こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「発達障害の視覚優位におすすめの勉強法が知りたい」という疑問に答えます。
私は元塾講師としての経験もありますが、発達障害の教育にも関連するため発達障害コミュニケーション指導者などの資格を持って取り組んできています。
発達障害で視覚優位は、とくに「目で見た情報処理能力に優れている」という特性があるもの。
もう一方ともいえる聴覚優位「耳で聞くことの情報処理能力に優れる」という場合と比べ、視覚的な情報(要素)の多い勉強法を導入するほうがより効率よく学習できるという結論に至ります。
その知識と経験をもとに視覚優位へおすすめの勉強法を追究した結果として、もっとも最適といえるスタイルをピックアップし紹介します。
発達障害「視覚優位」におすすめ勉強法
発達障害で視覚優位という場合、もっとも理解へつなげやすいのが「映像」「動き」といった視覚理解になります。
とくに図形分野などはアニメーションによる動きがとくに理解へ効果的ですが、こうした映像や動きによって視覚優位に極めておすすめといえるのが私は「デジタル教材」であると感じます。
もし紙教材で同じような効果があればそれでも構いませんが、デジタル教材へ搭載される映像授業による動きといったメリットにはまず至ることができないかと。
そこでデジタル教材の大きな特徴といえるのが、映像授業をはじめとする動画による解説方法。5教科すべてにおいて動画による視覚的な情報で学べるため視覚優位にとって極めて適した勉強法と考えます。
もし興味があれば、私が選んだ「視覚優位におすすめのデジタル教材」をチェックしてみてください。
視覚優位の中学生おすすめ勉強法①すらら
授業スタイル | 視覚効果 | 学習効果アップ |
アニメーション映像授業 | スモールステップ | AIシステム |
発達障害で視覚優位の中学生にとって、かなり視覚的理解へつながりやすいデジタル教材がこの「すらら」と私は強く感じています。
まずもってアニメーション映像授業により「動き」があることで、とくに数学の図形分野など立体の奥行きなど目に見えて理解しやすいのが大きなメリット。アニメーション授業の特徴としての「動き」がしっかりと使用されているため、視覚優位の中学生にとって極めてわかりやすい家庭学習を実践できます。
またスモールステップで進む授業のため細かな部分まで理解しやすく、いずれの教科においても視覚的にわかりやすく工夫された構成。映像授業なので音声におけるモチベーションも期待できますが、とくに視覚的要素による理解しやすい工夫が多いため「腑に落ちる勉強法」としておすすめの内容です。
また発達障害支援の専門家による監修にもとづいたデジタル教材のため、発達障害の中学生にとって勉強しやすい工夫も盛りだくさん。スモールステップで進む視覚的要素の強い映像授業をはじめ、AIシステムによる「つまずき診断」など学習的なサポートも満載で理解へつなげやすい勉強法といえます。
総合的に見て、発達障害で視覚優位のある中学生に極めておすすめのデジタル教材です。
私のレビュー:すららの口コミ
視覚優位の中学生おすすめ勉強法②進研ゼミ
出典:進研ゼミ
授業スタイル | 視覚効果 | 学習効果アップ |
ライブ授業 | アニメーション解説 | AIシステム |
進研ゼミが視覚優位におすすめと考える、もっとも大きな理由は「映像解説」が組み込まれている部分です。
授業については別途「ライブ授業」というスタイルのオンライン指導が備わっていますが、これとは別に基礎学習を学ぶコンテンツにおいて「映像解説」が盛り込まれているのが特徴。文章を読んで理解するだけではなく映像によりサポートで理解を促せるため、発達障害で視覚優位の中学生におすすめのデジタル教材といえます。
この映像解説は短時間ですがその単元のポイントをはじめ、映像によって情報を得たほうがスムーズな場合に威力を発揮するという内容。実際に文字ばかりの基礎学習ではなく映像によって確認できることで、動きがないと説明しきれない単元までしっかりと学べるといった仕組みになっています。
もちろん一方のライブ授業についても中学生の家庭学習として効果的ですが、発達障害で視覚優位の場合はそこまで大きなメリットとは私は感じません。それよりも短時間であっても映像解説があることのほうが、より視覚優位の場合に効果を発揮すると思います。
ほかにも視覚的な表現で解説されるコンテンツも多く搭載されており、文章を読んで理解するよりも極めてスムーズで効果的な学習が期待できる構成。総合的に考えても発達障害で視覚優位の中学生において、かなり有意義な家庭学習を実践できるデジタル教材であると私は感じます。
もしこの「映像解説」が搭載されていなければ、私は視覚優位の中学生におすすめしていません。それくらい有意義で効果的な機能になるので、いちど進研ゼミを覗いてみることを私としてはおすすめします。
私のレビュー:進研ゼミの口コミ
視覚優位の中学生おすすめ勉強法③デキタス
授業スタイル | 視覚効果 | 学習効果アップ |
アニメーション映像授業 | 短編編集 | さかのぼり機能 |
デキタスはそこまで深く学ぶことは正直できませんが、基礎的で広い範囲をくまなく学ぶには視覚優位の中学生におすすめです。
デキタスというデジタル教材を一言で表現するなら、私は「シンプルで基礎を学びやすい」ということ。
すべての機能においてシンプルで、学習できる内容についてもシンプル。したがって基礎的な学習をまんべんなく取り組みたいという場合に適したデジタル教材で、視覚優位の中学生においてもアニメーション映像授業など効果的なコンテンツが揃っており可も不可もなくといった印象を持っています。
またアニメーション映像授業においても5分程度に収まった短編解説となっているので、とくに発達障害のある中学生が飽きることなく受講できる授業時間かなと。さらに映像によって視覚的に理解しやすいため、発達障害で視覚優位の中学生にはかなり適したデジタル教材でではないかと思います。
とはいえドリル機能など定着へつながる要素もしっかりと搭載されており、基礎学習から定着まで一通りのコンテンツはすべて搭載されているため家庭学習としては問題なし。またさかのぼり機能によって学年の枠を通り越した苦手対策もできるので、シンプルながらも結構おすすめレベルといえる構成なのが特徴です。
ただしデキタスの受講内容は高い偏差値まで対応しておらず、難関高校の受験を混ざすといった場合には役不足。したがって標準高校をめざした受験対策までと考えて利用すると失敗がないと思います。
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私のレビュー:デキタスの口コミ
発達障害で視覚優位におすすめ勉強法のポイント
発達障害で視覚優位の中学生にとって、つぎの要素が不可欠であると私は考えます。
- 文字や音声よりも「視覚情報」が多い
- 視覚的に訴えかける工夫が多い
- なるべく「動く要素」が多く備わっている
すべての要素が備わっていれば、視覚優位の中学生に極めておすすめといえる勉強法。
さらに詳しくこれら要素について解説します。
文字や音声よりも「視覚情報」が多い
発達障害で視覚優位の場合は、文字認識や聴覚認識よりも「視覚認識」が効果的な勉強法です。
したがって視覚優位の中学生において文字情報や音声情報よりも、視覚情報がもっとも多い勉強法が適した選び方。なるべく文字や音声で理解する部分を、視覚的要素に置き換えて発信される勉強法が好ましいスタイルになります。
これを基におすすめの勉強法を具体的にいえば、私としては「デジタル教材」が最適な構成であるかと。とくにデジタル教材に搭載される映像授業などは文字や音声情報もありますが、それ以上に視覚的情報が多いのが特徴となるため適した勉強法といえます。
またデジタル教材に搭載される映像授業では視覚的情報のほか「動き」による動的情報も視覚から得られるため、より理解しやすく学べるのも大きなメリット。通信教育など学習教材をくまなく見渡すと紙教材などもありますが、特性など総合的に考えると「視覚情報のもっとも多いデジタル教材」がより適した勉強法であると私は強く感じます。
視覚的に訴えかける工夫が多い
視覚に訴えかけるということは、言い換えれば「イラストや図解による解説が多い」ということ。
先ほどおすすめしたデジタル教材はもとより、ほかの紙教材などを選ぶ場合にあたってもこの視覚的に理解できる工夫の多いことが勉強法として重要な要素となります。
とくに発達障害で視覚優位がある場合は、視覚的な部分に反応するというのが特性。したがって視覚的に理解できる工夫が少しでも多い勉強法というのが、より適した選び方といえます。
この視覚的に訴えかける工夫というのは、先ほど話したように一目でわかる図解解説など。とくに発達障害の場合はイラストが多用されるなどビジュアル的にも見やすく、そのうえで視覚的に理解できる工夫があることが大きなポイントになります。
紙教材を選ぶのであれば「理解しやすい図解説明など」が重要で、デジタル教材であれば映像授業内における「わかりやすい動きによる解説など」が極めて重要なポイント。その視覚情報を見ればパッと理解できるよう工夫があり、しかも感覚として身につくような視覚情報があれば申し分のない勉強法といえます。
なるべく「動く要素」が多く備わっている
先ほども少し触れましたが、視覚優位の中学生にとって「動き」というのは極めて重要です。
とくに発達障害で視覚優位の中学生においては動きによって理解が早まるケースも多くあり、静的な視覚情報よりも動的な視覚情報というのは大幅に理解へつなげやすくなるため有意義な勉強法になります。
この「動的な視覚情報(動き)」が備わった勉強法を具体的にいえば、その特性から考えても「デジタル教材」がもっとも適したスタイルであると私は感じます。視覚情報が多いだけではなく動的な要素も極めて豊富なため、静的な視覚情報のある勉強法と比較するとはるかに理解へつなげやすい学習スタイルであるといます。
たとえば数学の図形分野などを学ぶとき、もっとも理解へつなげやすい要素が「動き」になります。
図形が動いて変化する様子というのは動的な視覚情報がもっとも適しており、いくら静的な視覚情報を見せたところで大きな理解へつなげるのは困難、または膨大な時間を要する作業となります。
このように数学の図形分野といった「動的な視覚情報による理解度アップ」へつながるような教科・単元については、デジタル教材のような特性をもった勉強法が極めておすすめのスタイルといえます。
まとめ
今回は「発達障害の視覚優位におすすめの勉強法が知りたい」という疑問に対して、私が実際に体験して選んだ視覚優位におすすめ勉強法をはじめ、視覚優位における勉強法のポイントという形で答えてきました。
ちなみに発達障害で視覚優位というのは、より視覚的な情報処理能力が高いということ。
これが聴覚優位であれば音声に対する情報処理能力が高いという発達障害の特性で、とびぬけた才能を持ついわゆるギフテッドの一つと考えてもいいかもしれません。
したがって発達障害で視覚優位の中学生というのは、よりその特性を活かした勉強法を与えることが重要。
今回の内容をぜひ参考にして、より発達障害で視覚優位の中学生にとって最適といえる勉強法を選んでみてください。