教材を選ばないと、いつか放り出してしまうかもしれないんですね。
じゃあそういう教材を選ぶためには、どこに注意すればいいか?
教材をトコトンそういう視点で見て考えてください。
そうすると、分からないときの「助け船」があるかどうかがわかりますから。
分からない問題にぶつかったら、どうやって乗り越えればいいでしょうか?
- 分からない問題にぶつかる。
- ひとつ前の単元に戻って、復習をすることで理解ができるようになる。
- それでも分からなければ、もうひとつ前の単元‥。
結局勉強っていうのは、基礎から少しずつ積み上がっていくんですね。
なので基礎を理解していないと、いつまで経っても分からないままです。
子供がつまずいたときに大切なのは、こういう「さかのぼり学習」なんです。
少し前に戻って理解してみる。
それでも分からなければ、もうひとつ前に戻ってみる。
結局この繰り返しなので、こういう機能がある教材がおすすめになってきます。
この機能は通信教育の教材の中でも、あまり搭載されていないんですね。
私もいろいろと見てきましたが、この機能がしっかりとしているのが次の2つです。
株式会社すららネットの「通信教育すらら」
城南進学研究社の「通信教育デキタス」
この2つの教材であれば、私はその辺がしっかりと考えられていると思います。
どっちにしても映像授業もありますし。
ほかの教材でも多少なりともかんがえてあるものもありますが、この2つに比べると結構な違いがあると思うのが正直な感想です。
とくに「通信教育すらら」なんかは文部科学大臣賞を受賞していることもあって、いかなる面においても優れた良塾だと思います。
私もレビューしていますが、この2つはけっこう至れり尽くせりな教材です。
「通信教育デキタス」のほうは城南コベッツを運営している会社だけあって、子供に寄り添ってくれるような優しい雰囲気を持っています。
授業もゆっくりペースで進むので、理解がより進む教材です。
この2つであればどちらでも続けることのできる「さかのぼり学習」機能があるので、その辺は安心して取り組めるはずです。
私が挙げた教材は一例なので、こういったもののほうがいいんじゃないかという程度で教材選びをしてみてください。
まず続けることができなければ、何にしても意味がなくなってしまいます。
中学の英会話(英検)通信教育を比較するポイント
それと中学生の通信教育でも、英語や英検の教材を比較するときの注意点です。
私も英検を受験した経験がありますが、そのときは主にスタディギアを使っていました。誰でもよく知っている、一定の機能までは無料で使えるっていう英検の教材です。
このスタディギアというのはなかなか勉強になるもので、私も英検合格のために力になってくれた教材でもあります。
しかし一次試験はそれで十分なのですが、二次試験の英会話となると弱いんですね。
どうしても英会話なので「人と話すこと」が大事になってくるので、そこまでの勉強はできないのが実情でした。
しかし私が英検の勉強をしていたころは、英会話スクールしかなかったんです。
塾に通って英会話スクールにも‥なんていう日々が続いたものですが、今の時代っていうのはインターネットが進化して便利になっているんです。
その便利な時代になって、オンライン英会話というのが出来たんです。
これは私もどんなものかと思って実際にやってみましたが、これも教材さえしっかりと選ぶことでかなり勉強になるコトがわかったんですね。
オンライン英会話といってもいろいろありますが、その中でも英検の二次試験対策を考えるのであればその対策がある教材を選ぶべきです。
最近はそんな英検二次試験対策のコースを設けたオンライン英会話も増えてきましたが、その中でもおすすめだと思うのがこの教材。
学研「kimini英会話」というオンライン英会話で、英検も学校の勉強もできる教材です。
これは学研が運営していることもあって、テキストがとくにしっかりしているんですね。
それもボリュームがすごくて、基礎から順番に勉強できるようになっています。
私は英会話の勉強であれば、こういう優秀な教材がおすすめだと思っています。
これいn限った話ではありませんが、オンライン英会話といっても中身をのぞいてみるとピンキリというのが素直な感想です。
テキストが有料だったりする教材も、けっこう多いですから。
この学研の教材のようにテキストも無料で用意されていて、しかもボリュームたっぷり、コースも豊富という教材がおすすめかと思います。
優秀な教材を、しっかりと中身で選ぶようにしてください。
中学生の通信教育を比較するときのポイントまとめ
このように通信教育には、5教科をまんべんなく、または英会話に絞ったという教材があります。まずはこのどっちを選ぶか?になります。
私の知り合いにも通信教育を使っている家庭がありますが、数学は塾に通って英会話はオンラインで‥という使い方をされています。
英会話は自宅で勉強する、というのもひとつの手段になるようです。
しかし通信教育というのは、自宅でできるので便利ですね。
これまでなら塾に通うというのが当たり前でしたが、これからの時代は通信教育で勉強するというのが主流になるとも言われているほどです。
アメリカのほうでは、すでに主流として通信教育を塾替わりにしているようです。
その波が日本にもいずれやってくるそうで、すでに通信教育のシステムを取り入れたすらら塾なども全国にどんどん増えています。
やはりメリットは、費用が安いこと。
リアル塾とは比べものにならないほどで、いま主流になりつつあるすらら塾などもこれまでの半分~1/3程度の費用で抑えることができます。
でもこれって、いまの社会の理に叶っているとも思うんです。
というのも会社員の給料が下がっていってるので、この塾費用が安くなるというのはしごく当たり前の姿のように思うためです。
そりゃあそうだよね、ってつくづく思いますよね。
給料が下がって、物価がどんどん上がるって。
そりゃあ生活にも支障をきたすし、これじゃあおかしいじゃないですか?
お金があべこべな方向に流れようとしているんですから。
そんなの流れるはずもないし、どこかでひずみが来ますよね。
そんな観点から見ても、私は通信教育というのは主流になって当然だと思います。
安くて質のいい教材、これが今後の教育に大きく関わってくるはずです。
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