こんにちは、TSUTOMUです。
中学生の通信教育とひと口にいっても、その種類はさまざまです。
ここでは通信教育について3つの種類と、場面に合った7つの活用法をお伝えします。
通信教育といっても「何」を目的にするか?で考える教材も違ってきます。基本教科なのか英会話なのか、または専門知識なのか?さらに使う場面を考えることでピッタリの教材が見えてきます。
中学生の通信教育における3つの種類
中学生に通信教育を考えるときには、大きく分けて次の3つの種類があります。
- 基本教科(5教科)
- 英会話
- その他(専門的な知識)
それぞれの通信教育について、どんな役割があるのかを見ていきます。
1⃣基本教科(5教科)
学校で習う5教科を基本とした勉強ができる通信教育で、使用される媒体には「紙」「インターネット」の2種類があります。
少し前までは「紙」を使った媒体が主流でしたが、
今は時代も変わり「インターネット」を使った媒体のほうが主流となっています。
「インターネット」を使った媒体はおもに「ネット塾」「web塾」などと呼ばれ、インターネットの特性を活かした大量の情報によって勉強することができます。
とくに「映像」で視覚的に捉えることによって理解も深まり、3次元的な動きがあることで「紙」媒体では伝えきれない奥行きなどを感覚的につかむことが容易になるなどのメリットがあります。
今の時代にも「紙」媒体の通信教育は存在しますが、映像によって過去の授業を見ることが出来たりと圧倒的な情報量の多さから「インターネット」媒体の教材を選ぶ家庭も多くなっています。
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2⃣英会話
いわゆる「オンライン英会話」と呼ばれるもので、全国どこにいても講師と英会話で話すことのできる通信教育です。
基本的に講師の声を聞くことができれば、画面の小さいスマホで十分に対応できます。
以前の英会話といえば「駅前留学」という言葉があるように、
本格的な勉強をするには英会話スクールに通う必要があり、英語の勉強はできても英会話はなかなか‥という環境でした。
その問題もオンライン英会話が発達したことにより解消され、以前と比べはるかに時間効率も良くなっています。
以前のオンライン英会話では講師がネイティブで日本語が伝わらないといったこともありましたが、今では「日本語での質問が理解してもらえる」といった企業も多くなってきています。
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3⃣その他(専門的な知識)
参考:文部科学省HP「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」
プログラミングを代表とする専門的な通信教育で、学校の必須科目ではない範囲の勉強に役立ちます。
こうした勉強は中学校を卒業して専門学校に通うというプロセスが必要でしたが、今の時代は中学生でも学校の勉強と併用して通信教育で知識を学ぶといった動きも多くなっています。
さらに国全体の動向から「大企業は安泰」といった考え方も減少してきており、専門的な知識を中学生のうちから学ばせようという家庭も増えています。
とくに今後は増々インターネット社会となることが予想され、プログラムエンジニアなどコンピューター関係の専門知識を学ぼうとする動きも盛んになってきています。
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いかがでしたか?
今後の学習指導要領の方向性はますますグローバル化へ向けて改訂されていくと思われます。つまりさらに多く情報を吸収する必要があります。通信教育の膨大な情報量とスピードは中学生にとって時代に見合った勉強方法といえます。うまく活用すれば時間効率を大幅にアップできる勉強方法となります。
場面で考える通信教育7つの活用法
では場面に合った通信教育として、7つの活用方法についてお伝えします。
想像とは違った結果も考えられますので、ぜひチェックしてみてください。
場面①塾や家庭教師の代わりに通信教育で勉強をさせたい
通信教育を考える家庭の最大の理由はいったい何でしょうか?
↓ ↓ ↓
いちばんの理由は「自宅で手軽に」がもっとも多いのではないでしょうか。
自宅で勉強ができることによって通う必要もなく、タブレットなどで手軽に取り組めることで時間効率が大幅にアップします。さらに塾や家庭教師と比べて費用面が大幅に削減できるといった、経済的な悩みも解決されることも理由のひとつです。
しかし気になるのが「本当に勉強になるものか?」という本質の部分です。
時間効率に優れている・経済的であるといったところで、肝心な学力の向上につなげることができければ話になりません。
そこで注目したいのが「e-ラーニング」というシステムです。
この「e-ラーニング」は紙媒体の通信教育では不可能な映像授業や自覚的な動きによって、子供の学力向上へ大きな効果をもたらします。
さらに相互学習機能によって勉強の成果を塾側と共有することができるため、子供の弱みなどをすべて把握し問題解決へ向けて進めることができます。
紙媒体より「ネット」媒体、より質が高くわかりやすい映像授業を探るなど、「e-ラーニング」を追求することによって塾や家庭教師と同等かまたはそれ以上の効果を得ることができます。
場面②発達障害などで塾に通うことができない
発達障害などで塾に通えない、送迎をすることができない、対人関係が苦手といった理由で通信教育を考える家庭も少なくありません。
また塾や家庭教師に受け入れてもらえない、放課後等デイサービスでは勉強にならない、といった悩みをお持ちではないでしょうか。
通信教育のいちばんのメリットとして「通う必要がない」が挙げられますが、そういった悩みをお持ちの家庭こそメリットを最大に活かすことができます。
「紙」のほうが落ち着ける場合や「ネット」のほうが珍しがって集中できるなど、実際に取り組んでみて初めて分かります。
「紙」「ネット」いずれにしても難しすぎないことが大切で、楽しさも感じられることで子供の興味を惹くことに注目するべきです。少しずつ通信教育に慣れていくことで、勉強そのものを楽しいと感じてくれる教材選びにポイントを置きます。
場面③不登校で学校に行くことができない
子供が不登校になった理由は何ですか?
障害などがあることによっていじめられたり、対人関係で嫌なことがあって行けなくなったりと様々な理由があると思います。
とくに対人でトラブルがあった場合の不登校であれば、PTSD・うつ病などを併発している恐れがあるため親が改善へ向けしっかりと対応することが大切です。
放っておくと引きずったまま成長することで、後々さらに問題が大きくなっていきます。
不登校になる理由が対人関係であれば知能指数は高くても勉強に取り組めない、という場合もよくあります。またPTSDなどを併発していれば誰ともなく人と会うこと自体ができず、勉強に取り組みたくても教えてもらえる場所がないという本心を持つ子供もいます。
偏差値を考えることよりも、まず学校で受けるべき授業を自宅で受けさせることが重要です。
それを実現するためには、子供が自分のことを「考えてくれている」と思える温もりのある授業のある通信教育を選ぶべきです。
場面④新・学習指導要領への改訂に伴い英会話を勉強させたい
新しい学習指導要領では中学生の範囲が小学生へ引き下げられ、中学生ではさらに英会話など実践的な教育が求められます。
英語自体の底上げもありますが、とくにグローバルに会話のできるコミュニケーション能力を高めることが必要とされます。英会話の能力を高めようと思えば塾や家庭教師では不足で、英会話専門のスクールなどによって習得する必要があります。
しかし塾に通っていれば時間効率が求められるため、空き時間を使った勉強に対応するにはオンライン英会話が効果的な勉強方法になります。
ひと口にオンライン英会話といってもネイティブ講師に日本語が伝わらず質問をすることもできない、ということも多くあるのが現状です。
まず優先すべきが日本語が伝わること、さらに底上げで難易度の高まった英語自体に対応できることです。そのためにはしっかりとしたテキストが用意されているオンライン英会話を考える必要があります。
場面⑤英検を取得するために勉強させたい
最近ではTOEICを取得する中学生も増えていますが、学校の勉強とリンクすることで有効なのは英検です。
中学生のうちに3級を目標に掲げる家庭も多く、将来的に英会話が必要な職業を考慮して2級まで取得させる家庭もあります。
英検の勉強にもっとも多く使われるのがスタディギアですが、一次筆記の勉強はできても二次面接には物足りないという声が多いものです。
そのためスタディギアとオンライン英会話の併用で試験に挑む家庭も多く、英検対策では基本的なスタイルとなりつつあるのが現状です。
通信教育の中には一次筆記・二次面接両方に対策のできる教材もあり、手間が省ける・経済的といった評価も高くなっています。
英検のスタディギアとオンライン英会話の併用、またはすべてに対応できる教材のどちらかでの勉強となります。
場面⑥もういちど授業を受けてつまずきを解消させたい
勉強でのつまずきを解消するには参考書や問題集を与えても難しく、基本をもう一度しっかりと聞いてみると以外に簡単に解消できたりするものです。
親があれこれと言った所で子供の耳には入っておらず、こんなに説明しているのにやる気がない!などという経験はありませんか?
ベストな解決策は授業を受けることですが塾や家庭教師では、まず過去の授業を受けることは不可能です。
アドバイスがあったとしても理解できる子供は少なく、一度ムリだったという記憶があると最初から再び順を追った説明がないと理解できません。
つまずきを解消するためには、質の良い映像授業のある通信教育を選ぶことが問題解決につながります。
場面⑦高校受験2次面接の勉強をさせたい
高校受験では筆記試験ばかりに目が行きがちですが、じつは二次試験の面接で引っかかる子供も少なくありません。
普段から新聞などの媒体で社会情勢を身に染みて理解していなければ、いくら即興で新聞を読み始めたところでボロが出てしまうものです。
それに対応するためには、まず新聞を読むことです。
ありきたりな考え方に思えますが、リアルな社会情勢を知るためにはまず何よりも新聞を読む・インターネットで知るなど、毎日の積み重ねが必要となります。
毎日の生活の中で新聞などを読む習慣を身につけることが難しいようであれば、5教科の勉強以外にも「社会情報」をが同時に身につく教材を選ぶべきです。
社会情勢というのは一時の勉強によって急に身につけることは難しいので、毎日の生活の一部として「当たり前」のことと認識するのが大切になってきます。
闇雲に通信教育といってもひと口では片づけられないものです。教材ごとの特性などをしっかりと見極めることで利用する部面が見えてきます。そのときに起こっている悩みに対して、的確な通信教育を考えることが大切です。
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