中学生が勉強の遅れを取り戻す方法をお話ししていきます。
とはいえ中学生に向けて話すわけではなく、伝えたいのは親御さん。
もし子供の成績がイマイチ‥ということであれば、ぜひ参考になさってみてください。
- 勉強が遅れていて高校受験に間に合わない‥。
- 勉強の遅れを取り戻す方法が知りたい。
私も塾講師の経験から中学生の勉強に関わってきて、とくに勉強が遅れている子供にはどうやって手を差し伸べればいいのかと考えてきました。
そんな悩みのある家庭へ少しでも参考になればいいかなと思います。
中学生が勉強の遅れを取り戻す3つの方法
中学生が勉強の遅れを取り戻すために必要なのは「プラスα」です。
つまり今までの勉強では遅れが出ているため、さらに時間を費やす必要があるということ。
簡単に遅れを取り戻せる方法、なんて魔法はないので注意してください。
私がすすめたい遅れを取り戻す勉強方法は「少しでも効率の良いやり方」です。
簡単に取り戻せるのではなく、効率アップを図って少しでも合格に近づけようというもの。
もし学習塾に通っているのなら、さらに効率良いプラスの要素を取り入れるということです。
そんな考えの元、3つの勉強方法を紹介します。
参考書と問題集をまず揃えてスタートする
まず「勉強に遅れる」とはどういうことか?について考えてみます。
なんとなくニュアンスはわかりますが、言葉の意味としては理解ができませんよね。
勉強の遅れとは‥
勉強についていけるだけの理解が出来ていない状態
つまり理解をするのに後れをとっている、ということです。
言い代えてみれば「理解をするスピードが遅い」という状態なんですね。
したがって対策として考えられるのは、
理解できていない部分をさらに勉強させるということ。
スピードアップを図るために、1度ではなく2度目の勉強を取り入れる。
そのためには「参考書」「問題集」が役に立つというわけです。
ただここで問題なのが、いったい”どの部分”が遅れているか?を把握することです。
明確にココ!とわかればいいのですが、たぶんほぼムリではないかと。
なぜなら「遅れている部分を見つけるには、点数のとれていない問題からさかのぼって追求する」といった必要があるからなんです。
それを5教科全部やっていては、それだけで物理的に難しいですよね。
そこでまずは参考書を使って「遅れ」を明確にして、基礎を理科するとともに問題集によって定着を図っていくことが遅れを取り戻すための効率良い勉強方法になります。
- 参考書‥基礎を理解するために必要
- 問題集‥定着を図るために必要
中学生で習う範囲の初めから網羅された参考書と問題集があれば、今までの”遅れ”を発見しながら「穴を埋めていく」ことが可能です。
私がすすめたい遅れを取り戻す勉強方法1つ目は、この「参考書&問題集」です。
高校受験の問題集選びにおすすめな3つのスタイル
通信教育でより効率良い勉強にする
参考書&問題集を使った勉強方法をお話ししましたが、たぶんそれでOKです。
言ってみれば昔から変わらない勉強の王道スタイルなので、その方法でまず間違いはありません。
しかし「それが出来ないから悩んでいる」という家庭も多いはず。
そこで私が、より遅れを取り戻すために効率良い方法としてすすめるのが「通信教育」です。
とくにすすめたいのがインターネットを使った”ネット教材”です。
さらに”映像授業”の搭載されたネット教材がおすすめ。
ネット教材ならではのメリット”動き”によってより理解につながるためです。
学校と同じように教科書だけでは不足な部分を授業で補う、というのと同じなんですね。
したがって通信教育の”動画授業のあるネット教材”というのは、とくに「遅れ」を取り戻す勉強方法として非常におすすめです。
しかし通信教育には”紙教材”もあります。
昔からある通信教育は”紙教材”ですが、いまでもそのスタイルは引き続き残っています。
しかし私は、遅れを取り戻す勉強方法として紙教材はおすすめしません。
なぜなら、
そんな理由があるためです。
つまり一般的な勉強であれば紙教材でもOKですが、とくに”遅れ”を取り戻そうというときにはほぼ意味がない勉強方法になってしまうので注意が必要です。
中学生が勉強の遅れを取り戻す2つ目の方法は「ネット教材」です。
オンライン家庭教師でピンポイントの勉強をする
最後になりますが、さらに効率アップをする方法をお話しします。
タイトルの通り「オンライン家庭教師」を使った勉強方法ですが、これは”遅れ”を取り戻すための最強に効率良いスタイルになります。
なぜなら”自宅でマンツーマンによってピンポイントの取り組みができるから”なんですね。
リアル世界の家庭教師となんら変わらない勉強、ができるのがメリットです。
だったらリアル家庭教師でもいいのでは?
と思われるかもしれませんが、経済的に余裕があればそれでも構いません。
しかし私のような金持ちでもない家庭の場合は、リアル家庭教師の半額以下の費用で抑えることのできるオンライン家庭教師のほうが使いやすいものです。
オンライン家庭教師は時間の自由度も高く、クラブ活動などで忙しい子供の都合に合わせて好きなときに予約をして遅れを取り戻すための勉強に取り組めます。
指導をする曜日・時間が決まっていない、つまり遅れを取り戻すのに好都合なスタイルになります。
ただしオンライン家庭教師は「使用機材」によって勉強効率が大きく変わってくる、ということ。
オンライン家庭教師で使われるカメラには「顔用」「手元用」があります。
とくに”カメラ”が2台設定されているオンライン家庭教師は勉強がしづらく効率が良くないので、私はカメラ1台で指導をしているところを選んだ方がいいと思います。
手持ち用カメラが用意されているということは、お互いの手元を写しての指導方法。
つまり「情報の共有はお互いの手元を見る」ということになります。
それよりもカメラは顔用1台だけで、ペンタブレットなどを使って画面に表示される”共有ノート”を使った指導のほうがはるかに効率良い勉強になります。
したがってもしオンライン家庭教師を選ぶのであれば「カメラ1台+ペンタブレットなど」で指導を行っていることをチェックしてみてください。
私が3つ目におすすめする遅れを取り戻す勉強方法は「オンライン家庭教師」です。
ここからは”勉強の遅れ”についてお話ししていきます。
なんで中学生は勉強に遅れが出てしまうのか?
「中学生になってから勉強が遅れるようになった‥」
そんな家庭も多いものですが、いったいどんな理由があるのか?
これは、つぎのようなものが原因になっていると思います。
- ただ単に授業スピードが速くなった。
- 問題解決までの工程が増えた。
- 先生が入れ替わることによって”わかりづらさ”がある。
いずれも小学生のときには感じることなく、中学生になって初めて経験するものばかり。
こういった理由が”遅れ”の原因となっているはずで、いわゆる「つまずき」と呼ばれています。
したがってこの原因に対して何らかの”対策”が必要になってきますが、実際に経験してみないと子供が分かるはずもなくどうしても「後手」に回ってしまうんですね。
中学生へ進級する前に、いくら「スピードが速くなるから」といっても理解しないアレです。
したがって子供に強要するものでもなく、じつは親のほうが予め対策を打っておかなければいけない問題というわけです。
勉強に遅れないように‥
ということでまず考えるのが”学習塾”ですが、それでも遅れてしまいますよね?
なぜかといえば学習塾は通信教育の”紙教材”と同じだから。
「現在の疑問を解消することを前提に作られたもの」
これが遅れが出てしまう大きな理由なんです。
過去に触れることもしますが、基本的に先に進むための指導をするはずです。
学習塾などの在り方はそれでいいのですが、私たちはどうやって「穴埋め」をするか考えるべき。
つまり、自宅学習で限られた時間の中で穴埋めをしていく。
そのためには効率の良い勉強方法で、確実に穴を埋めていくことを考えないといけません。
勉強の遅れには親御さんの協力が必要
中学生が勉強に遅れてしまうのを対策するには、まず子供任せではダメです。
先ほどもお話ししたように親の方が率先して考えておくべきで、ベストな対策をするためには中学校の勉強スピードなどを経験した親の出番というわけです。
1つハッキリとお話ししておきます。
学習塾で出される宿題だけを自宅学習でやっていても、勉強に遅れる一方です。
なぜなら”現時点で必要なこと”をやっているにすぎないため。
つまり過去を振り返って”勉強の遅れ”を取り戻すためには、学習塾だけに頼らず「なにか別の勉強方法」を模索する必要があるということ。
それをうまく自宅学習に取り入れることによって、過去の遅れを取り戻しながら現在の範囲を同時に勉強していくことができるようになります。
ぜひ私がお話ししてきたような方法を取り入れて、現在だけではなく「過去の遅れ」も取り戻す自宅学習を確立させてみてください。
中学生が勉強の遅れを取り戻す方法まとめ
中学生が勉強の遅れを取り戻す方法についてお話ししてきました。
もう一度全体をまとめておきます。
この方法が全てでもありませんが、私がもっともおすすめな3つということで参考までに。
いずれにしても勉強の遅れを取り戻すためには”何らかの費用”はかかりますし、そのための時間も当然ながら必要になってきます。
私がおすすめする勉強方法は「自宅学習」で取り組めるものです。
ぜひ参考になさって、しっかりと遅れを取り戻して高校受験合格を目指してみてください。
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