こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「高校受験へむけ今の状況にピッタリの通信教育を知りたい」という疑問に応えます。
通信教育といっても種類はさまざま、ここでは5教科の通信教育にスポットを当てます。
さらに現在おかれている場面、通信教育を利用する目的も異なるかと。
- 公立高校受験‥教科書範囲をしっかり勉強させたい
- 私立高校受験‥独自の応用問題への対策もさせたい
- 発達障害におすすめ‥学力に合った勉強をさせたい
元塾講師の経験をもとに、こうした「場面・目的」にぴったりの通信教育をランキング形式で抽出します。
まずは現在の場面および将来の目的を定めたうえで、通信教育を選んでみてください。
高校受験にむけた「場面・目的」で考える5教科通信教育ランキング
高校受験にむけた通信教育を選ぶときの最重要ポイントが「スタイルの選択」です。私の場合は通信教育スタイルから特性を探り、そのうえで場面・目的にぴったりのスタイル・教材を抽出していきます。
公立高校受験におすすめ通信教育ランキング3選
おすすめスタイル | 紙教材、デジタル教材、オンライン塾 | ||||
基礎学習 | ◎ | 応用学習 | △ | 対応偏差値 | MAX60あたり |
選んだ理由 | 紙教材・デジタル教材は公立高校受験で出題される「基礎範囲」に内容がマッチするため相性が良く、基礎学習においては全単元を網羅できる。オンライン塾も同じように基礎の網羅としておすすめ。いずれも偏差値関係なく公立高校全般の受験対策に最適。 |
公立高校受験におすすめの紙教材
「通信教育ポピー」
国内でもっとも完璧といえる教科書準拠で、高校受験の基礎学習がしっかりとできる通信教育です。
私も実際に子供の家庭学習として利用していますが、ベースとなる基礎教材は見開き2ページをやればOKという簡単さ。確実に要点が抑えられているので、必要十分な勉強ができるため極めておすすめです。
また基礎教材以外に別冊教材も豊富で、とくに定期テスト対策などはポピーが教科書準拠のためほぼ内容一致。ここまで一致させていいのかと感じるほど内容ぴったりで、想像以上に効果てきめんのテスト対策ができるのも中学ポピーの大きな特徴です。
高校受験対策についても、基本教材にしっかり記載あり。けっこうなボリュームがあるので高校受験にむけた勉強にも適しており、基礎範囲は必要十分にとり組める紙教材。
高校受験の基礎学習をはじめ、毎日の家庭学習としても超おすすめの通信教育と私は思います。
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体験レビュー:中学生の通信教育ポピーの詳しい口コミと5つの評判を探る
公立高校受験におすすめのデジタル教材
「通信教育すらら」
無学年方式・AIシステム搭載・映像授業・ドリル・テストなど、すべて揃ったデジタル教材です。
文部科学大臣賞の受賞歴もさることながら、とにかく盛りだくさんの機能満載で効率に優れるデジタル教材。中学1年生から利用するのもおすすめですが、高校受験まで時間の少ない中学2~3年生から使い始めるのも効率に優れるため極めて適した選択となります。
とくに映像授業のクオリティが高く、一見するとアニメーション授業で子供っぽさを感じますが、実際に取り組んでみると全く違いハイレベルな基礎学習まで完全網羅。
さらに単元をより細分化して1つずつ丁寧に解説してくれるので、もはや誰でもわかるでしょうといった理解しやすい授業構成。この授業で理解できなければ、きっとほかの通信教育でもムリです。
またドリル・テスト機能についても極めて優秀で、AIシステム搭載によりつまずき原因が瞬時に分かったり、間違った問題に対して内容変更してやや優しい問題が再出題されるなど。一般的に問題と答えのみという通信教育が多いなか、すららは答えを見るだけのドリルではないので本当の意味において効果的な高校受験対策を期待できる通信教育です。
無学年方式なので小学生全ての範囲から総復習でき、ぜんぶ映像授業により基礎理解が可能。
これ1つあれば高校受験の基礎対策はもとより、必要十分な家庭学習ができるためコスパにも優れるデジタル教材であると私は強く感じます。
体験レビュー:中学生の「通信教育すらら」を6ヶ月体験した元塾講師のリアル口コミ
公立高校受験におすすめのオンライン塾
「東進オンライン学校」
学習塾がそのまま通信教育になったようなオンライン塾で、特殊なスタイルの授業が特徴です。
東進ハイスクールといえば極めて有名な予備校ですが、在籍する講師陣によるわかりやすく特殊な映像授業により高校受験の基礎をしっかりと学習できます。
オンラインによる直接指導はありませんが、映像授業だけでも極めて理解につながりやすく効果的。
英語授業などは講師2人の掛け合いによる特殊スタイルとなっていることで、テンポよく飽きることなく楽しいまま授業が終わっていくといった工夫が凝らされています。
映像授業以外にも、確認問題や月1回行われる月例テストなども充実。
また映像授業後にはAIシステムによる最適な練習問題が出題されるので、授業内容が頭に残っているうちに復習でき高い学習効果が期待できる要素も盛りだくさん。
公立高校受験の基礎学習として、かなり適した内容でおすすめの通信教育です。
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体験レビュー:東進オンライン学校の口コミレビュー
公立高校受験におすすめ通信教育の比較表
公立高校受験におすすめの通信教育3選を、わかりやすく比較できるよう一覧表にまとめます。各通信教育クリックで先ほどの解説へジャンプします。
通信教育名 | スタイル | おもな特徴 |
ポピー | 紙教材 | 見開き2ページに取り組むことで高校受験の基礎対策が期待できる。 |
すらら | デジタル教材 | 無学年方式により小学生範囲から総復習できる。AIシステムによる豊富な機能満載。 |
東進オンライン | オンライン塾 | 特殊な授業スタイルで理解につなげやすく受験対策に必要な機能は全て搭載。 |
私立高校受験におすすめ通信教育ランキング3選
おすすめスタイル | オンライン家庭教師 | ||||
基礎学習 | △ | 応用学習 | ◎ | 対応偏差値 | 上限なし |
選んだ理由 | 私立高校受験において出題される「独自の応用問題対策」としてオンライン家庭教師は最適。応用対策以外にも優秀な講師陣により徹底した疑問解消も期待できる。 |
私立高校受験におすすめのオンライン家庭教師①
「オンライン家庭教師 e-Live」
日本国内にあるオンライン家庭教師のなかでも、極めて優秀な講師陣がいることで超おすすめです。
実際に講師一覧をみると良くわかりますが、国内でも一流大学在籍または出身講師が多く揃っているのが大きな特徴。日本トップクラスの大学名がズラッと並んでおり、しかも医学部をはじめとするレベルの高い学部在籍の講師陣など、超優秀な人材ばかり揃っているオンライン家庭教師です。
このように超優秀な講師陣が揃っている背景としては「紹介制度」が大きく関係しており、教え子を中心とした内情のわかっている人材を講師陣に集めているため。ほかのオンライン家庭教師と比較しても、飛び抜けて講師の優秀さを実感できるかと思います。
優秀な講師陣ということは私立高校出身者なども多く、難関私立高校の出題傾向をはじめ、解き方のコツなども得られる可能性大。したがって私立高校受験にむけた効果的な通信教育を選ぶなら、まず間違いなくおすすめと自信をもっていえる通信教育です。
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私立高校受験におすすめのオンライン家庭教師②
「学研オンライン家庭教師」
学研のオンライン家庭教師は不登校に強く、とくに引きこもりの中学生におすすめのスタイルです。
講師陣の優秀さもさることながら、不登校対策に強い家庭教師として有名。もともと訪問型の家庭教師を展開していたこともあって、不登校をはじめ中学生の教え方にはかなり定評のあるオンライン家庭教師です。
また学研教室などで集めた私立高校の情報も豊富で、志望校にぴったりの疑問解消にも強いのが特徴。
過去の実績も極めて豊富で私立高校合格者もこれまでに多く輩出しており、大手教育会社として知名度もアリ安心感もバツグン。私立高校受験にむけ、まず選んで失敗のない通信教育になります。
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私立高校受験におすすめのオンライン家庭教師③
「オンライン家庭教師 メガスタ」
かなり中学生の受講者も多く、私立中学へ通っている場合にもおすすめのオンライン家庭教師です。
有名メディアからの取材も多いオンライン家庭教師で、教育に関する学校外学習として一目置かれている存在。経済産業省のホームページでも紹介されるなど、極めて優秀でおすすめの通信教育になります。
とくにメリットといえるのが優秀な講師陣だけではなく、24時間密着したサポート体制など。
この取り組みは「いつでも質問サービス」と呼ばれ、スマートフォンで質問したい画像を送ることで、講師から動画解説が返ってくるというシステム。指導のない日でもこうした取り組みにより、安心して私立高校受験の対策ができるのもおすすめ理由の1つです。
オンライン指導は手元カメラも用意する必要がありますが、それだけに理解へつなげやすい解説が期待できるスタイル。画面内共有と違って、ムダな時間を使って書き込む(情報共有)する必要がなく、かなり効率よくオンライン指導を受けることができます。
私立高校受験へむけた対策として、極めておすすめの通信教育です。
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私立高校受験におすすめ通信教育の比較表
私立高校受験におすすめの通信教育3選を、わかりやすく比較できるよう一覧表にまとめます。各通信教育クリックで先ほどの解説へジャンプします。
通信教育名 | スタイル | おもな特徴 |
e-Live | オンライン家庭教師 | 超優秀な「紹介制」による講師陣による難関私立高校の受験対策もばっちり。極めて高い学習効果が期待できる。 |
学研 | オンライン家庭教師 | 不登校にもおすすめの特殊研修を受けた講師陣。データ収集力が高く私立高校受験(志望校)に最適な対策が期待できる。 |
メガスタ | オンライン家庭教師 | 経済産業省のお墨付きという極めて珍しいオンライン家庭教師。志望校にむけた効果的な指導力が期待できる。 |
発達障害の高校受験対策におすすめ通信教育ランキング3選
おすすめスタイル | デジタル教材(無学年方式)、オンライン家庭教師 | ||||
基礎学習 | ◎ | 応用学習 | ◎ | 対応偏差値 | 上限なし |
選んだ理由 | 無学年方式のデジタル教材は学力関係なくとり組めるため極めてぴったり。疑問解消・難関校対策としてオンライン家庭教師もかなり有意義なスタイル。 |
発達障害の高校受験におすすめのデジタル教材①
「通信教育すらら」
無学年方式のため学力低下の見られる場合でも、極めてぴったりの家庭学習を実現できます。
いまは学力が追い付かないけど、ぜったいに高校受験に受かりたいという場合におすすめの通信教育。小学生範囲から自由にとり組める無学年方式のため、学力に沿ったぴったりの受験勉強が期待できるデジタル教材です。
とくにこのデジタル教材すららは、発達障害支援の専門家による監修というのが大きな特徴。
映像授業にも「楽しさ」がしっかりと盛り込まれていたり、授業解説だけではなく背中を押してくれるような”声掛け”により、モチベーションアップ(継続性アップ)につなげやすい工夫が隠されています。
デジタル教材なので自分のペースでどんどん先に進めることも出来るので、いつか高校受験に合格するという目標も達成しやすい通信教育。高校受験の基礎学習対策はもとより、わりとハイレベルな範囲まで取り組めるため難関公立校にも十分通用する知識の習得が期待できるデジタル教材です。
参考:中学生の「通信教育すらら」を6ヶ月体験した元塾講師のリアル口コミ
発達障害の高校受験におすすめのデジタル教材②
「通信教育スタディサプリ」
神授業で有名な講師による、逆算され尽くしたわかりやすい授業解説が特徴の通信教育です。
準無学年方式が採用された通信教育で、小学4年生範囲から取り組め学力低下の見られる場合でも広いカバー力が特徴。家庭学習に必要な10,000問以上の演習問題をはじめ、テスト機能などもすべて揃っているため高校受験対策も大きく期待できる通信教育です。
映像授業はやや長めなので発達障害があると集中力が気になりますが、極めてわかりやすく理解につなげやすい授業解説なので、一度この授業に慣れてしまうと逆に集中力アップへつながると私は思います。
デジタル教材なので私立高校対策のような応用範囲までは取り組めませんが、基礎学習としては神授業の講師陣などもあるため極めて最適な内容。
さらに自由作成のできるテスト機能なども搭載されているので、高校受験に向けて徹底した基礎学習が期待できる通信教育になります。
発達障害の高校受験におすすめのオンライン家庭教師
「オンライン家庭教師 Netty」
国内でもトップクラスに発達障害を理解し、最適な対応が期待できるオンライン家庭教師です。
このオンライン家庭教師を運営しているのが家庭教師のノーバスという会社で、ウェブサイトを見ると一目瞭然ですが発達障害に対してかなり力を入れて対策をしていることで有名です。
したがって発達障害を良く理解した上で、わからない疑問点をより解消しやすいのが特徴。マンツーマン指導なので効率もよく、家庭学習をはじめ高校受験対策として極めておすすめのオンライン家庭教師になります。
一般的なオンライン家庭教師はインフラ整備が難しく、発達障害に対する最適化が行われていない会社が多いもの。その中で国内でもトップレベルに発達障害への対応力をもち、最適な指導が期待できるのがこのオンライン家庭教師Nettyです。
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参考:発達障害の中学生「家庭教師ノーバス」を選んで損しない7つの理由
(外部サイト:ネッティの運営母体はノーバスです)
発達障害の高校受験におすすめ通信教育の比較表
発達障害の高校受験におすすめ通信教育3選を、わかりやすく比較できるよう一覧表にまとめます。各通信教育クリックで解説へジャンプします。
通信教育名 | スタイル | おもな特徴 |
すらら | デジタル教材 | 無学年方式により学力に沿った基礎学習ができる。AIシステム搭載による効率的でわかりやすい映像授業も完備。 |
スタディサプリ | デジタル教材 | 神授業による理解につなげやすい授業スタイル。演習問題10,000問以上という高校受験に適した構成。 |
Netty | オンライン家庭教師 | 発達障害を良く理解して対応してくれる数少ないオンライン家庭教師。優しい指導および効果的な受験対策が期待できる。 |
高校受験にむけた通信教育の選び方
通信教育には「スタイル」があり、それぞれの特性・マッチングはつぎの通りです。
スタイル | 基礎 | 応用 | 偏差値 | 特徴 |
紙教材 | ◎ | △ | ~60 | 毎月の家庭学習を安定させやすい。やるべき範囲がわかりやすく教科書準拠で取り組める。 |
デジタル教材 | ◎ | △ | ~60 | AIシステム搭載などにより効率の良い家庭学習になる。とり組む範囲を自分で決めるため勉強グセがないとやや使いづらい。 |
オンライン塾 | ◎ | △ | ~60 | 学習塾の内容がそのままオンラインとなったスタイル。家庭学習に必要な機能はすべて揃っている。 |
オンライン家庭教師 | △ | ◎ | 上限なし | 基礎範囲以外の応用対策として極めて有効。マンツーマン指導のため疑問解消がしやすくベストな難関校対策が期待できる。 |
通信教育を広くみると、おもに「基礎範囲」「応用範囲」いずれかの対応に特化することがわかります。
紙教材・デジタル教材・オンライン塾などは映像授業やドリル機能などにより、基礎学習には極めて効果的ですが、応用範囲への対応についてはその特性上あまり得意ではありません。
その対角として存在する通信教育スタイルがオンライン家庭教師で、基礎範囲はすでに習得していることを前提として、応用範囲の疑問解消に特化した内容。したがって私立高校受験など徹底した応用対策、また疑問点解消として極めておすすめの通信教育スタイルになります。
毎日の家庭学習・公立高校受験には、紙教材・デジタル教材・オンライン塾の選択がおすすめ。
私立高校受験・基礎範囲外の疑問解消には、オンライン家庭教師の選択がおすすめです。
また基礎&応用対策として、複合的に通信教育を選ぶのも良い手段。基礎範囲の学習には紙教材・デジタル教材などを活用して、応用範囲にはオンライン家庭教師といった選び方も極めて効果的です。
まとめ
今回は「高校受験にむけおすすめの通信教育が知りたい」という疑問に対して、決して闇雲に選ぶのではなく場面・目標に沿って最適な通信教育をランキング形式でピックアップしました。
高校受験にむけ通信教育を選ぶとき、もっとも重要なポイントが「スタイルを合わせる」ということ。
通信教育のスタイルによって「基礎学習範囲」「応用範囲」いずれの受験勉強に取り組めるかは異なるため、公立高校受験・私立高校受験など目標によって選ぶ通信教育スタイルは根本的に異なります。
したがって通信教育ランキングといって、闇雲に羅列している情報は極めてお粗末。
しっかりと通信教育のスタイル・特性を見極めたうえ、場面や目標に沿った通信教育を選ぶことで初めて最適でピッタリの教材選びにつながります。
高校受験にむけたおすすめ通信教育として、ぜひ今回のランキングをお役立てください。