中学生になると時間が過ぎるスピードも早くなって‥
「授業についていけない」
と感じることも少なくありません。
授業についていけないというのは致命的で、成績に直結してくる大きな原因となりますので早めに対処しておくことが大切です。
そこで学校の授業スピードが速くてついていけないときの3つの理由と、家庭学習でカバーするための勉強方法についてお伝えしていきます。
中学生が授業についていけない3つの理由
中学校の授業は早い!というのはよく耳にする言葉だと思いますが、とくに小学校から進級したての中学1年でそう感じることが多いはずです。
もちろん授業スピードが速いというのも大きな理由としてありますが、ついていけなくなる理由にはこんなことも原因となっています。
- 黒板を消されるのが早くて、ノートに書き写すのがついていけない。
- ノートを書くのに必死で、その間に説明される内容についていけない。
- 先生による説明のバラつきによって、抑えるポイントの違いについていけない。
授業スピードが速いだけではなく、こういった理由が二次的な要因となることによってトータルで後れを取ってしまうことになります。
つまり授業についていけないのは、様々な理由が絡んでいるということです。
この問題を解決するためにはどうすればいいか?
いちばん大切になるポイントというのが「ノートのまとめ方」です。
この3つの理由を見ると「ノート」が大きな原因となっていることが分かります。従ってまずはノートのまとめ方を身につけて、素早く要点だけを取り出すということが大切になってくるというわけです。
例えば子供のノートを見るとこんなことがありませんか?
- 「黒板に書かれた通りにまとめようとしている」
- 「キレイにまとめようとして、余計な色や装飾などに気が行っている」
これは一度チェックしてみてください。
本人は以外と気づかない部分なので、もう一度「ノートに書く」ということの意味を認識させることが必要です。なかなか自分では気が付かないので、客観的な目で判断して伝えることが大切です。
私自身も学生のころに経験しましたが、こんな決まりがありました。
そんな勘違いしやすいのが「ノート提出」というやつです。
つまり黒板通りに書き写さないといけない!と思ってしまうことで、肝心な要点を頭に入れることが抜けてしまう状態です。
私も初めは「黒板通りに書き写すもの」と考えていたためノートの使い方を誤っていたこともありましたが、いくら正しく書き写しても頭に入ってこないのと「誰のため?」と思ったことから自分で本来の使い方へ直すことができました。
今ではこの「ノート提出」を行っている学校は色々な問題があったことで少なくなったと思いますが、もしそれを実行しているのであれば一度確認してみてください。
この「ノート提出」というのは学校の説明の仕方にもよりますが、子供が勘違いをしてしまいやすく間違ったノートの使い方をする原因となります。
従って授業についていけないという中学生はまず
「ノートのまとめ方」がウマくできているかどうか?
これを確認してみることが大事なポイントになってきます。
ノートのまとめ方がウマく出来てなおかつ書くスピードも早くなれば、おのずと先生の説明に集中することが出来るようになって授業についていくことが出来るようになっていきます。
また小学校と大きく異なるのが「教科による先生の違い」で、それぞれで説明の仕方も違えば要点の伝え方も変わります。
この先生の違いについても慣れておく必要があるといえます。
授業についていけない中学生へおすすめの家庭学習方法
しかしそうは言ってみても、すぐには改善できないのではないでしょうか?
- 学校の授業についていけないまま、すでに中学2年生になってしまった‥
- ノートの取り方を覚えるまでに時間が掛かる‥
- 先生によって説明の仕方がいろいろで理解できないときがある‥
などの理由があることと思います。
学習塾などに通って勉強をするというのは、このような理由によって学校の授業についていけていないからなんですね。学校の授業ですべてが完璧になっていれば、とうぜん学習塾にも通う必要がないということです。
だったら学習塾に通えばこの問題が解決するか?というのは少し違います。
学習塾で教えてもらえるのは確かに理解不足をカバーするというのもありますが、基本的には次のステップへ体制を整えておくための予習なんですね。
つまり学校の授業についていけている、ということが前提にある上で不足分をカバーしたり次の範囲を予習していくというわけです。
従って学校の不足分は「家庭学習でカバーする」ということが大切です。
学習塾でも集団スタイルではムリですが、個別指導や家庭教師といったマンツーマン指導であれば授業の不足分をカバーすることはまだ可能です。
しかし週に何度そのチャンスがあるでしょうか?
さらにその間も学校の授業はどんどんと進んでいきますので、いつまでも遅れを取ったままになります。
だったらどんな家庭学習の方法がいいのか?
これは私がいちばん最適だと考えるのが「中学生の通信教育」での家庭学習です。
それも「映像授業付きの通信教材」です。
私も塾講師の経験から考えると、映像授業の便利さはピカイチです。
学習塾でも過去の授業を希望されたことがありますが、どうしてもそれだけは要望に応えることができないんですね。当然ですが不可能なんです。
最近の学習塾も講師が映像授業を作成して、通っている子供が自由に見れるようなシステムを取り入れるようになってきています。それだけ過去の授業というのは需要があるものなんです。
だったら中学生の通信教育を使って、過去の授業を見れたらいいと思うんですね。それも自宅で授業を見ることができるので、時間効率も大幅に良くなるというわけです。
「通信教材の映像授業」にはこんなメリットがあります。
- 通わなくていいので、時間と勉強効率が大幅にアップする。
- 伝え方が統一されているので、どの教科でも同じように理解できてバラツキがない。
- 自由にストップできるので、ノートの取り遅れや聞き逃しという概念がない。
- 同じ授業を何度でも見ることができる。
- 小学生の範囲までさかのぼって復習することができる。
など多くのメリットがあり、そもそも「ついていけない」という概念すら存在しないのが映像授業というわけです。私もおすすめの勉強方法です。
ただし中学生の通信教育の中には「映像授業」が使われていない教材もあるので、その辺についてはしっかりと確認しておく必要があります。
もし「映像授業付きの通信教材」に興味があれば、私が体験してまとめた記事がありますのでぜひ参考にしてみてください。
学校の授業についていけない中学生が、家庭学習によっていちばん役立つのは「授業を見ること」です。それもついていけないという概念がなければ、中学生の通信教育はこれ以上ない勉強方法になるはずです。
しっかりと学校の授業をカバーできる勉強スタイルですので、すぐにノートの取り遅れなどを改善できない場合には有効な方法となるのではないでしょうか。
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